アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

CHEMICAL INVASION

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「日本はアメリカを完全に誤解している。はいはい、なんて言わなくていいんです。アメリカとは、むしろケンカするくらいでいい。その方が信頼されるし、尊敬される。付き合っても手応えがない、得られるものがない、こいつと付き合っても成長できないと思われる方が問題なんです」

By 丸山和也


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*シートベルトの魅力

 運転する時はシートベルトをする。ワタクシ如きが言うまでもなく、常識中の常識である。他人に事故られてすっ飛ぶ。緊急回避した時に横にすっ飛ぶ。万が一の時に急ブレーキ掛けたらすっ飛ぶ。一度でもヒヤッとした経験があるのならば、シートベルトが如何に欠かせないかが分かるはずである。あとワタクシはワインディングも好きなので、姿勢安定のためにはシートベルトは欠かせない。でも中国じゃ【シートベルトの模様入りTシャツが人気】らしいのである。一見「なんて危険な、命を粗末にしたいのかヽ(`Д´)ノ」と憤怒に駆られそうになるが、よくよく考えてみたら分からんでもないのである・・・

安物の中国車に乗っていれば運転席ごと全滅してしまうんだから、そりゃシートベルトもへったくれもないって話である(笑)信じられない話であるが、つい数年前までの中国車ってこんな感じだったのである。でもって、コレがつい最近の新型中国車のソレである:

ココまで進化したのである。ニッポン車やドイツ車と比べるとまだまだだが、何せ数年前までアレだったんだから、正にパラダイムシフトである(笑)因みにニッポン車とドイツ車はどうなのかというと:


言うまでもなく余裕でクリアである。ワタクシが思うに「信頼性」ってシロモノは、こーゆー目に見えない部分にこそ宿るんじゃないかと思うのである。こういう目に見えない部分をシッカリ作り込んでいるから、突き詰めた使い方をしてもちゃんと答えてくれるし、万が一の時も安心できる。そーゆーモノ作りをしてきたアメリカとニッポンとドイツがダントツの経済大国になれたのは、いわば偶然ではなく必然なのである。


*ベースボールvsやきう

 社会人になってから色んな意味で忙しくなったので、大坊時代は結構見ていた野球もてんで観なくなってしまったのである(^_^;)単純に観なくなったのもそうであるが、やっぱ自身でも野球をやっていないと選手やプレーの素晴らしさは分からない&アスペルガーのワタクシにゃチームプレイは過酷過ぎるんで(笑)てんで御無沙汰になってしまったのである。でもやっぱ一番大きいのは「クルマ(モータースポーツ)に目覚めちゃった」って事であろう。アスペ故に狭い興味範囲が、全部そっちに行っちゃったって話である(爆)でもヒマがあればちょくちょくは見ているし、今でも「尊敬するスポーツ選手は?」と問われたら、答えは「野茂英雄」である。野茂の後にも優れたニッポン人メジャーリーガーは沢山出た&コレからもドンドン出てくるだろうし、いずれ野茂の実績も追い越される日も来るであろう。ソレでもワタクシが「この人みたいになりたい!」って思えるのは未だに野茂ただ一人だけなのである。


 野茂がメジャーデビューしたその日を「ニッポンプロ野球(以後NPB、当時はこの名称が無かった)終わりの始まり」と誰かが言ったとか言わないとか、でもデファクト上はソレになってしまったようである(^_^;)大魔神佐々木が抜け、イチローが抜け、松井秀が抜け、松坂が抜け、ダルビッシュも抜け、多分今後もドンドン抜けていくだろうし、誰にも止めることは出来ないし、現に誰も止めていない。何ちゅーか、その気持ち分からんでもないのである。昔テレビで「300億稼いだ人間が次に考える事は何か?」という質問に対し「500億稼ぐこと」とあったが、つまりそーゆー事である。野球に限らずどんな分野でもそうであるが、トッププレイヤーが至上の喜びとしているのは「更なる高みに登る事」なのであり、巨額の報酬やスターとしての地位はオマケに過ぎないのである。NPBを極めた人間が更なる高い山であるMLBを目指すのは、いわばトッププレイヤーとしての彼らの”本能”なのである。たとえどんなに安定していても、同じトコをグルグル回り続けてムダに人生を消費するだなんて、彼らトッププレイヤーにとっちゃ死んだも同然だからである。


 よく「イチローNPBに残っていれば4割打てた」だとか「松井秀NPBに残っていれば56本打てた」という人がいるが、多分イチロー松井秀にとっちゃ殆ど価値が無かったとワタクシは思うのである。あの人たちにとっちゃ自分を更なる高みに押し上げる事のが重要であり、そのためには自分以上の猛者がゴロゴロ居るMLBの方が都合が良かっただけの話である。頂点で孤独に四苦八苦やるよりも、自分よりも優れた人たちが集う中で切磋琢磨した方がレベルアップが遥かに速い。でもって、レベルアップしたらしただけの報酬をMLBはちゃんと払ってくれるんだから、そりゃNPBで頂点付近にいるんだったら出ない理由が無いのである。MLBがどれだけ金持ちなのかというと、こんなに金持ちなのである:

NPBが巨人&阪神人気に胡坐かいてる間に、MLBは奢る事無く反省と成長を繰り返してきたってワケである。詳しくは【収益格差4倍、メジャーとプロ野球の違いはどこに】にあるから省略。よく「MLBへのスター選手の流出を止めるにはどうすれば良いか?」って声があるが、答えは(実行するには非常に難しいが、言うだけなら)簡単である。NPBMLBと同じような収益を上げられるようにすれば良いのである。NPBがそういう収益を上げられるようになった頃にはMLBと肩を並べるぐらい強くなってるし、ガン細胞として巣食ってる既得権益層や老害連中もいなくなってるだろうから、全てが解決されているって話である・・・この上なく言うが易し行うは難しだが(爆)


*偉大なるマイナーリーガー

 よーするに、欧州のサッカーリーグと一緒である。セリエAプレミアリーグブンデスリーガリーガ・エスパニョーラリーグ・アン。頂点が1つでなく複数あって、互いに切磋琢磨するって感じ。そーゆー関係をMLBNPB及びその他各国野球リーグで作れれば良いなと思うである。もしもワタクシがニッポンの独裁者だったら・・・

独裁者ロンによるプロ野球改革案:

  • 外国人枠を完全撤廃する
  • 球団経営を独立的なものとして、親会社からの派遣ではなく経営のプロをトップに付ける
  • 球団名に企業名を入れるのは禁止
  • 野球場は野外フィールドが基本、ドーム球場は開閉式のみOK、いずれも人工芝はNG
  • プロ・アマ規定の完全撤廃
  • ドラフトは完全ウェーバー制、逆指名制度は廃止、FAは6年に短縮

という風にするであろう。コレがワタクシの提案である。ぶっちゃけコレぐらいやらなきゃNPBは発展しない。別に発展したくないならしたくないでもワタクシは構わんのである。何せ今のワタクシはモータースポーツ一筋なのだから(笑)ただ何ちゅーか、このまんま済し崩し的にMLBに吸収されていって、何時の間にかニッポンの球団が「3A札幌」とか「3A名古屋」とか「3A広島」とか呼ばれるようになって、数十年後の野球本には「かつて3A東京には長嶋茂雄王貞治という2人の偉大なマイナーリーガーがいて・・・」とか書かれるようになるのはどうよってワタクシは問いたいのである(爆)まぁソレを決めるのはワタクシじゃない&ワタクシはクルマ一筋なので(核爆)さっさと締めるに限る今日この頃であった。