アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

MANIFEST

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「才能の世界に、芸大卒なんかクソの役にもたちまへんがな。とにかくワシはアシスタント達を見てて、これから漫画家を目指す人は最低四つのことを心がけて欲しいと思うた。一つは、基本的には師匠につかんこと。才能は独学でしか開発されんもんや。二つ目は、絵の先生になるんやなかったら、学歴なんかいらんいうこっちゃ。ほんまの超一流を目指すんなら、学校ほど無駄なとこないで。三つ目は、あくまで自分や自分の身の周りの人間関係やゼニの流れなんかを、よーく観察すること。そして一等大事なのは、働いて家へ戻ったら、毎日二時間でもコツコツ描き続けることや。温室育ちはあきまへんで」

By 青木雄二


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 慣らし運転をすること約数十キロ、ようやくテンパりも収まりが付いたので今回は従来通り文章主体で行くとしよう(笑)いきなり愚痴で大変スマンのであるが、ハッキリ言ってGDBブレーキ系統の純正部品は高い(-_-;)以前「バランスを崩したくない→現状維持路線」から純正再使用を断念した最大の理由が「純正部品の価格の高さ」である。コレがコストパフォーマンスにあった商品だったらブレーキパッドやオイルを換える感覚で、スミンボを「焦げる→交換→焦げる→また交換」でも良いのだが、ローターも含めディーラーで見積もりを取ってもらった&今回「プロジェクト・B」にて使用した【BiotブレンボF50キャリパーキット】と比べると、コレがまた目ン球飛び出そうな数字が出てきたのである。


 つまり、こーゆー事である:

キャリパー本体の価格:
・GDB純正スミンボ→約20諭吉
ブレンボF50キャリパー(本体のみ)→約17諭吉

もうこの時点で唖然としたモンである┐( ̄ヘ ̄)┌鋳造品が鍛造品より高いなんて聞いた事が無い。鋳造ホイールだって鍛造ホイールの5割前後である。同様にスミンボが10諭吉前後だったら考えないでも無かったが、20諭吉で再び真っ黒焦げじゃ堪ったモンじゃない。


更にローターに至っては:

ブレーキローター(フロント2枚分)の価格:
・GDB純正(PCDは114.3)→約9諭吉
・Biot2ピースGoutローター→約8諭吉

確かにスリットロータにも欠点がある事は否めないが、それでもデメリット(パッドの消耗が早い、被膜が出来にくい等)よりもメリット(放熱効果が高い、次回の交換が更に安くつく、パッドを上手く選択すれば被膜もほぼ無問題、最近のスリット入りは実績がある)の方が遥かに上回っているため、ある意味ギャンブルに近いモンがあったが、敢えて2ピースのスリット入りを選んだのである。


もっと凄いのがリアのローター:

ブレーキローター(リア2枚分)の価格:
・GDB純正(PCDは114.3)→約8.6諭吉
・Biot1ピーススリットローター→約4.4諭吉

こっちは今日初めて知ったのであるが、フロントローター以上に唖然としたモンである┐( -"-)┌まぁリアの場合、熱問題は無いに等しいの→他社ノーマル形状でもOKなのだが、何ちゅーかワタクシ的に美しさが欲しかったのである(笑)よくよく調べてみたら、表側はあまり減っていなくても裏側が1mm減っていたのでどっちみち交換だったのであるが、スミンボ以上に純正は勘弁である(苦笑)


更にはパッドまでコレである:

ブレーキパッド(前後セット)の価格:
・STi製純正パッド→約6諭吉
・プロジェクトμ製→約4.8諭吉

因みにこのパッド、巷では「サーキット走行するんだったら、まずパッドを替えろ」と言われてしまうぐらいのシロモノだったりする。効かない、減りが早い、ダストが多い、フェードしやすい、とにかく良い話を聞いた事が無い。更に言ってしまえば、街乗りオンリーの人でも替えた方が良い位である。街乗り専用のダストが出なくて良く効く上に安いパッドは結構種類がある→言い換えれば、ソレぐらい純正がアテにならないという事でもある。


 とどのつまり「プロジェクト・B」とは「ブレーキ系統の総オーバーホール&問題点解決において、最もコストパフォーマンスに優れていて尚且つノーマルに近い状態を維持する」事が最大の目標で、実はブレーキの性能は殆ど気にしていなかったりする。マジで「ガッツリ止まるブレーキ」が欲しいんだったら、既述とは思うが18インチのホイールに【ENDLESS前後セット】か【APレーシング前後セット】を仕込むのが一番良いのである。何せプロのレーサーが実際に使っているシロモノである。コレなら走行会どころか耐久レースにだって出られるのである。


 が、ワタクシは今んトコ走行会レベルですら間々ならないヘタレなアマチュアなので(笑)ソコまでのスペックは要らない。てゆーか、オーバースペック過ぎて持て余す事必至である(;^_^A)というワケで、純正スミンボとほぼ同じ大きさ&値段も手頃な本場ブレンボF50キャリパーを選んだのである。実はロータも純正サイズにしたかったのであるが、ラインナップになかったのでφ340mmと相成ったわけである。実はこのF50キャリパー&φ340mmローターというのはGT−R(特にR33とR34)では昔から定番チューンの1つなのである。あの1.55トンのGT−Rですらφ355mmローターだと大き過ぎて後ろが足らなくなるため、純正(GT−Rではφ324mm、GDBだとφ326mmと実は殆ど同じ)+αのφ340mm〜φ345mmサイズのローターを使用するのであるとの事である。


 ソコで天才たるワタクシ(笑)は「GT−Rと同じ"FR的構造の4WD"であるGDBに流用できるのではないか?」と思いついたのである。φ340mmのローターが17インチのホイールに収まる事も、実はGT−R(特にR32、R33)で確認できていて、しかも社長のクルマがR34だという事もあって、ショップもGT−Rには詳しい。で、素人のワタクシでは分からない専門的な分野について問い合わせて、ホイールの計測やBiot本社に問い合わせた所「実行可能」との結論に至ったため、今回恐らくGDBでは知っている限りワタクシが初めてではないかと思われるこの「プロジェクト・B」を決行したのである。


 とは言え、問題が全く無かったワケではない。詳しくはみんカラの【キャリパー交換に関する諸問題及び注意点】や【ブレーキ放熱大作戦・Ver1.1】にもまとめたのであるが、コレはあくまで"第一段階の成功"である。「プロジェクト・B」はコレからが本番で、今後更にサーキット走行を含めた実走テストを重ねていく必要があるのである。軽く流した感想としては「理想+αの制動力ゲットォ〜〜〜ヾ(●⌒∇⌒●)ノ 」といった感じである(笑)ブレーキのマイルドな効きが、サスペンションのしなやかさとラジアルタイヤのグリップとの間で素晴らしいアンサンブルを・・・と言いたい所だが、疲れたので今日はココまで(爆)当分、このネタで引っ張って行く予定なので(核爆)詳しいインプレは後日という事で、今度こそ焦らしに焦らしをかけたい今日この頃であった。