アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

NOCTURNAL POISONING

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「理想主義のない現実主義は無意味である。現実主義のない理想主義は無血液である」

By ロマン・ロラン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*理想vs現実

 終わコンになる前に、もうちょっとだけイギリスのEU離脱の話がしたい次第である(笑)確かに運営はお世辞にも上手く行ってるとは言えないのだが、ワタクシは理念としてのEUのソレは評価しているのである。2つ以上の国で仕事した事のあるロンマニアの方ならば経験した事があると思うが、国境って思いの外ジャマなのである。昔みたいに一国で殆どの事業が完成していた時代なら兎も角、モノもヒトも盛んに飛び回る現代において、通貨だとかビザだとか関税だとかいうのは色々と面倒くさいのである。だから連合を作ってそういうのを取っ払って、自由度と流動性を高める事で新陳代謝と効率を高めて経済や安全保障をスムーズにする。ソレは理念としては間違ってないどころか、理に適ってるのである。


 ただしソレは「ソコに住む人々が善意を以って、その理念を正しく応用してれば」の話であり、今回の問題は正にソコなのである。ソレをこういう風に悪用して来られたら、そりゃ上手く行かなくなる筈である:

こうやってEUの難民協定と社会保障システムを逆手に取って裕福な国に挙って押しかけたりとか、あるいはギリシャみたく国を挙げてEUに集って来られたら、そりゃどうしようもないに決まってるのである(^_^;)そう、EUの協定ってのは性善説に基づき過ぎたのである。性善説過ぎたから、こうやって悪意を以って来られると二進も三進も行かなくなるのである。


*ヒール&トゥアワード2016

 そう、悪意である。どんな素晴らしい理念であっても、悪意がダメにしてしまうのである。やっぱEU上位国の民度は結構高く、結構高いが故に性善説になりがちなのであり、EUになって従来は防波堤になってたモンが無くなっちゃって、その隙を突かれたんだとワタクシは思うのである。まぁソレはさて置き、話題を変えようジャマイカ

REV SPEED(レブ スピード) 2016年 08 月号

REV SPEED(レブ スピード) 2016年 08 月号

  • 発売日: 2016/06/25
  • メディア: 雑誌

ヒール&トゥとND、思いっきりワタクシのソレに超ストライクな今月号である(笑)ヒール&トゥついでにマシンガンシフトのやり方も書いてあったのだが、どうもNDのノーマルフライホイールはちょっと重い→回転が落ちないので、シフトの方が速い場合が多々あるのである(^_^;)あとND特集も読んでみたけど、ワタクシのオイル管理やブレーキ管理はどうやら当たりっぽいのである。



何だかんだ、ワタクシが定期的に買うようになってたのである。ホントは電子版が欲しいのであるが、中々配信されないんだよなコレが(^_^;)中身は基本的にオリジナル(イギリス)版を翻訳したモンなので、ニッポンの本に慣れてる人には文章がくどいかも知れないが、どぎついブリティッシュジョークがお好みならば気に入る筈である。


民度の高さと脇の甘さ

 ニッポンもそうだけど、EUの国々って歴史が深い国が結構多いから、やっぱ民度は高いのである。でもって民度の高い国に共通するのが「脇が甘くなる」って事である。何せ「我が国の人間なら、そんな恥ずべき事はしない」って理由で、色んな意味でのセキュリティーが甘くなるのである。分かり易い例えが、ニッポンで印鑑の入った箱が鍵のかからん箱に空いたまま置いてあるソレである。民度の低くて治安の悪いトコから来た人的には「コレって勝手に取って勝手に使っちゃえば、文章偽造し放題じゃね(´Д`;)」って思うのだけど、当のニッポン人にはその危機感がないのである。何故なら「ニッポン人ならばそんな事はしない」って確信があるからである。


 昔みたいにハワイ行くのですら大旅行だった時代なら兎も角、今はボーダレス時代である。思った以上に簡単にヒトやモノや情報が国境を飛び越える時代である。そんな時代だから、民度の低い国のヤツ等が民度の高い国へ容易に入ってきて、その性善説的システムを悪用してつけ上がるなんて事もしょっちゅう起こるワケであり、ソレが今回のEUに起こった諸問題であり、今後ニッポンでも起こり得る更なるボーダレス時代における諸問題でもあるのである。繰り返し言うが、人権だとか寛容さだとかは素晴らしいし否定するつもりもないが、ソレを悪意を以って使うヤツに備えろとワタクシは言いたいのである。さて、もう遅いので、お暇するに限る今日この頃であった。