アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

HEARTS ONCE NOURISHED WITH HOPE AND COMPASSION

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「見る所狭ければ自分の汽車の動くのを知らで、隣の汽車が動くように覚ゆる」

By 正岡子規


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*狭い、兎に角狭い

 クルマの評価は実際に乗ってナンボ。コレがクルマ批評に関するワタクシのジャスティスである。ポルシェの右ハンドルは悪くないけど左ハンドルは百点満点だったとか、RX-8のシフトフィーリングが恐ろしく良いだとか、86/BRZドラポジが理想そのものだったとか、BMWの直6がすんごいスムーズに回るだとか、こういうのって雑誌やネットとかで数字やら写真やら文章やらと睨めっこしたって殆ど分からんが、実際乗ってみるとこの上なく良く分かるモンなのである。ソレに乗らずにボロクソ扱き下ろすのは気分的にちょっとアレだけど、一度乗ってしまえば自信と確信を以って堂々とボロクソ扱き下ろせるってモンである(笑)だから気になるクルマがあれば、ワタクシは先ず試乗する事から始める事にしてるのである。


 というワケで、今回は巷で話題のコレ試乗してきたのである:

そう、今話題の軽スポーツの【ホンダS660】である。発売開始から一ヶ月経って試乗ラッシュも落ち着いてきた頃だと思った&休日ヒマだった&ネットで調べてみたら偶然にもワタクシん界隈のホンダディーラーに試乗車来てたんで、こりゃ乗るっきゃないと思ったワケである。軽とはいえバリバリのピュアスポーツカーであり、ホンダの本気がどの程度のモンか知りたいと思ったからである。



 でもって初めてコクピットに座った感想が、上記サブタイのソレである(笑&実話)ワタクシは背も高めな上に、肉も脂も付き易いプロレスラー体系なんで、頭がシートのヘッドレストを超えてルーフの後端にぶつかるのである(^_^;)でもって足も太いから、ペダルワークも結構窮屈だったりするのである。大男が縮こまった姿勢で小さなオープンカーを運転する。ピカソやダリでも描けないような、実にシュールな光景である(爆)でも身体が小さくて細いロンマニアの方ならば、きっと理想的なドラポジのクルマに出会えるはずである。視野の良さや目線の低さ、ソレにステアリング径やシフトの位置やペダルの配置、ソコんトコは流石NSXを作ったホンダってトコであるが、いかんぜんワタクシがデカ過ぎたのである(核爆)


*軽スポーツとは

 でも運転できん事は無かったので、兎に角走らせた次第である(笑)走って感じた事は、まずシャシーが素晴らしいって事である。軽自動車のソレとは思えんぐらい剛性があるし、ホントにMRかと思うぐらいリアが安定してるのである。以前エリーゼ乗った時はちょっと強めのコーナリングするとケツが揺られる感じがするのであるが、S660にはソレが無い。まぁ担当さん&デカくて重いワタクシが乗ってたからもあるのだろうが(爆)多分一人乗りでも十分安定するだろうと思うのである。もう一つ素晴らしいのが6速マニュアルミッションで、コレが小気味良く動くのである。馬力も低いからクラッチも軽く、ドラポジの良さも相成ってシフト操作が楽しいのである。


 が、問題はエンジンである。一応7500rpmまで回るのであるが、回るだけであり加速感や爽快感が全く無いのである。エキゾースト音もただ五月蠅いだけで、官能性もへったくれも無い。スポーツカーのエンジンを上まで回す事が苦痛に感じるなんて、ホント初めての経験である(-_-;)確かにトルクは低速から結構出てる事もあり、速度表示を見るとシッカリ加速できてるのである。が、スポーツカーの醍醐味である「俺はクルマを飛ばしてるッ!」っていう高揚感が感じられないのである( ̄〜 ̄)コレは多分、足回りも影響してると思うのである。どう考えてもスポ車のサスとは思えんぐらい硬さと腰が無いのである。あとドアを閉じる時に”バタン!”っていう軽い音が響くのもマイナス評価である。


 何ちゅーか、ポルシェの911カレラ2に乗った時の感想と似てるのである。シャシーにエンジンが負けてしまってるのである。やっぱ前にも言ったように、64馬力じゃ全然足らないのである。馬力は80〜100ぐらい、トルクは13〜15ぐらいは欲しいトコである。でもって、買うつもりは200%無いのであるが、見積もりだけは貰ってきたのである(笑)

一瞬コンパクトカーのスポーツグレードのソレだと見惑ったが、れっきとした軽自動車のソレである。上のグレードに気になるオプションを色々付けてみた結果、この様になったのである(^_^;)コレでもまだ控えめにした方であり、更に色々と付け足せば、余裕で乗り出し300諭吉オーバーであろう。でもって「今オーダーしたとして納期はいつ?」と聞いたトコ、答えは「今年度末か来年度初め」という事→つまり1年待ちって話である(´ヘ`;)コレを以って、ワタクシのセカンドカー候補としてのS660の存在は、完全に潰えたのである。


*1号機リニューアル

 あとは何時乗れるのかはまだ分からんが、来月24日発売の【新型ロードスター】待ちである。ニッポン国内オンリーである軽自動車と違って、輸出を念頭に置いて作ってあるから多分大丈夫だとは思うが、窮屈でない事を願うばかりである(笑)ソレと最後に、長らく【MOVE】に預けていた1号トレポンが帰ってきたのである。帰って来た序、アップデートも施した次第である:

ミリタリー属性のあるロンマニアの方でないと分からんと思われるが、グリップを【マグプルMIADグリップ】に、ストックを【マグプルSTRストック】に交換したのである。あと短い方のアッパーはフラッシュハイダーを交換してるのである。因みに1号ポンはモーターのブラシがダメになってた&軸受けが摩耗してたんでソレを交換し、メカボックスも一旦バラしてグリスを塗布し直して、ホップパッキンも摩耗してたんで交換した次第である。


 でもって1号ポンに付いてた【マグプルCTRストック】であるが、こちらは2号ポンに移植した次第である:

今まで2号ポンに使ってた【マグプルMOEストック】であるが、実はアレはミルスペック(軍用規格)だった&トレポンはコマーシャルスペック(民間用規格)サイズなんで、径が合わずにガタついてたのである(^_^;)でも今回買ったSTRと、1号ポンのCTRはコマーシャルスペックなんで、サイズもピッタリだったワケである:

写真じゃ分からんが隙間も無くピッタリ合わさって、本来のカッチリ感と剛性が出てるのである。でもまぁ、こうやって知れば知るほど、まだ分からないトコが新たに出てくるから、トレポンって難しくも面白いのである(^_^;)因みにトレポンのストックパイプをミルスペック相当にする方法はあるのだが、説明するのが面倒臭い&今回解決した事でする気がなくなったからパス(笑)何はともあれ、実戦投入が楽しみな今日この頃であった。