アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

BATTLECRY UNDER A WINTER SUN

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「僕は退屈なことが好きだ。まるっきり同じものが何度も何度も繰り返されるのが好きなんだ」

By アンディ・ウォーホル


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*MTは楽しくない

 ワタクシはセカンドカーに敢えて3ペダルMTを選んだが、ぶっちゃけMTを楽しいだなんて思った事は無いのである(笑)何故ならワタクシは「運転する事が好き」なのではなく「クルマという概念そのものが好き」だからである。クルマが好きで、クルマの事をもっと知るためにもMTを実際に自分でマスターする必要があると感じたからである。先日のブログで言うトコの”血肉化”ってヤツである。本やネットから得られた情報としてではなく、自らの経験と知識を掛け合わせた知識が欲しいからこそ、ワタクシはMTを選んだのである。あとはNDの場合、MTのがより一層軽い上に重量バランスや剛性や燃費面でも有利だから、MT以外の選択肢は考えられなかったというのもあるのである。


 ソレでもスポーツカーにおいては伝達効率や耐久性などで(トルコン)ATよりもMTのが重宝されていて、スポーツグレードはMT一択だった時代があったけど、ソレもDCTやセミMTが出てきた事で終わってしまったのである。フェラーリランボルギーニはMT無くしちゃったし、ポルシェやBMWだってMTはあるけど圧倒的にDCTが売れてる。ソレでも「MTが楽しい」っていう人は結構居るけど、ワタクシはソレに異を唱える次第である:

  • 楽しい → まちがい!
  • 退屈しない → せいかい!

だとワタクシは思うのである。R35とNDを比べて乗ってみた結果として分かったのだが、R35乗ってると気が抜けるのである(笑)何せ街乗りだったら右手と右足だけ動かせばいいんだから、楽過ぎて気が緩むのである(^_^;)でもND乗ってると、否が応にも考えなきゃいけない事が増えるため、所謂”運転してるッ!”実感が生まれるのであり、ソレを「楽しい」と思い込んでるんじゃないかとワタクシは推測するのである。


*まるごとエース

 本やネットでよく書いてある「欧州じゃ8〜9割MT、欧州人はクルマ分かってる」ってヤツも、実は全く違うのである。欧州人がMT選ぶのは、単に値段と燃費、あと信頼性である。MTは上手に乗れれば伝達効率が99%まで上がるし、あとニッポン車と違って欧州車は壊れやすいから、故障のリスク回避のためにMT乗ってるのである。現に欧州の中でも裕福な国だと、スイスが58%、ドイツが45%、イギリスが30%のAT率である。そう、改めて言うが、MTは楽しくないのである(笑)さて話は変わって、と:

本屋にこんなモンが置いてあったので、思わず手が伸びた次第である。こういうムックの価値は何処にあるかって、パーツのカタログとしてと、あと未発売の新製品の情報源としてである。谷口信輝のインプレがどうだとか、何処ぞのチューニングショップのメニューがどうだとか、そんなモンはどうだっていいのである。何が必要かなんては、走り込んだ後にジックリ考えりゃ良いのである。


まぁソレが一番売れてるからしゃーないと言っちゃしゃーないけど、最初から最後までFateネタである(´・ω・`)ぶっちゃけた話、ワタクシはスピンオフだとかリメイクだとかアニメだとか、そういうのには正直どうでもいいのである。ましてやソシャゲなんてのは、ワタクシに言わせればアルカイダタリバンと並ぶ存在なのである(笑)ワタクシはただ単に、洋ゲーに負けず劣らずのやり応えのある重厚なゲームがしたいだけなのである。


*MTがこの先生きのこるには

 話をMTに戻すが、ぶっちゃけた事を言えば、MTの優位性って最早重量だけなのである。AセグメントかBセグメントの小型車で燃費を稼ぐために、ミッションをMT化して軽量化する。あるいはライトウェイトスポーツカーで、少しでも重量を削るためにMTを搭載する。ワタクシが考える限り、MTである必要性なんて精々コレぐらいである。でもコレですらも(今はまだないけど)クラッチ制御が超賢いシングルクラッチセミMTが登場すれば、重量の差なんてすぐに埋まってしまう事が容易に想像できてしまうのである。ハッキリ言うと、2ペダルが全然楽しくないかと問われたら、8年間R35乗ったワタクシの率直な感想は「断然ノー」である。


 が、このままMTが無くなるのかと問われたら、ワタクシは「MTは消える事は無い」と答える次第である。寧ろワタクシに言わせれば、廃れるならばトルコンATの方が先である。CVT?唯一の良いCVTは廃棄処分されるCVT、コレがワタクシのジャスティスである(笑)パソコン時代になってワープロやタイプライターは消えたけど鉛筆や毛筆はそのまま残ってるように、スクリューとディーゼルが発達して蒸気船が消えても帆船が残り続けてるのと同様に、MTがクルマの基礎中の基礎であり続ける限り、MTは残り続けるモンだとワタクシは思うのである。ただソレはあくまで今世紀中の話であり、22世紀になって電気自動車が主流になったら、MTは博物館だけのモノになるんだろうなとも思っちゃう今日この頃であった。