アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

EASY ACTION

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「40年間法を執行していく中で、私が見てきた何千という犯罪者たちにはひとつの共通点があった。誰もが嘘つきだった」

By ジョン・エドガー・フーバー(元FBI長官)


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 WRC第三戦、ペター・ソルベルグ新井敏弘がトップを独走中である、残るはあと1日、いちインプ乗りとして、両者ともこのまんまトラブル無しでブッチぎって欲しいモンである。特に昨年はギャグマンガ家すら考えつかないような奇妙奇天烈なリタイヤを連発したソルベルグには是非ともこのまんま年末までブッチぎって、最後は十勝で優勝&ドライバーズタイトル&マニファクチュアラーチャンピオンを決めて欲しいモンである。


 残念なのが、同じFIAのトップカテゴリーのレースなのに、何故F1とWRCはこうも扱いが違うのかが不明である。「佐藤琢磨」「ミハエル・シューマッハ」って言うとF1を知らない人でも「レーサーでしょ、名前だけは聞いたことある」という答えが返ってくるのだが、これが「新井敏弘」「ペター・ソルベルグ」になると「(゚Д゚)ハァ、誰それ?」になってしまう。


 ひどいのになってくると「ラリーって何?」ときたモンである。スバルファン、ラリーファンとしては堪ったモンではない(涙)マスコミなんかでも、一度も表彰台に乗ったことの無い佐藤琢磨が連日特集が組まれるのに対して、昨年PCWRC世界チャンピオンになった新井敏弘はベタ記事扱いで、テレビなんかでは一度も見たことが無い。スズキのモンスター田嶋ごと田嶋伸博スズキスポーツ社長は「日本にはラリーを育てる土壌が殆どと言って良いほど無い」と言っていたが、全くもってその通りである。


 話は変わって、今度は野球。WBCワールド・ベースボール・クラシック)である。各国のスーパースターが集まり、国ごとの世界一決定戦を決めるというエキサイティングな大会・・・・になるはずなのだが、盛り上がっているのはマスコミだけで、選手の方は盛り上がってないように見られる。第一開催国のアメリカ自身本当の意味でのベストメンバーでないのだから、そりゃ盛り上がらんに決まっている。日本はメジャーリーガーを除けばほぼベストに近いのだが、どーも「WBCでカッコ良く決めて、メジャー球団にアピールしよう」というような選手が居るように見受けるのはワタクシだけであろうか。


 まぁアメリカにしてみれば、メジャーリーグでもう既に世界中のトップ選手が集まってプレーしているのだから、事実上それが世界一決定戦みたいなモンであろう。松井秀や井口なんかもそうだが、優勝が狙えるチームの主力選手はこぞって出場を辞退している。まだ1回目という事もあるのであろうが、やはりMLBWBCという図式が抜けきってないようである。


 これでまぁ、もしアメリカがボロ負けするような事があれば、その時はその時で次回以降アメリカも"野球版ドリーム・チーム"を結成してきて、第2回以降は盛り上がって来るのであろうが、下馬評通りアメリカの圧倒的勝利で終わったら、その時はWBCは今回限りになってしまうか、あったとしても片手間のメジャーリーガー対メジャーアピール組の対決というつまらない物になりそうな予感がするのである。


 時の流れは速いものである。野茂フィーバーに沸いていたのがついこの前だったような気がする。ワタクシも年を取ってきたという事なのであろうか(笑)昔は大物小物に限らず、1人メジャーに行く度に大々的に特集されていたが、今ではベタ記事扱いの選手も出て来るぐらいである。メジャーに挑戦する度に付けられていた「日本人○○人目のメジャーリーガー」という肩書きも消えて、メジャーから帰ってくる選手も珍しくなくなって。「あぁ、野茂は本当に日本プロ野球の歴史を変えてしまった男なんだなぁ」と改めて野茂への尊敬の意を再認識する今日この頃であった。