アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

LET US PREY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「(国民による)時々のちょっとした反逆は、政府の健康のためには必要な医薬品である」

By トーマス・ジェファーソン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*欧米の支配からの卒業

 何つーか、また尖閣諸島の方が大変な事になってるのである(^_^;)まぁソコんトコはマジメなブロガーさんやジャーナリストの文章を読む方が、堕落人間であるワタクシのソレを読むよっかは遥かに有意義であろうから、詳細は省略する次第である(笑)こういう事が起きる度に多くのロンマニアの皆様は「なぜ中国は国際社会のルールやマナーを守れんのだろうかねぇ( ̄〜 ̄)」って思われるだろうけど、ソレはニッポン人だからこそそう思ってしまうのである。ニッポンは戦後ずっとアメリカのデファクト上の属国で、その恩恵をフルに受けて豊かになったからこそ所謂”国際社会”ってヤツに疑問を持たないのだが、他のアジアやアフリカや中東の人々からすれば、ソレは「欧米の白人共が押し付けてきたルール」なのである。


 一時GHQ占領下にあった時を除けば、ニッポンは植民地支配を受けた事が無い数少ない国である。が、植民地支配を受けた側からしてみれば「自分達が現在貧しくて遅れてるのは、過去に何百年にも渡って欧米の白人共から搾取されてきたせいだヽ(`Д´)ノ」ってなるワケであり、そして中国もその”支配され搾取された側”の一員なのである。そう、中国的には南シナ海のソレも今回の尖閣のソレも「かつて他国に奪われてきたモンを取り返す」「再度搾取しに来たヤツ等から我々の土地を守るための闘い」なのであり、正当なモンという事になるのである。でもってココ十数年の経済成長で中国の国力と国際影響力が高まった今こそ”欧米的価値観に偏重しないホントの意味での国際社会”を築くチャンスなのである。



 そう、南シナ海を含めこの件が難しい理由ってのは、中国にシンパシーを示す国々や人々が少なくないからである。ニッポン国内のサヨクが親中国になるのは社会主義共産主義へのノスタルジー以上に、この「弱者達が連帯して世界を支配する強者達に立ち向かう」ってシチュエーションに憧れてるからじゃないかとも思うのである。凄く分かり易い言い方をすれば、今の中国はドナルド・トランプみたいなモンなのである(笑)アメリカ国民はトランプが何かを良くする事を期待してるのではなく、何もかにも壊してくれる事を期待してるのである。壊した後に作り直せば、ひょっとしたら自分等に都合良く再生されるかも知れない。そんな持たざる者、力無き者の淡い期待の代弁代行者がトランプであり、中国なのである。


*ロックの終わり?

 まぁ堅苦しい話はコレでお終いにしようジャマイカ。ヤンキーが始め、賢いヤツが流行らせ、オタクで終わる。以前述べた”文化の一生”ってヤツであるが、コレもロックという音楽にも当て嵌まっているのである。最初は不良の心の叫びだったロックだが、その不良性を賢いヤツがビジネスに結び付け、ソコに不良性を欲するオタクが群がる。商業化が進むにつれてより一般ウケし易いようにロックの毒気は徐々に抜けていき、毒気の無いロックから不良が抜けていき、不良が抜けた先に賢いヤツもついていき、オタクだけがソコに残った。ソレが今のロックである。最近の若いロックミュージシャンを見れば分かると思うが、最近はオタクっぽいヤツばっかであり、多分ホントにオタクなのであろう。


 でもやっぱワタクシはロックの全盛期に幼少期を過ごしてきたので、やっぱロックが好きなのである。ソレにワタクシはオタクなので尚更である(笑)そんなワタクシが最近買った(&ダウンロードした)アルバムはこんな感じである:

ギヴ・ア・グリンプス・オブ・ホワット・ヤー・ノット

ギヴ・ア・グリンプス・オブ・ホワット・ヤー・ノット

ダイナソーjrの新作である。新作って言ってもバンド自身が結成30年目*1なので、いわば「古い人の新作」である。昔ながらのギターとベースとドラムというアナログな方法で作られた、実に古典的な作品である。今の若い人にはウケんだろうけど、90年代オルタナティブの洗礼を受けたワタクシ等オッサンには堪らない音楽なのである(笑)


アメリカン・ビューティー/アメリカン・サイコ

アメリカン・ビューティー/アメリカン・サイコ

じゃあ最近(ってほどじゃないけど^_^;)流行ってるのはどんな感じのロックかと思ってコレをストリーミングで落としてみたのだが、正直な感想「あぁ、ワタクシの知ってるロックはもう廃れたんだな(´・ω・`)」といったトコである(笑)アナログなやり方が悪いとは言わんが、今はやっぱデジタルが進化し過ぎてるのである。だからギターとベースとドラムだけじゃすぐに表現の限界がきて、デジタルな方向へと流れていくのではとワタクシは思うのである。


Gravity

Gravity

  • アーティスト:ClariS
  • 出版社/メーカー: Sony Music Labels Inc.
  • 発売日: 2016/07/13
  • メディア: MP3 ダウンロード

まぁロックばっかじゃ肩が凝るので、時々こうやってアニソンも交えるのである(笑)こういう時、ストリーミングやダウンロードはホント便利である。発売日当日にすぐ手に入るし、在庫や営業時間を一切気にしなくていいし、何よりハズレを引いた時のリスクが最小限で済むってトコがデカいのである。リスクが無ければハズレを恐れる事無く、新しい音楽を積極的に聴きにいけるからである。


*音楽は終わっていない

 最近、音楽業界のカネの流れが減ってるんだそうである。でも何ちゅーか、ワタクシにはその気持ちが分かるのである。特にダウンロード販売とストリーミングが普及した今ならばである。何故そうなるかといえば、答えは「古い音源を漁るのに時間を取られてしまうから」である(笑)ワタクシの場合「ガキの頃に聴きたかったけど予算の都合で聴けなかった」ってアルバムが非常に多く、ソレを回収するだけでも一苦労なのである(爆)聴きたいモンは山ほどあるけど、いかんぜん時間は有限である(^_^;)だから古いモンばかりを聴き込んでいて、新しい音源に触れる機会が大幅に減ってしまってるのである。多分世界中の音楽好きも、ワタクシと同じ考えなんじゃないかと思うのである。


 だから古いバンドの再結成が多いのも、その再結成したバンドのライブに客が結構入るのも、つまりそういう事なんじゃないかとワタクシは思うのである。だからワタクシは音楽そのものが廃れてきたとは全然思っていないのである。寧ろ今こそが、音楽を聴く側にとっても演る側にとっても、一番恵まれた時代なんじゃないかと思うのである。聴く側は最小限のリスクで最大限の音源を得る事が出来るし、演る側はネットとかをフル活用して自分を売り込む事が出来る。でもって今後は【本のストリーミング】も本格的に普及してくるだろうから、本好きでもあるワタクシとしては嬉しい限りである(^-^)ホント、一日が24時間しかない事が恨めしく感じる今日この頃であった。


*1:途中で解散→再結成を挟んでるが、ソコは省略