ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「他人からプレッシャーをかけられた時よりも、自分で自分を駆り立てる時の方が、人は遥かに大きな事をやってのける」
By カルロス・ゴーン
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
コレにて「プロジェクト・R」ごと「"二代目・トリックマスター"継承の儀、及びその後」の正式発動である。無論、ワタクシは何の考えも無しに【日産・GT−R(以後R35)】を指名したワケではない。ワタクシ流にコストパフォーマンスを計算した結果、R35のソレは「一般的なソレからすると確かに高いが、このクラスのクルマとしてはコストパフォーマンスは格段に優れている」と判断したからである。まずは車体価格。各メディアじゃ「最低価格(スタンダードエディション)で777諭吉」ばかりがクローズアップされて、如何にも「高過ぎ!」って感じるかも知れないが、逆にこう考えてみよう。もし【先代モデル(BNR34)】でR35を作ろうと思ったら:
計算するまでもなく(笑)アッサリと最低価格(スタンダードエディション)の777諭吉はおろか、最高価格(プレミアムエディション)の834諭吉すらもオーバーしているワケである。無論、その他工賃諸々やその他各種細かい改良点を加えると、コレ以上かかるのは間違い無い。しかも、バランスが取れているかどうかも激しく「?」であり、ソレを検証するために更に費用がかかる。そうするとノーマル状態で既にフルチューンレベル&バランスもメーカーお墨付きの777諭吉が、如何にコストパフォーマンスに優れているかがお分かりいただけると思う。
次に各種メンテ費用である。曰く「タイヤ前後で45諭吉」「ブレーキパッドはローターと同時交換が条件で、前後合わせて50諭吉」「キャリパー1個14諭吉」「ダンパー1本12諭吉」とまぁ、諭吉の数だけが一人歩きしている感じである。が、コレまた【Biot】とか【ビルシュタイン】とか【ポテンザ】とかのHPを見ていただく&ワタクシの"初代・トリックマスター"での経験論からすると:
- ブレーキパッドはローターと同時交換:欧州車(特にハイパフォーマンス車)じゃコレがフツー。その代わり、パッドもそれなりに長持ちするようになっている。
- キャリパー1個14諭吉:フロントもリアもあの容量と面積で、しかもモノブロック→熱容量は余裕で足りてるし、何よりも重要なのは"開かない"という事→滅多に壊れないので無問題。
というワケである。値段もそうだが、一番のキモは「全て純正品=ディーラー公認&調達も入手も容易」と言う点である。まぁ、フツーに乗るだけだったら、タイヤもパッドもローターもまず2万キロは余裕で持つし、キャリパーやダンパーに至ってはソレ以上→フツーに乗っていれば交換する機会は1度か2度程度だから、そもそもR35を購入できるのであれば全然余裕である。
何故ワタクシが「余裕」と言えるかというと、理由は簡単。既に"初代・トリックマスター"にてR35以上のカネを注ぎ込んでいて、尚且つ今まで維持できた→既に実験済みだからである(笑&実話)つまり、あの頃アホみたいに彼是とワケ分からんムダなカネの使い方していたのであるが、今振り返るとソレらも決してムダではなかったと言う、あの世のヘミングウェイが地団駄踏んで悔しがりそうなほど奇妙な事実なのである(爆)アレでワタクシ自身の限界や無知さや愚かさ、チューニングやドラテクの奥深さ、クルマを愛するとは如何なる事かを学ばせてもらったし、何より「大事なのはクルマ本体じゃなくて、クルマに乗っている人間」という事を知れたのが一番大きかったと思うのである。
自分がクルマに乗っているのか、あるいは自分がクルマに乗せられているのか。クルマを通して伝えたかった事が伝わらない事もあれば、逆に伝わらないと思っていたら通じる人には通じていたという事。クルマに関する知識云々や、サーキットにおけるタイム云々よりも、ソレ以上に大事なのは、どんな形であれ「そのまんまのワタクシ」でクルマを楽しんで走り続ける事である。まぁ「この"初代"を超越するモンスターを乗りこなすか」「専門医勉強の旅計画」「ツインリンクもてぎリベンジ」「夢のFISCO本コースで時速300km/h体験」とやりたい事は山ほどあるが(笑)まずは納車してナンボなので、納車前にコレ以上ハァハァして過呼吸状態に陥る前に(爆)さっさと締めるに限る今日この頃であった。