アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

PREDATOR IN DISGUISE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「本当に本気でアタックしているときに危険は存在しない。全ては自分のコントロール下にあるから」

By ミカ・ハッキネン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*サーキットのススメ

 スポーツカーを手に入れたのなら、最低でも1度はサーキットにて全開走行を試みるべし。ソレがワタクシのジャスティスである。無論、街乗りオンリーでも楽しい事は否定しないのであるが、ソレも限界があると思うのである。昔みたいにクルマの基本性能が低くて、法定速度が100キロあってもソコまで気持ち良く走れなかった時代なら、公道でもスポーツカーは楽しかったであろう。が、軽自動車でも安全に時速100キロで飛ばせる今の時代、スポーツカーは更にその上を行っている→最早公道ではスポーツカーの全てを楽しみ切れない時代になったからである。まぁ出来ない事は無いと思うのだが、色んな意味でワタクシはソレをオススメしない次第である。


 失うモンが何も無いDQNなら兎も角、ワタクシがソレやったら「暴走ドクター、湾岸でタイーホ」とか新聞に書かれて、ネットで各種個人情報が暴露されるのがオチである(笑)だからクルマを目一杯楽しみたい時は必ずサーキットに持っていくし、寧ろサーキットでなけりゃクルマを全開で楽しめないからである:


この度、FSW前のガソリンスタンドで偶然お会いしたR35オーナーのロンマニアN氏の御好意に甘えて、ガレージをご一緒させて頂いたのである。この場を借りて、感謝の意を示させていただく次第である<(_ _)>お陰様で、各種SNSのカバーやプロフィール写真にピッタリな写真をいくつか取れたのである(笑)今度また御一緒する機会があったら、今度はワタクシの方からガレージを奢らせて頂くつもりですので、こうご期待を。


*神様、仏様、ダウンフォース

 さて、動画のアップロードも完了したので、早速順次紹介していくと行こうジャマイカ。まずコクピットに関しては、前の練習会の時に既に分かっていた事であるが、ほぼワタクシの理想通りのドラポジが得られているのである。コレならば結構な横Gが加わっても身体は流されないし、実際に走ってみても何ら問題は無かった次第である。では、記念すべき1本目・・・の前に、コレがコース図である:

では、改めて動画の方をご参照頂くとしようジャマイカ

結果から言うと、1本目の走行でのベストタイムは1分56秒8.アッサリと自己ベストを更新である( v ̄▽ ̄)デビューの率直な感想を述べると「すんごく乗り易い」といったトコである。公式HP曰く「時速300kmで100kgのダウンフォース増」とあるが、ソレが思いっきり分かるのが第1コーナーである。


 動画にもある様に、スピードが乗れば乗る程ダウンフォースでクルマが安定してきてて、ダウンフォースのお陰かブレーキ初動も安定してるのである。あと300Rでもダウンフォースが効いてるせいか、楽にクルマを曲げていけるのである。でもって最高速の方であるが、第1コーナーで最大275km/hを記録した次第である。今日は気温が結構高めだった&他に走ってるクルマも多かったけど、コレが0℃近い気温&他車にジャマされない状態&ドライコンディション&最終コーナーで上手く脱出できてれば、ひょっとしたら290km/h狙えるんじゃないかと思うのである。何ちゅーか、プロレースの世界で技術屋が血なまこになって空力を追い求める理由、改めて超良く分かった希ガスのである。


 でも運が悪い事に、当日はドライコンディション→日差しも強い事もあって、気温が急上昇。2本目を走る頃には、なんと17℃まで気温が上がってたのであるι(´Д`υ)因みに当日の最高気温は23℃で。何も知らない人が「11月に23℃」と聞いたら、間違いなく「オーストラリアの天気?」と聞き返すだろうけど、正真正銘ニッポンの天気である(´ヘ`;)でもって昼に近くなるにつれて枠内の他車の数も多くなってくるので、2本目はこんな感じである:

辛うじてクリアラップに近いのはココだけで、後は全然取れなかったのである。やっぱ他車があると、どうしても無意識的にアクセルを緩めちゃうのである(^_^;)タイムは大体59秒フラットといったトコであろう。何時もの様に、走ったのは2本だけである。1本だけだと慣れる前に終わっちゃうし、3本以上だと集中力が切れてダレる。だから2本に絞って集中して走って、結果はどうであれソコで終了。ソレがワタクシのサーキット走行におけるジャスティスであり、決してタイヤが勿体無いからではない(笑)


*加速こそ全て?

 でもって今回でワタクシが個人的に注目したのは、ベストを更新した1本目である。何度繰り返してみてもレコードラインを明らかに外してるんだけど、何故だかタイムは更新できちゃっているのである( ̄〜 ̄)ソコで新兵器として投入したデータロガーの出番であり、そのロガー見て分かった事があったのである。ソレは「最終コーナーとヘアピンの脱出速度が高かった」という事である。ワタクシが思うに・・・

ヘアピンと最終コーナーを高い速度で脱出する

共に直線が長く、次のコーナーまで相当な速度が出る

R35は4WDだけあって、立ち上がり加速は鋭い

つまりレコードラインを少し外しても、脱出速度で稼いだ方がタイムは縮まる

(゚д゚)ウマー

・・・という事なんじゃないかなと思うのである。まぁ次回ノルド行く時に、Sオーナーにその辺りの話を詳しく聞いてみようと思う次第である。あと前の練習会の時、奥まで突っ込む事&アクセルを我慢する事を覚えたのが大きかったと思うのである。コレをもっと上手く使えれば、更にタイムを縮める事ができ、夢の55秒台・・・いや54秒台も狙えるんじゃないかと思う次第である(`・ω・´)


 というワケで、記念すべき新車のデビュー走行は無事成功した次第である:

コレは余談であるが、ワタクシがND用のシートとして狙ってたモンの一つに【ESQUELETOシート・TYPE-7】なるモンがあり、ソレが奇遇にも本社を御殿場に構えていた事もあり、この後その本社へ足を延ばしたのである・・・のだが、見事なまでに希望を打ち砕かれた事を伝えておくとしよう(笑)R35NISMOのサーキットデビューは大成功の内に終わったが、NDに関してはまだまだ前途多難である(-ω-;)でもまぁ、ソレを克服するのもまた楽しみの一興なんで、存分に楽しもうと思う今日この頃であった。