アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

BLACK SAILS IN THE SUNSET

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「相手を憎めば相手から憎まれる。愛する心が性格改造の第一歩だね」

By 大山倍達


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*趣味vsルサンチマン

 今更言うまでもないと思うが、ワタクシは趣味人である。が、ワタクシは辛いリアルの逃避場として趣味の世界を用いる事には反対する次第である。何故かといえば、リアルが辛くて趣味に逃げるヤツってのは、その多くがルサンチマンを趣味の世界に持ち込むからである。オフ会やミーティングなんかで過度な悪ノリや悪ふざけするヤツだとか、スタッフや運営者に対し横暴な態度を取るヤツだとか、マナーだとかルールだとかを守れないヤツってのは、大概がリアルで出来ない事を「俺は客だ、俺には権利がある、俺はカネ払ってるo(`⌒´*)o」っていう大義名分を以って、趣味の世界でルサンチマンを爆発させているのである。断言しても良い、こうやって趣味の世界で声のデカいヤツってのは、リアルじゃ借りてきた猫のように大人しいモンなのである。


 何が気に入らないかって、そういうヤツってのは趣味を心底愛していないからである。そういうヤツは「ストレスを解消したい、自分を解き放ちたい」っていうテメェのネガティブな感情を解消する最適な手段として、その趣味を選んでるだけなのである。実はサバゲーって、そういうヤツ少なくないのである(^_^;)

「銃で相手を攻撃する」っていうサバゲーの特性上、ストレス発散したいヤツにとって格好の選択となる

最初は撃ちまくって、戦いまくって、気分がスッキリする

同じ事を繰り返せば繰り返すほど満足感は減り、満足感の閾値も上がる

やればやるほどスッキリしなくなり、やがては「面倒くささ>楽しさ」になってくる

飽きてサバゲー辞める

( ゚Д゚)マズー

というワケである。だからワタクシは「ストレス解消したいんだけど、サバゲーってどうですか?」と問われたら「余計にストレス溜まるから止めとけ」と答える事にしている。例えは悪いが麻薬と一緒で、やってもやっても限が無いどころか、閾値が益々上がっていくモンなのである。だからワタクシはサバゲーだけに限らず、ルサンチマンを趣味には持ち込まない。リアルでの問題は、リアルで解決するっきゃないのである。


*ハンドガンカスタム虎の巻

 サブタイが示すように、今日はハンドガンの話である。長物(トレポン)は現在【MOVE】にて一括カスタマイズ&メンテナンスを委託しているが、ハンドガンに至っては完全にワタクシ自身でDIYしてるのである。実は長物だけでなくハンドガンのカスタマイズも依頼できるのだがワタクシは敢えて依頼していないのである。カスタマイズを依頼しちゃえばワタクシが作るよりも断然良い銃が出来るのは百も承知なんだけど、やっぱ何ちゅーか、自分で弄る楽しみも欲しいのである。お金持ちのクルマ好きがスーパーカーは完全ノーマルorショップに完全委託するけど、サーキットで乗り回す国産スポ車は自分の好きな様に弄りまくるソレと一緒である(笑)


 ハンドガンは数多くある&ワタクシも複数所有しているが、ワタクシの一番のお気に入りは【MEUピストル】である。もし「ハンドガンを1つしか所有できないとしたら、何を選ぶ?」と問われたら、間違いなくコレを選ぶ次第である。コレを長年愛用してきたのであるが、流石に経年劣化が色々見られたので、思い切って新たにもう一本買う事にしたのである:

コレが完全ノーマルの状態である。流石に完全ノーマルだと物足りないんで、ココから手を加えていくのである。ワタクシ流ハンドガンカスタムの基本は、大雑把に言うとこんな感じである:

  1. マガジンのガス流出を増やす
  2. 気密をタイトにしてガスの損失を減らす
  3. 可動部分の抵抗を減らす
  4. 弾の初速を上げる

この4つである。よーするに「マガジン内のガスを最大限有効に使い、1マグ+α分の弾をシッカリ撃ち切る」って事である、ノーマルだとマガジンにガスをフルチャージすれば3回分ぐらいは使えるのだが、サバゲーでは一回分撃ち切ったら別のマガジンを取り出す→つまり一回分+αだけ撃てればいいのであり、残りの分を初速を上げて飛距離を伸ばすのに使おうって魂胆である。では、その手順を示すとしようジャマイカ


可動する際に擦れる部分に対しては、金属ならばこうやって鏡面加工を施すだけで、気持ち良いぐらいにスムーズに動くようになるのである。あと写真には写ってないが、各部品のバリ取りも施してあるのである。バリって思った以上に抵抗となるからである。


マガジンのガスバルブは社外製を用いて流出量を増やしているのである。上記にも書いた通りだが、サバゲーで使う分には弾はマガジン1本分+α撃てれば十分なのである。


ガスバルブはノーマルを加工して、ガス流出がスムーズになるようにしてるのである。アルミ製の社外パーツも多数あるが、ソレ使うと流出量が多過ぎる→1マグ分撃ち切れないので敢えて使わず、こうしてノーマルパーツを加工してるのである。



ノーマルのピストンカップは意外とルーズなんで、社外のタイトなのを使ってガスが逃げないようにする。ガスのムダが減るのもそうだけど、ブローバックも鋭くなるので一石二鳥である。


社外精密バレル&エアシールチャンバーパッキンは命中精度アップもそうであるが、どちらかというと気密を取って初速を上げるのが目的なのである。


あと抵抗を減らすために社外リコイルスプリング&スプリングガイドを使用した次第である。不等長スプリングだからブローバックする時の抵抗は減らせて、戻る時は逆にシッカリ閉まって送弾を確実にするのである。因みに写真ではこうなっているが、実際はピッチの荒い方が前になるので悪しからず。


フロントサイト&リアサイトは純正のソレを赤&白でペイントするだけで、この様に格段に見易くなるのである。


あとハンドガン戦になるとマグチェンジが重要になるんで、こうやってマグウェルを採用したのである。コレが意外と有用で、気持ち良いぐらいにマグが装填し易くなるのである。


後は各パーツを組み上げてグリスを塗布して、慣らしも兼ねて動作確認のため100発ぐらい撃って完了である。ワタクシの予想通り、順調にキビキビ動く次第である。こうして見た目的にはマグウェルがある以外何も変わってるようには見えないが、その中身は大幅に改良されているという、正に玄人好みの一丁である(笑)


無論、実銃用ホルスターにもシッカリ対応していて、この様にコック&ロックした状態でも自然にホルスターに収まるのである。どんなに動き回っても銃がホルスターから抜ける事が無く、不本意にセーフティが解除される事も無い。そんでもって必要な時に素早く抜けて、使い終わったら素早く戻せる。ワタクシがハンドガンを購入する時はホルスターとセットになってる理由がコレである。


 とまぁ、こんな感じである。弄ろうと思えばココから更に弄る事も出来るし、実銃用パーツを使って更に作り込む事も出来る。が、ワタクシはミリヲタではなく、サバゲーマーなのである。サバゲーマーだからサバゲーに必要な分以上のカスタマイズは不要だと考えてるし、そんなカネがあるんだったらガスやBB弾の方に回したいし、更に言えばガソリン代に回したい(笑)だからサバゲーマーとして必要な分をDIYでやった結果がコレなのである。こっからムダにカネ使って重箱の隅を突くよっかは、戦略やタクティカル技術を磨いた方が有用な上に遥かに安上がりである。やっぱ何だかんだ言って、鉄砲弄りは楽しいモンである。その事を再認識した今日この頃であった。