アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE MONSTERICAN DREAM

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「人間は停滞してはならない。停滞は一種の死だからである」

By ダライ・ラマ14世


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*翼の道

 我が愛車の二回目の車検である。コレを以って保証期間である”5年or10万キロ”は終了するのである。このまま乗り続けるのであれば「保証も終わった事だし、ガッツリとチューニング逝きますか(*^0゜)v☆彡」ってなるんだろうけど、生憎ワタクシにその予定は無い。もう以前から何回も言ってると思うが、チューニングとはクルマのポテンシャルを100%以上引き出すための行為である。たとえチューニングにより20%性能アップしても、ワタクシ自身がノーマルの80%以上のポテンシャルを出せなかったら意味が無いのである。コレまた前にも言ったと思うが、ワタクシは運転を楽しむ以上に、運転が上手くなりたいのである。無論、+α程度のバージョンアップならアリだと思うが、その程度で十分である。


 というワケで、現在ワタクシんトコには代車が来ているのである。その代車とはズバリ・・・

今度は【日産・ウィングロード】である。R35の代車としては何ともショボい事この上ないが、ただ人口7万人のド田舎で、しかも「仕事場に近いから」で選んだ末端のディーラーなんだから、そりゃコレぐらいしか無いって話である(^_^;)でもって、簡単なインプレと行こう:

  • どんなクルマかと一言で表すと「典型的なニッポン車」と言ったトコ。安くて壊れ難くて燃費も良くて使い勝手も良いが、ソレだけ
  • ドラポジがダメ。何をどう調整しても疲れる姿勢になる。特に背の高い人、身体の大きい人には厳しい
  • 基本的に”貨物人員運送車両”なので、走りはその程度。相変わらずのカックンブレーキが怒髪天を衝かせてくれる(笑)
  • 唯一の良いCVTは廃棄処分されるCVT。コレ重要(爆)
  • 良かった点を一つ上げるとしたら、車体剛性が意外に高かったこと。もっと質の良い足回り&程好くローダウンすれば、走りは良くなったかも

とまぁ、こんな感じである。まぁ何ちゅーか、日産車ってラインナップこそ豊富だけど、思いの外「クルマ」は少ないのである( ̄〜 ̄)車種やサイズや目的や使用用途は何であれ、楽な姿勢で気持ち良く運転できて、運転しやすく長時間乗ってても疲れなくて、パワーや駆動方式に関係なく意図した操作に素直に反応する。そんな「クルマ」が少ないのである。もう「貨物人員運送車両」はアキタ━━━(#゚Д゚)━━━!!!のである。


EJ20の憂鬱

 ワタクシがスバルを高く評価してたのは、ニッポンじゃ数少ない”クルマ”をシッカリ作るメーカーだからである。ぶっちゃけた話、水平対向エンジンが云々なんてのは然程大事な事じゃないのである。ポルシェが凄いのはエンジンでもRRレイアウトでもなく、ソレの弱点を補って長所にしてしまうエンジニアリングにあるのと同様である。さて、ワタクシが最も強い関心を抱くスバル車とは当然”アレ”であるが、その”アレ”の最新映像が入ってきたのである:

http://vimeo.com/69170499

一部観れない方は【こちらのリンク先】からご参照あれ。ヤバい、兎に角ヤバいのである(;゚Д゚)何がヤバいって、映像の中のこの1コマである:

問題は搭載されてるエンジンである。現行モデルと全く同じエンジンルーム→つまり搭載されてるのはEJ20だって事である( ̄Д ̄;)コレの何がヤバいのかって?コレが20年前に作られたエンジンだと言えば、そのヤバさがお分かり頂けるだろうと思うのである。因みに足回りも写っていたが、コレまたGDB時代から延々と使われているブレンボキャリパーがソコに。使い回しにも程があるだろうがって話であるε-(ーдー)


 ぶっちゃけた事を言ってしまうと「WRX-STIは進化する気が無い」って言ってるようなモンなのである(-_-;)次世代の新型エンジンを作れないから旧世代のを引き続き使って、組み合わせるトランスミッションは当然そのままで、あとはDCCDとかの電子制御や、液晶ディスプレイを使った演出とかで適当に誤魔化す。6年前にGRBが発売された時に指摘されていた内容を、また今回も繰り返えすハメになるワケである。WRX-STIランエボと並んで世界最高クラスのハイテクスポーツカーの代名詞だったのに、何時からケーターハムやTVRみたいな懐古主義者向けのクルマになっちゃったんだって話である┐( -"-)┌ワタクシはスバルのそういう革新的、前衛的なトコが好きだったのであるが、コレはガッカリである(´・ω・`)


*アンチCVT宣言

 とは言えまぁ、何だかんだで売れるんじゃないかと言うのがワタクシの予想である。理由は簡単、他に競合相手がいないからである。強いて言えばランエボX(CZ4A)ぐらいだけど、アレはもう風前の灯である。安くて、4WDで、実用性があって、ソコソコ速い。あのロマンに憧れた元GDB乗りのワタクシとしては、あのインプSTIがこんな消極的な売り方するとは思ってもいなかった次第である( ´Д`)=3でもって、コレが予想写真である:

ダメだ、やっぱキャビンのメタボさが目に付いて、スポーツカー的なカッコ良さが感じられんのである(;´Д`)ママチャリを大幅に軽量化して、ロードレーサー用のタイヤ履かせて、シマノデュラエースを搭載すれば、果たしてロードバイクになるであろうかって話である(笑)当初は「素インプとWRX-STIは別の道を辿る事になる」って話を聞いて大いにワクテカしたモンであるが、同じシャシー使うんじゃ分けた意味無いじゃんってワケである┐(´д`)┌多分スペックはこんな感じであろう:

  • 噂の新型1.6リッター直噴ターボは素WRXのみに搭載
  • STIモデルの6MT車は旧来通りのEJ20にTY86ミッション。多分馬力は320程度

まぁ今のスバルに400馬力級のエンジンだとか、新設計DCTだとかを期待するのがムリだってのは重々承知の上である。ソレでも敢えて言おう。唯一の良いCVTは廃棄処分されるCVT。全てのCVTに死を、と(笑)でもやっぱ、クルマは進化してナンボだと思うのである。ワタクシに言わせれば、現状維持なんてのは退化の言い訳にしか過ぎないのである。再び「スバル車に乗りたいっ(>_<)」って思うようになるのは何時の事か、想像付かなくなった今日この頃であった。