ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「あまりにも安く手に入るものは、非常に低く評価される。すべて高価でありさえすれば、価値を持つことになる」
By トマス・ペイン
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*安物の陰謀
ニッポンのクルマ市場の閉鎖性を表現するのによく用いられるのが、外車のシェアである。曰く「アメリカが約40%、ドイツも約30%なのに、ニッポンはたったの7%しかない」という事であるが、ちょっと待ってほしいのである。ココで問題になるのは「シェアの量」ではなく「シェアの質」である。ニッポンで「外車」というと、その多くが「ベンツ、BMW、アウディ、VW」といった高級ブランドであり、ソレ故に「外車=高いクルマ」のイメージが定着しているが、国産車がブランドであるアメリカとドイツはそうではないのである。向こうで高級な外車と言えばフェラーリとかロールスロイスとかぐらいなモンであり、外車の殆どはヒュンダイとかキアとかオペルとか欧州フォードとかいった低〜中所得者向けの安物クルマなのである。でもって、ニッポン車って実は安物の仲間であり、トヨタがわざわざレクサスを立ち上げたのは「トヨタ=安物クルマ」ってイメージがあるからなのである。
じゃあニッポンは何故そうならなかったのか?ワタクシが出した答えは「低〜中所得者向けの安物クルマのポジションを、ニッポンじゃ軽自動車が担っているから」である。軽自動車は税金などで徹底的に優遇されている上に、軽規格のサイズはニッポン人向けだからデカい外国人には小さすぎる→法律上規格さえ満たせば外国メーカーでも参入できるが、小さ過ぎてニッポン以外で売れないから、何処も参加したがらないって話である。つまり軽自動車と軽規格がある限り、安物外車の出番はないワケである。が、この軽自動車規格が無くなったらどうなるか、である:
優遇措置が無くなれば、今の時代では非力で小さい軽自動車をガマンして所有する意義は無くなる
↓
燃費も使い勝手も維持費も今はコンパクトカーの方が上なんだから、36%のシェアを誇る軽自動車の顧客はソッチに流れる。
↓
ソコで安物外車勢が満を持して参入してくる
↓
この手のメーカーのクルマは思った以上に安い&ニッポン車は思ったより高いから、結構いい勝負になる
↓
従来7%しかなかった外車のシェアも、上手く行けば20%ぐらいまで伸ばせる
↓
外車が普及する事で外車の味がもっと広まれば、もっと高いクルマも売れるようになる
↓
(゚д゚)ウマー
・・・という事になるワケである。TPPでアメリカが「軽自動車は非関税障壁だから撤廃しる!」って言ってきたのは、つまりそーゆー事だとワタクシは睨んでるのである。デカいアメ車なんか売れっこない?そうでもないんだなコレが。オペルはGMの子会社だし、フォードには欧州フォードがあるし、クライスラーはフィアットと提携している。つまり売るためのコンパクトカーが存在するのである。ただの言いがかりのように思われてた軽自動車規格撤廃要求だけど、考えてみりゃ理に叶った要求ではあるのである(^_^;)
*シフトワークとニンジャと無限の成層圏
だから何だかんだ言って、ワタクシは軽自動車規格撤廃はアリだと思うのである。昔なら兎も角、今の時代じゃ軽規格は小さ過ぎるからである。エコでもないし、普通車と比べると遅いからジャマだし、何より安全じゃない。普通車だと税金云々?燃料は高くても良いから、税金云々を減らせばいいのである・・・とクルマ話を始めると限が無いのがワタクシの悪いクセなんで(笑)話題を変えるとしよう:
REV SPEED (レブスピード) 2013年 06月号 [雑誌]
- 発売日: 2013/04/26
- メディア: 雑誌
今回はシフトワークについて色々詳しく述べてあるが、ワタクシにおいては「シフトパドルを引く」の9文字だけで全て解決するから不要だと言っておこう(笑)ホント、DCTは革命モンだとつくづく思うである。プロ以上の変速が出来て、MTとATの双方の良さを併せ持っていて、最近じゃノウハウの蓄積もあって(ムチャしない限りは)殆ど壊れない。欠点があるとしたら「シフトチェンジの楽しみが無くなる」「クルマを操ってる感覚が希薄」であるが、ワタクシ的には安全と確実さと速さの方が優先順位が高いので、問題は皆無である。
- 作者:ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ
- 発売日: 2013/03/30
- メディア: 単行本
今までワタクシは「ラノベは文章付きの画集」と言って憚らなかったが(笑)コレだけは話が別である。ニッポン文化を倒錯させた独特過ぎる世界観もそうなのであるが、その世界観を端的に表す文章(通称「忍殺語」)が最高過ぎるのである。詳しくは【公式HP】と【ニンジャスレイヤーwiki】を見て頂ければ良く分かると思う。この独特過ぎる世界が好きな人はトコトン好きになるであろうが、ダメな人はトコトン受け付けない、いわば読者を両極端に分けるタイプの作品である。言うまでもないが、ワタクシは前者である。何ちゅーか、作者のニッポンに対する深い知識と愛情を強く感じるのである。
IS〈インフィニット・ストラトス〉 8 (オーバーラップ文庫)
- 作者:弓弦 イズル
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: 文庫
こっちは従来通りの「文章付きの画集」って認識でおk(笑)てゆーか、ワタクシ自身ソレ以上は求めていないし(爆)何でそんなモンを求めるかって?身体に悪い&明日も早朝から仕事だって分かっていても、サラリーマンなら酒屋を何軒もハシゴしたくなる&締めにラーメンを啜りたくなるけど、ソレと同じようなモンだと思ってくれれば結構である(核爆)
さてゴールデンウィーク突入である。予定?ンなモンある筈ないジャマイカ(笑)フツーの人ならいざ知らず、ワタクシはアスペルガーなんで、休日は一人で好きな事をやってるのが一番落ち着くのである(^_^;)実家に帰るのもアリかも知れないが、生憎ワタクシの実家はすんごい遠いトコにあるのに加え、残念ながらワタクシは親と折り合いが悪い( ̄〜 ̄)ソレに加えゴールデンウィークは何処へ行っても渋滞するし、人も多いから何をするにしろ待たされるし疲れる。あの渋滞知らずの常磐線下りが、この時期になると30kmも渋滞するのだから、その他は推して知るべしである。とりあえず積みゲーあるからソレを片付けて、積読もあるからソレも片づけて、観たい映画があったからダウンロードして・・・という具合に、やる事は引きこもりと殆ど変わらないので(爆)もっと健全な過ごし方を考えておこうと思う今日この頃であった。