アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

UGLY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「よい仕事をしてもらいたければ、忙しい人に頼め。他の人たちは時間がないから」

By エルバート・ハバード


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*3気筒の魅力?

 噂によると【ホンダが3気筒ターボ1000ccのMRスポーツカーを出してくる】とか。話だけ聞いてると「MRピュアスポーツカーキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」なのであるが、生憎ワタクシは捻くれモンである(笑)ちゅーのも3気筒ターボというとS660を思い出すのだが、アレが実に詰まらんエンジンだったからである( ̄〜 ̄)上まで回そうとすると3気筒エンジンならではの振動と振動由来のノイズが発生し、ソレが回転数を増やせば増やすほど響いてくるからである。スポーツカーでエンジンを上まで回す事が苦痛になるなんて、後にも先にもコレが初めてである(爆)あと納車が遅いだの数量限定だので手に入らん場合が実に多いので、ホンダのスポーツカーは余り信頼していないのである。


 ソレよりワタクシは同じ時期ぐらいに出ると思われる【新型スープラ】の方が断然気になる次第である。何せ天下のBMWの姉妹車だから、期待するなという方がムリである。ワタクシもBMWは何回か乗った事があるから分かるのだが、アレは実に良いクルマである。走るのが大好きな人が求めるモンを上手に抑えてくるから、走らせてて楽しいのである:

だからコレは発売されたら、間違いなく乗りに行くつもりである。まぁ何だかんだ上記のホンダのソレも乗れれば乗るんで、ちょっとだけは期待して欲しいのである(笑)


*救済vs時間

 なんか最近、子供の貧困云々、相対的貧困云々で世間が騒がしいのである。ワタクシのこの件に関しての意見は「政府や行政に頼むのも良いが、先ずは自分で何とかしろ」ってトコである。例えば【見えない貧困で大学進学が云々】についてだけど、この事を行政や政府に訴えて実際に救われるまで、一体どんだけ時間がかかるんだって話である。どう考えても社会が実際に変わるまで10年20年かかるワケだけど、その間に受験シーズンは終わっちまうんだって話である。そう、正しいか正しくないかじゃなくって、時間が無いのである。だから理不尽で世知辛いと分かっていても、ココは自力で何とかするっきゃないのである。先ずは目の前の現実問題を解決しないと、その先にある理想には辿り着けやしないのである。



 でもって更に言えば、その相対的貧困とやらが解決されて全ての若者が大学へ行けるようになったら、皆が皆安定した仕事に就けるのかって話である。ワタクシの答えは「ノー」である。考えてみりゃ分かる事であるが、いくら大卒が増えたからといって、就職枠が増えるワケじゃないのである。従来通り家庭に余裕があって万全を期して大学に行ける人や、有名大行って奨学金を楽に返せる優秀な人材が優先的にその枠を獲り、Fランにローン型奨学金で行くようなヤツが後回しになってしまう、この状況に変わりはないのである。でもって世の中の急激なIT化やAI技術の進化により、そういった中途半端な大卒人材の活躍する場は年々少なくなっていく。そう、残念な事に、国や行政に訴えかけたって状況は変わらんのである。


 この件に関しワタクシは前々から言ってきた事は「大学は贅沢」という事である。大学ってのは本来、世の中の真理を突き止めるための崇高な学びの舎であり、決して就職訓練所ではないのである。大学に行って良い人間ってのは:

  • 大学の方から「カネならこっちが出すから是非ともウチに来てくれッ!」って言わせるほど優秀な人
  • 大学へ行くための(主に金銭的な)余裕がある人
  • 大学で学びたい事の為にあらゆるモンを犠牲に出来る人

この3つのいずれかに当てはまる人が、大学に行って良い人だとワタクシは考えてる。ソレ以外ならば、言っちゃ何だが大学へ行くだけムダである。折角ニッポンには世界に誇れる職人技術が数多くあるんだから、ソレを学ぶのも悪い事じゃないとワタクシは思うのである。東芝が良い例だけど、今や大企業ですら簡単に潰れる時代なんだから、たとえ高卒でも自分一人で生きていけるようになる技能を身に付けた方が絶対良いとワタクシは思うのである。


発達障害vs時間

 だから発達障害の界隈で最近多い「発達障害への理解ヲー」とか「皆で盛り上げて世間を変えよう」って運動にワタクシは参加しないのも、偏に上記の理由である。そんなモン待ってたら何時になるか分からないし、来たとしてもワタクシが望むような形になるとは限らんからである。でも自分を変えるのは今すぐに出来るし、自分の望むような形に持って行くことも可能である。だからワタクシは講演とかじゃ「世の中を変える前に、まず自分自身を変える事から始めろ」って言うのである。自分を変える事が出来ない人間が他人に対し変われと言ったトコで、ソコに説得力は無いからである。理想ってのは目の前の現実問題を1つずつ片付けていった人間が、気が付いたら何時の間にか達成しているモン。ソレがワタクシのジャスティスである。


 まぁこんな事ばかり言ってるから、ココ2年ばかり講演の依頼が無いのであろう(笑)こう言っちゃ何だが、世間が求めてるのは24時間テレビとかで出てくるような「自分の境遇の方がマシと思えるような、庇護欲をそそる弱くて可哀想な障害者」であり、決してサバゲーとモタスポに現を抜かす上から目線なオタク野郎ではないからである(爆)でもって、弱くて可哀想な障害者を演じれば健常者様は助けてくれるのかと言えば、答えはノーである。ウソだと思うのなら、その同情してくれる人達に「同情するならカネをくれ」と言ってみればいい。1000人中999人が蜘蛛の子を散らすように逃げていくであろう(核爆)まぁこんな事言ってると更に依頼が来なくなってしまうので、黙って寝るに限る今日この頃であった。