ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「管理の網の目に覆われた日本の社会にあって、大声で喧嘩をしても数日後にはケロリと仲直りできるような親しい人間関係を、我々は失いつつある」
By 山田洋次
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*ケンカすべきでない相手
先日ワタクシなりのコミケの在り方を描いたのであるが、案の定反発が来たのである(^_^;)細かいトコは省くが、要点を簡単にまとめると「旧来の価値観を盾にしてオタクを弾圧するヤツはファシストである」「オタクはこの様なオタク差別主義者に対し徹底的に抵抗すべきである」といったトコである。当初ワタクシは「敵?そんなモン何処に居るの('_'?)」だったのであるが、考えを整理してみて漸く反論主とワタクシの認識の違いが分かったのである。反論主が敵とみなしてるオタク差別主義者を、ワタクシは敵だとは認識してなかったのである。ワタクシは「真っ当なオタク」と「差別はしないけど違和感を感じるであろうフツーの人」の間を取り持つ事しか考えていなかったのである。
何故オタク差別主義者と戦おうとしないのかって?実に簡単な話である。もしもモニター前のロンマニアの貴方が道を歩いていて犬に吠えられたら、果たして貴方は四つん這いになって吠え返すであろうか?当然答えは「ノー」である。そう、ワタクシにとって差別主義者の言葉なんてのは、その程度の認識でしかないのである。ソイツ等に一々目くじら立てて反論するって事は、ソレ即ち相手と同じレベルにある事を意味してるのである。余計な言葉に対してはスルーするか、反論するにしても無難な対応に留めておいて、害をなすのであれば火の粉を払う。ソレぐらいにしかワタクシは考えてないのである。だからワタクシには敵はいないし、敵がいないのだから戦う必要も無い。ソレが答えである。
じゃあ何故そんなヤツ等が気になってしまうかって、心の何処かで「自分のレベルはソイツ等と同じかソレ以下」っていう認識があるからである。で、何故そういう認識が生まれるかって、目に見える結果を出していないからである。オタクってのはワタクシもそうなのであるが、やっぱ世間と乖離してしまってるだとか、人間関係が上手く行かないヤツが少なくないのである。でもってそういうヤツは、知識武装と好きな事柄への情熱で「フツーのヤツ等は俺みたいに知ってるワケでもなく、何かに入れ込む気概も無いッ!」ってルサンチマンするんだけど、でもソレは結果を伴わない限り虚勢でしかないのである。虚勢だからこそ自分の知識や情熱に自信が無く、故に差別主義者の言葉に反応してしまうのである。
*久しぶりの和ゲー
さてこの話はコレぐらいにしといて、話題を変えようジャマイカ。最近はスッカリ洋ゲーがメインになってしまってるが、抑々のワタクシのゲーム好きのルーツはファミコンであり、恐らく同世代のゲーム属性のあるロンマニアの方々同様に、和ゲーをメインに育ってきてるのである。だから洋ゲーが中心になったとは言えど和ゲーをやらなくなったワケではなく、時々はやりたいモンが出てくるからソレをやるのである。ココ最近プレイした&現在プレイ中のゲームを上げると、丁度こんな感じである:
- 出版社/メーカー: 日本ファルコム
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: Video Game
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- 出版社/メーカー: 5pb
- 発売日: 2015/06/25
- メディア: Video Game
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前者は兎も角、後者は今まで「発売日に買ったは良いけど、買っておいて起動すらしていない」をネタにし続けて1年と2ヶ月、今度こそホントのホントに起動できたのである(笑)何せ発売された時はウィッチャー3に丁度ハマってて、その後もMGS5→アサシンクリード→フォールアウト4→ジャストコーズ3→ファークライ→ウィッチャー3二周目と優先してやりたいモンが山積みだったので、ソレ片づけていたら1年2ヶ月経ってたってオチである(^_^;)でもって、後者のシリーズの【最新作が今冬】らしいのであるが、年末の洋ゲー大作ラッシュを考えると、ソレも多分相当積む事になるであろう(爆)
ぶっちゃけた話、ワタクシは和ゲーの大手が作る王道的売れ筋作品に殆ど興味は無いのである。何故なら王道である限り、何をどうやったって洋ゲーのソレと比べちゃうのであり、実際比べてしまうと洋ゲーとのレベルの差に愕然としてしまうのである。スカイリム、フォールアウト4、ウィッチャー3。この3つをプレイした後だと、どんなJRPGをプレイしたって満足できなくなってしまうのである。だから王道は狙わないで、敢えてオタク向きな”邪道”をプレイするのである。冗談抜きでワタクシは「和ゲーが洋ゲーに対抗するためのカギは、エロと萌えにある」と考えているのである(笑)何故ならその分野においてのみ、和ゲーは他の追随を未だ許さないからである。
前者は既にクリア済みで、今は後者の真っ最中である。でもってプレイした感想としては「やっぱ和ゲーだなぁ〜( ̄▽ ̄)」ってトコである。和ゲーの良いトコは、やっぱストーリーとか演出とかの徹底した作り込みである。洋ゲーはストーリーの自由度が低い分、演出を細部まで練る事が出来るのである。でもって和ゲーの悪いトコの一つは「ソコまでストーリーや演出に拘るならアニメでやれ」って言いたくなるトコである。前者も後者も操作を殆どしないでキャラクターの会話のやり取りを延々と観せられるから、コントローラー握る手が手持無沙汰になってしまうのである。展開されるドラマがハイクオリティーな画像ならまだ良いのだが、和ゲーの場合はショボいポリゴンの3D画像か、或いはテキストを用いたデジタル紙芝居かのどっちかである┐(´д`)┌
*和ゲーがこの先生きのこるには2016
そう、和ゲーの何が一番の問題かって、純粋に技術が無い事が問題なのである。ニッポンのアニメ技術は(恐らく)世界最高峰なのに、その技術がゲーム作りに全く生かされていないのである。もしも「プレイできるアニメ」をハイクオリティーで作る事が出来るのなら、和ゲーはもっと世界で成功すると思うのである。和ゲーが世界で売れないのは文化云々の理解、世界の主流とは方向性がズレてる云々ではなく、純粋に技術が無いからである。例えば洋ゲーなんかは、ちゃんと「プレイできる映画」をゲームで再現出来ちゃったりしてるのである:
こんな風に、ムービーシーンとプレイシーンの繋がりがスムーズだから、あたかも映画をプレイしてるような気分になれるし、繋がりを絶たれるストレスも最小限なのである。和ゲーはソコがヘタで、ムービーとゲームが分かり易く分かれるから、やってて「またムービーかよ〜( ´△`)」って萎えてしまうのである。
逆に言えば「プレイできる萌えアニメ」を和ゲー勢力が作る事に成功すれば、今や一割以下になってしまった世界の和ゲーシェアが復活するのではとワタクシは思うのである(笑)上記にもあるように萌えとアニメはニッポンだけが作れるモンであって、ソレを突き詰める技術さえあれば凄い事になるんじゃないかとも思うのである。そんなの海外の超大手じゃないとムリ?ワタクシはそう思わん次第である。あのウィッチャー3を作った会社はアメリカやイギリスの超大手ではなく、ポーランドの中小メーカーだったのだから、ニッポンのメーカーに作れない筈はないと思う次第である。そんな「プレイできる萌えアニメ」の時代が来るその日まで、首を長くして待とうと思う今日この頃であった。