ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「若いことは素晴らしいことだが、成熟して経験豊かだというのもそれに劣らず望ましいことである」
By バーナード・バルーク
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*熟成>性能
ネットや雑誌とかでのタイムアタックの結果が出て以来、件の新型NSXの話題はスッカリ冷めてしまったって感じである( ̄〜 ̄)まぁ想像してた通りだけど、今のNSXに足りないのは速さではなく、熟成なのである。でもって熟成ってのは短期間のシミュレーターやテストコースの走行からだけじゃ決して生まれず、気が遠くなるぐらいの時間と量のデータや経験則をフィードバックしないと生まれないのである:
因みに水野和敏氏も上記の黒澤氏(通称ガンさん)とほぼ同じ事を言ってたりするのである。外車だとポルシェやBMWのMシリーズ、ニッポン車だとロドスタやフェアレディZがフルモデルチェンジ後でも安心して買えるのは、同じコンセプトでン十年に渡って作り続けてきた経験と知識があるからである。ソレが無いから、細かいトコで色々と粗が出てくるのである。
ソレと同じ感想が。今度ホンダが出してくると言われている【次期S2000】にも言えるのである。スペック云々やマシンコンセプト云々以前に「真新しい事をする」って事がワタクシ的に引っかかるのである。例えばコレが1999年から作り続けている3代目か4代目の従来通りのFRのS2000とかだったら、その18年間の間にオーナーやメーカーからの膨大なフィードバックが開発に活かされてるだろう事が想像に難くないから、ワタクシは信じられた筈である。が、1代限りで終わった上に、空白期間が10年近くあって、しかも初代とは全くコンセプトの違うクルマである。所々で詰めが甘い事が発売される前から想像に難くないのに、ソレにどーやって500〜800諭吉もの大金を出すんだって話である┐(´-`)┌
*コンバットの真骨頂
まぁ言っちゃ何だが、ポルシェやBMWがやってるような「車種を極める事でアイコンを作りブランドを築く」って考え方が、抑々ホンダにゃ無いのである。昔ながらの熱狂的なホンダファンに少数売れればソレで良くて、メインはあくまでフィットやN-BOXの薄利多売で、ソレ等を好んで買う層に対して客寄せパンダとしてウケればソレで良いのであろう┐( ̄ヘ ̄)┌まぁ商売的には正しいんだろうから悪いとは言わんが、ただワタクシ的には無粋極まりないってだけの話である。さて無粋なメーカーの無粋なクルマの話は置いといて、と(笑)
GT-R MAGAZINE(ジーティーアールマガジン) 2017年 03月号 (雑誌)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 交通タイムス社
- 発売日: 2017/02/01
- メディア: 雑誌
最近【ノートe-Power NISMO】がラインナップに新たに加わったけど、やっぱ日産は今後もNISMOを自社のハイエンドブランドとして売り込んでいくつもりみたいである。ぶっちゃけた話、今のTypeRよりも好感が持てるのである(笑)確かにNISMOのパーツは出来が良いしメーカー直系だから質も問題無いんだけど、ただやっぱその分だけ値が張るのがアレである(^_^;)今はまだ保証期間中だからノーマル維持だけど、将来的にはNISMOパーツを考えんでもないのである。
何時の間にか月間になった事を見るに、どうやらこの雑誌の売れ行きはソレなりに好調なのであろう。トレポン教に入信して以来、トイガン系の雑誌は全く読まなくなってしまってるのである(笑)気になるのは銃本体に関する事ではなく、アクセサリ類とか装備品だとかフィールドとかショップの情報だから、こういう雑誌は重宝するのである。あとワタクシも参加したゲーム会の特集記事もあったが、生憎ワタクシは写ってなかった次第である(爆)
*時代の残り香
ただ今じゃああなってしまったけど、やっぱ昔のホンダはマジで凄かったのである。NSXが初めて登場した時の衝撃なんか、そりゃシャレになってなかったのである。スーパーカーは速さに全てを捧げた存在なのだから、使い勝手の悪さや整備性の悪さやコスパの悪さは我慢すべき。そんなスーパーカーの常識を全部ひっくり返して、当時のスーパーカーの半分の値段で、使い勝手も整備性も信頼性も抜群のクルマを作り出しちゃったのである。
この動画のガンさんの厳しくとも活き活きした語り口を聴けば、初代がどんだけ凄かったのかが分かるってモンである。その27年後にNSXがああなるなんて、あの当時のガンさんは夢にも思って無かったはずである(笑)そりゃ世界中が度肝を抜かれるに決まってるし、当時にリアルタイムでホンダ車乗ってたオーナー達からすれば、ホンダ車オーナーである事がこの上なく誇らしかった事であろう。多分その時代のホンダファンは「ホンダが世界を制するッ!」ってマジで思ってた事であろう。
同様の事がS2000にも言えるのである。あの当時、市販車で9000回転まで回るNAエンジンなんて何処も作ってなかったのである。ソコに当時の最先端だった6速MTを内製で作って装備して、ソレでも値段は”たった”の370諭吉である。そんだけで、あの時代のホンダがどんだけ凄かったかがお分かり頂けると思うのである:
そんな時代を知ってるからこそ、今のNSXや次期S2000に対しては「(・ω・ )( ^ω^ )どうしてこうなった!」としか言えないのである(笑)デビュー当時に見せたような突き抜けたモンが何もなく、ただひたすら昔の栄光に引っ掛けて宣伝してるだけ。こんなモンの何にトキメキやワクワクを感じろっちゅーんだって話であr・・・コレ以上は限が無いので(笑)もうお暇しようと思う今日この頃であった。