ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「比較的精神のないことが、日本人に共通の欠点である。その原因は、日本人が自尊心に欠けていることにある」
By 尾崎行雄
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*比較って何ですか?
提灯記事提灯記事アンド提灯記事。新型WRX-STI(以後VAB)が発売されて以来、ワタクシがVABに関して最も多く見たモンである( ´Д`)=3デファクト上の親会社であるトヨタ直伝なのか、あるいは新車に対する自信の無さなのかは知らんが、兎に角提灯記事が多過ぎるのである┐('〜`;)┌どんだけ多いのか、ヒマでモテないワタクシが分かり易く並べてあげるとしよう(笑)
- ピュアパワーを楽しむ、スポーツの快感をあらゆる人に
- 史上最強、最新技術を惜しみなく投入
- 新型スバル「WRX」、“S4”と“STI”の2本立てで ファン拡大なるか?
- スバル新型「WRX STI」「WRX S4」試乗 - セダン好きが"ハマる車"はどっち?
- スバル新型「WRX」がスゴイ 実用性も備えたスポーツ・セダンが400万円アンダー
- 新型WRX STIのレース仕様車は驚きの速さ!
- スバル「新300馬力スポーツカー」で垂涎ブランドになれるか
- スバル新型「WRX STI」「WRX S4」個性は違えどスバルらしい面白いクルマに
- 欧州メーカーも顔色を失う? スバルの新スポーツセダン「WRX」の出来栄え
- こうなってたんだ! WRX STIはメーターまでカッコイイ
- スバル新型「WRX S4」「WRX STI」発表! スポーティな走行と安全性能が両立
- スバル、総合性能がさらに高められた新型「WRX STI」を発売
・・・ホントはもっとあるのであるが、もうワタクシの心が折れたんで勘弁して貰えないであろうか(笑)何が凄いかって、内容がどの記事も殆ど同じ。つまり「内容が無いよう」なのである(爆)ネットだけじゃなくて、ムックの方も抜かりないのである。
ニューカー速報プラス スバル新型WRX STI (CARTOP MOOK) (CARTOP MOOK ニューカー速報プラス)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 交通タイムス社
- 発売日: 2014/08/26
- メディア: ムック
- 作者:
- 出版社/メーカー: 三栄書房
- 発売日: 2014/08/26
- メディア: ムック
SUBARU BOXER BROS. (スバル ボクサーブロス) Vol.01 (Motor Magazine Mook)
- 作者:
- 出版社/メーカー: モーターマガジン社
- 発売日: 2014/08/27
- メディア: ムック
コレ等が8/25の発売と同時にズラリと本屋のクルマコーナーに並ぶ不気味さ、お分かり頂けたであろうか(笑)因みにニッポン車メインのクルマ雑誌は、言うまでも無く全部VABがトップである(^_^;)全く新しい事に挑戦しようとしてるクルマなら兎も角、新しい事を殆ど何もしてないクルマがココまで持ち上げられるのは不自然極まりないって話である┐( -"-)┌
*打倒欧州スポーツ?
数ある提灯記事の中でも特に酷かったのが【スバル新型WRXのライバルはポルシェ911】である。数ある比較項目の中の数個を取り出し、ソレに数字を添えて並べる事により「コストパフォーマンスを考えると、立派に欧州車に迫ったといえる」んだとか。コレに対するワタクシの答えは「( ゚Д゚)ハァ?( ゚,_ゝ゚)バカジャネーノ」といったトコである(笑)何故こう言い切れるのか。何故ならワタクシはR35もCZ4Aも911もケイマンもBRZも、全部ワタクシ自身で実際乗って試しているからである。一回乗って全身で味わってみれば、とてもじゃないが「911に引けを取らない」なんて口が裂けても言えないからである。回頭レスポンスとかダブルレーンチェンジとかはクルマの一部に過ぎないが、クルマの良し悪しは全部の評価で決まるからである。
そう、こんなモンは実際に乗れば一発でバレるモンなのである。この記事からワタクシは、このVAB(とVAG)というクルマが、どういった層をメインターゲットにしてるかが分かってしまったのである。ソレはズバリ「上記の欧州スポーツをディーラーで試乗させて貰えないor恐れ多くてディーラーまで行けない層」である(笑)実際問題、WRX-STIをマンセーするスバヲタってのは、頑ななまでに欧州車を試そうとしないし、一方的にライバル視してる。何故かと言えば「買えないから」である。買えないという事実から目を逸らすために「俺は買えないんじゃなくて、買わないんだ。何故ならスバル車は欧州車を超えてるんだから、欧州車を買う必要はない」といった具合にである:
以前からワタクシはVABの事が気に入らなかったが、今回の提灯記事攻勢で更に気に入らなくなったと言っておくとしよう(笑)GDB→GRBの時はフツーだったのに、何時からスバルは技術力で語る事を止めて、宣伝費にモノ言わせて印象操作するようになったんだって話であるo(`ω´*)oスバルは小さい会社だからしゃーない?マツダだって小さな会社だけど、今回の新型ロードスターで100kgの軽量化&新型SKYACTIVエンジン搭載っちゅー事やってるのに、何故スバルはやらない&やれないのかとワタクシは言いたいのである(-_-#)
*大人への階段
ランエボとインプSTIの何がダメかって、結局今に至るまで「速くて安ければソレで良いガキのためのクルマ」から脱却できなかった事だと思うのである。大人向けのGTに移行したいけど、ガキのカネを捨てらんない。だから大人のGTには似つかわしくない巨大リアウィングが未だについてるのである。AMGやMやマセラティやアストンが良い例だけど、欧州のGTにはスポイラーはあれど巨大なリアウィング生やした車種は今日び皆無なのである。でもってラリーやってないのに”WRX”ってネーミングと、あのWRブルーである。故にワタクシは・・・
,, _ / ` 、 / (_ノL_) ヽ / ´・ ・` l 「世界に冠たるWRCのスバル」は死んだんだ (l し l) いくら再来を望んでも戻っては来ないんだ . l __ l もうあの時間は終わって、スバルもスバヲタも未来と向き合う時なんだ > 、 _ ィ /  ̄ ヽ / | iヽ |\| |/| | ||/\/\/\/| |
と言っておく次第である(笑)アウディの何が偉いかって、WRCでスバル以上の栄光を手にしたにも関わらず、未来のためにその栄光を捨ててしまった事なのである。あとGT-Rの何が偉いかって、上記の「速くて安ければソレで良いガキ」と「スカイラインの栄光」をバッサリと切り捨てた事である。だからワタクシがスバルの偉い中の人だったら、間違いなく”WRX”の名前とWRブルーは使わない。さてタラレバは時間のムダ以外の何でもないんで、さっさと寝るに限る今日この頃であった。