アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

EVERYONE, EVERYTHING, EVERYWHERE, ENDS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「古い牧草は燃やすのに骨が折れるが、その火を消すのは一層骨が折れる」

By ミゲル・デ・セルバンテス


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*音楽が死ぬ時

 人類の歴史とは、便利さの追及の歴史に他ならない。コレが歴史に関するワタクシのジャスティスである(笑)より便利なモンが発明されれば、人類は何が何でもその不便さを克服してモノにしてるからである。帆船からスクリュー推進船へ、馬車からクルマへ、レシプロ機からジェット機へ、リボルバーからオートマチックへ、固定電話からケータイへ等々。何れも当初はデメリットが大きかったけど、人類はデメリットとの闘いを選んででも便利さを優先したのである。だからワタクシは「CD文化は必ず終わる。何故ならCDは不便だから」と確信しているのである。ワタクシがCD文化を死守しようとしてる一部業界を批判してるのは、既得権益云々もそうであるが、人類の歴史の流れに逆らう事がバカバカしいからである。


 以上が【レコードを買い続けろ。でなきゃ音楽が死ぬ】って言葉に対するワタクシの反論である。何ちゅーか、何十年前に音楽再生ソフトがアナログレコードからカセットテープに移行する時も「カセットだとダビングし放題だから、俺達ヤバいじゃん(;´Д`)アナログを買い続けろ、でなきゃ音楽が死ぬ( ー`дー´)」って言ったヤツ、実は結構居たんじゃないかとワタクシは睨んでるのである(笑)でも再生ソフトが蓄音器→アナログレコード→カセットテープ→CD→ダウンロード→ストリーミングって移りゆく間、音楽は果たして死んだであろうか?当然ノーである。ソフトがどんなに変わろうとも、音楽は死なないのである。まぁ新しい時代について行けないヤツは死ぬかも知らんが、ンなモンはワタクシの知ったこっちゃないので悪しからず(爆)


*変わらないという事

 メタルだったらこういう時は「古い時代なんぞクソ喰らえヽ(`д´)ノ俺達が新しい時代を築くんだ」ってやって欲しかったんだけど、最近のメタルシーンってのは変に保守的だから困るのである( ̄〜 ̄)本来メタルって反抗と自由の音楽なはずなのに、何時の間にか「コレはモノホンのメタル、コレはニセモンのメタル」「メタルはこうであらなければならない、ソレ以外はダメだ」なんてやってるから、本末転倒も甚だしいのである┐(´д`)┌


似たような動画は幾つかあるが、どれも似たようなモンなので敢えて省略である。ココで言われる「本物のメタル」とかやらには、一つの大きな共通点があるのである。ソレは「その殆どが古い(大体70年代〜90年代)バンド」って事である。20年30年以上前の作品を今に至るまでありがたって聴いていて、新しいモンには目もくれない。良いか悪いかの問題ではなく、新しいモンを素直に見れないってのは、精神の退廃以外の何でもないのである┐( ̄ヘ ̄)┌


 某ニッポンのHR/HM専門誌の表紙なんかが正にソレで、未だに20年前のアーティストが表紙飾ってるのである。だから【マーティ・フリードマン、メガデスへの復帰を断っていた】がニュースになるのである。ワタクシ的な意見を言わせて貰うと、コレはマーティ・フリードマン(以後マーティ)に一票である。ニッポンでの芸能活動があんだけ充実してるのに、わざわざ泥舟のメガデスに戻る必要性なんて全く無いからである。今じゃ「時々テレビに出てくる、アイドルと良く絡んでるギタリストやってる変なオッサン」のイメージしかないマーティであるが(笑)ワタクシはリアルタイムでマーティが在籍してたメガデスの全盛期を見てきたし、その凄さも知ってる次第である:

コレがマーティの全盛期(因みにメインで歌ってない方のギタリストがマーティ)である。ワタクシに「メタル最高のギターソロを幾つか挙げろ」と問われたら、その一つに間違いなくこの曲のマーティのソロを挙げるであろう。その頃の凄さを知ってるワタクシとしては、今のニッポンに来てからの活動の数々は「どうしてこうなった(´;ω;`)」としか言い様が無いのである(笑)でもワタクシはマーティの決断を尊重してるし、今後も活躍して欲しいと切に願ってる。楽曲に対する評価と、ミュージシャンに対するリスペクトは、また別問題だからである。にしても、メタル界は何時まで古い人の古い話を繰り返すんだって話である(´・_・`)


*襲名制クラシックメタル

 ソコで、ワタクシから1つ提案があるのである。ソレは「新しくなれないんだったら、古いまま語り継いじゃえ」って事である。よーするに、歌舞伎だとかシェークスピア劇だとかクラシック音楽だとか、そのジャンルの一つになるのである。つまりオリジナルの曲は全くor殆どやらず、只管ブラック・サバスとかジューダス・プリーストとかアイアン・メイデンとかのカバーをやる、所謂クラシック・メタルってヤツである(笑)海外じゃオリジナル公認のコピーバンドとかがあるけど、ソレを更に発展させた形である。クラシックの指揮者やシェイクスピア劇の監督よろしく、お約束の中でのアレンジ力がバンドの評価になるってワケである(爆)


 コピーバンドがイヤならば、歌舞伎のソレみたくバンドを襲名制にして永久保存するって手もあるのである(笑)例えばブラック・サバスだったら当代(つまりオリジナルメンバー本人)が引退する前に指名された別人が「二代目オジー・オズボーン」「二代目トニー・アイオミ」(以下略)を襲名して、バンド活動を引く継ぐって感じにである。コレならば100年でもバンドが続くから、メタルは永遠に不滅ってワケである(爆)そうすると「初代イングヴェイ、三代目をボロクソ扱き下ろす」とか「四代目ジーン・シモンズは、何と17歳の女の子!」とか、色々起こりそうだから楽しみである(核爆)まぁいずれにせよメタルがこの先生きのこるには、変化は間違いなく必要である。ソレがどんな変化になるのか、ソレも見守るのも一興な今日この頃であった。