アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

DEATH AND THE BLACK WORK

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「昔の事と今の事、実相に近い事をちゃんと言えて、考えられている。そういう人がいたら、それは教養のある人だと言える」

By 吉本隆明


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


サバゲー15周年記念(?)

 さて、明後日は待ちに待った走行会である(^-^)運良く関東は今週末の豪雪地域から外れてる上、当日はガッツリ晴れる予報である。こうなったらやる事は一つ、徹底的に走り込むのみである(`・ω・´)サバゲー?何ソレ美味いのであある(笑)寒い時期はクルマのシーズンで、暑い時期はサバゲーのシーズン、ワタクシの中ではそう決まってるのである。今思い起こせば、ワタクシがサバゲーデビューしてもう15年ぐらい経っているのである。当初は鉄砲が好きで、エアガン幾つか所有してて、面白半分で始めてみた遊びだったのであるが、気が付いたら15年もやり続けていたのである。流石に15年前とは違って忙しくなった&体力的にも落ちてきたけど、行く回数は減ってもコレからもまだまだ続けていけそうな希ガスのである。


 で、昔を振り返る時に「最初のフィールドは?」と並んで良く聞かれるのが「最初の銃は?」である。ワタクシが最初に買ったエアガンは東京マルイM4A1カービンだけど、初めてのサバゲーに持って行ったのは同じ東京マルイのステアーAUGミリタリーだったのである。当時ワタクシが好きだったゲームにこの銃が出て来てて、そのカッコ良さにシビれて衝動買いしたのを持って行ったってワケである(笑)

やっぱ初めて使った銃ともあって、ホント愛着以って使いまくったモンである。インナーバレルは長いけど全長は短く、その上首回りもガッチリしてて気密も良い。どういう事かと言うと、良く当たるという事である。でもって全長が短いから取り回しも良くて、重量物が後ろだから構え易くて、付属のスコープもワタクシ的に使い易い。ミニバッテリーしか使えない、多弾マグが330発までという欠点もあったけど、ソレを補って余りあるほどの良い鉄砲だったのである。


 サバゲー始めた頃は、ホントこのステアーにはお世話になったモンである。今じゃ既に絶版になってて手に入らないが、再版されたらもう一度保存用として買いたいモンである。でもって当時のワタクシのM4の印象は「カッコ良いけど当たらなくて使えない鉄砲」だったのである。昔のマルイの鉄砲はプラスチックで出来てたため、兎に角剛性が無かったのである(^_^;)詳しくは【ココ】に書いてあるけど、M4系は構造上特に首回りが弱かったから、ハンドガードを握っただけでも首が曲がってしまうのである。だからメタルフレームを入れるしか方法が無いのであるが、コレが結構高いのである。剛性を得るためのインフラや手間が大きくて、その割には思ったような命中精度を得られない。だからあの時代はM4を敬遠してたのである。


*インナーバレル長&首剛性

 要するにあの当時のワタクシの鉄砲選びの2大基準が「インナーバレルを如何に長く取れるか」と「首剛性が如何に高いか」の2点だったのである。この2点さえシッカリしてれば、ほぼ狙ったトコに弾が飛ぶようになるからである。その2大基準を満たした上で、その後何処まで良い条件を積み重ねられるかが、ワタクシ的な鉄砲選びのキモだったのである。そんな中、ステアーと共にワタクシの愛用銃の中核を占めたのが【マルイAK47】である:

コレの何が良かったかって、上記の2大条件を満たしてる上に、色々と優れた点が多かったからである:

  • ラージバッテリーが使えるからレスポンスも良くて長持ちする
  • そのラージバッテリーの収納位置がストック内だから、重量バランスにも優れている
  • 多弾マグが600発入りだから弾切れの心配も殆ど無い

欠点は強いて言えばダットサイトを搭載できない事ぐらいであるが、ソレ以外はほぼ全て完璧なのである。とあるロンマニアの方が「自分もサバゲー初心者にはAK47を勧めている」と仰ってたが、ワタクシも全く以って同感である。今はもう処分しちゃって手元にはないが、ホント良い銃だったのである。


 ステアーとAK47と、あとロングバレル化&ラージバッテリー収納可能なストック装着を施したG36C。この3つが初期のワタクシの愛用銃だったのである。今となっては3つとも使えない状態になってるが、でもホントに良く使ってたのである因みにその後のワタクシの鉄砲遍歴だけど:

マルイM14

89式小銃

次世代SOPMOD M4

次世代CQBR

次世代SCAR-L

トレポン  ←  今ココ

・・・といったトコである。因みに今現在は、トレポン以外の全ての上記鉄砲は使えないか処分済みかのどちらかである。ソレぐらい、今のワタクシはトレポンが気に入ってしまっているのである。


 でも今じゃ当たり前の様にノーマルで金属フレームが用いられている→首剛性はあって当たり前だし、インナーバレルについても「ホップアップ機能部分の気密と精度をシッカリ作れば、インナーバレルは300mm前後あれば十分」って事が判明してしまってるのである。つまりワタクシが挙げた2大基準ってのは、今となっては既に過去の話なのである。だからコレからサバゲー始めるための鉄砲を選ぼうとしているロンマニアの方々は、余計な事は何も考えずに買ってもらって結構である(笑)サバゲー始めた時にはあんなに愛用していた東京マルイの鉄砲も、気が付いたら何時の間にか全く使わなくなってしまってたのである(^_^;)物事が変わる時は一瞬で変わるというが、マジでそう思うのである。


*さらば古き良き時代

 今思い起こせばムダばっかりが多かったワタクシの過去のサバゲーライフだけど、あの頃は楽しかったかと問われたら「最高に楽しかった(^-^)」としか言い様が無いのである。重たい荷物を担いで電車を乗り継いで、何も無いセーフティーエリアに必要なモンを全て自前で用意して持って行って、暑さも寒さも自力で堪える。鉄砲を弄るのも自分一人でやるから、鉄砲をダメにするのも1回や2回じゃなかったし、上手く出来上がったとしても当日は初速オーバーで使えずに涙を飲む。色々と大変な時代だったけど、ソレでも最高に楽しかったのである。もし今「また昔と同じ状況に戻れ」と言われたら、ワタクシは間違いなく「サバゲーを引退して、今後はクルマ一筋で行きます」って答えるであろう(笑)


 そう、確かにあの時代は楽しかったけど、もう後には戻れないのである。電車やバスでフィールド行くだなんて真っ平御免だし、屋根やトイレや自販機やメシのないセーフティーエリアなんか考えられないし、何よりセミのレスポンスが最悪なスタンダード電ガンなんかもう撃つ気が起こらないのである(笑)あと一番大きいのは、やはりクルマに目覚めちゃった事である。実は明後日にもサバゲーの定例会があるのであるが、ワタクシは躊躇う事無く走行会を選んだ次第である(爆)15年で何も変わってないと思ったのだが、こうやって書き表してみると思った以上に色々と変わってるモンなのである(^_^;)さて今から15年後はどうなってるか皆目見当付かんが、ソレはソレで楽しいだろうなと思う今日この頃であった。