アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

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 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「過去の記憶がお前に喜びを与えるときにのみ、過去について考えよ」

By ジェーン・オースティン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


発達障害ブームに物申す

 このブログのタイトルにもなってるアスペルガー症候群含む発達障害であるが、未だにそのブームは続いているのである。この前本屋に行った時「発達障害の本って、今どんぐらいあんのかねぇ〜( ̄∇ ̄)」って軽い気持ちで本屋行ったら、何と本棚一つ丸ごと発達障害関係の本だったのである( ̄□ ̄;)昔は本屋の片隅に数冊あれば良い方だったのであるが、時代は変わるモンである。つい最近も、天下のNHKでこんなんやってたのである:

このワタクシに一切の取材をしてないのが少しばかりアレなのだが、まぁ気にしないでおくとしようジャマイカ(笑)分かっちゃいたけど、やっぱ「不幸で可哀想な私達を理解してクレメンス(´;ω;`)」系の番組だったのである。まぁその方が世間からの同情を集めやすいし、当事者の多くもその同情を望んでいる事であろう。ココでBDU着てトレポンやらショットガンやらを撃ちまくったり、R35やNDでサーキット走り回る当事者の姿を映し出したら、間違いなく全国からのクレームの嵐でNHKの回線がパンクする事であろう(爆)


 ただワタクシは前々から言ってきたけど、ワタクシはこの「発達障害を理解してクレメンス」的な活動はあんま好きになれないのである。ちゅーのも、こういう言い方って暗に「私達の生き辛さや発達障害を理解しないヤツ、理解したくないヤツは、バカな冷血動物だ」って仄めかしてるようなモンだからである。確かにワタクシも当事者の一人として、理解はあった方が良いに決まってるのである。が、ソレはあくまで「相手側が自発的に理解しようとしてるならば」の話である。ムリヤリ理解してもらっても上っ面の部分しか理解されないだろうし、理解してもすぐ忘れるだろうし、ムリヤリ強いた事が後々トラブルの種になる事だってある。つまりメリットよりもデメリットが多いからである。


 そう、この「発達障害を理解してクレメンス」的な活動において最も重要な事は「相手に理解しない自由、理解したくない権利を認める事」じゃないかとワタクシは思うのである。こう言っちゃ何だが&ワタクシもそうであるが、やっぱ当事者ってのは多かれ少なかれ健常者や社会に対し恨みや不満があって、この「発達障害を理解してクレメンス」的活動を通じてその不満や恨みを間接的にぶつけてるトコがあるのである。でもって健常者サイドも何となくその意図が分かってるだろうから、この手の運動を続けても双方の溝は埋まらないとワタクシは思うのである。だから不条理な話だけど過去の事はリセットして、ホントの意味で相手側の意志や自由や権利を尊重する。コレがまずスタートなのである。


*新型VABに物申す

 とは言っても発達障害関係のネタはウケが悪いって事は百も承知なので、話題を変えるとしようジャマイカ(笑)サブタイで分かるように、今日のメインネタは来月にマイナーチェンジを控えた【WRX-STI】についてである。ワタクシはこの現行モデルに対しては発売前から不満タラタラ&発売されて試乗してからは更にボロクソになったのはロンマニアの皆様ご存じの通りであるが(笑)何だかんだ言ってワタクシのカーライフはこの2つ前のモデル(GDB)から始まったので、何だかんだ気になってしまうのである。国内外の同クラスのライバルが日進月歩で速さを極めていく中、嘗てのクラス最速だったコレがマイナーチェンジでどのような答えを出していくのか、元インプ乗りとして興味はあるのである。



 正直な感想を言うと「フロント6POTブレンボは羨ましいけど、他はどうでもいい」といったトコである(笑)スペックCみたいに軽量化したモデルなら兎も角、1.5トン近くある素モデルで従来の4POTはちと厳しかったからである。ワタクシもGDB時代は結局熱でダメになってしまい、キャリパー交換を余儀なくされた程である。だからコレが純正採用になる事で、ブレーキ云々の諸問題の殆どが解決される事が想像できるのである。欠点としては6POTはパッドがデカい→その分パッド代が高くなる事だけど、まぁブレーキ一式を交換する手間や費用と比べれば安く済むであろう。ただコレを標準装備にしたせいかどうかは分からんが、素モデルでも相当高くなってしまったのが気がかりである(^_^;)


 もう一つの目玉である新型DCCDについては「あっそう( ´_ゝ`)」というのが正直な感想である(笑)分かり易く言うと、今までは機械式&電制式の2種類で制御してたセンターデフを電制式1つにしたという事である。インプ属性の無いロンマニアの方には何が何だか分からんだろうけど、コレがどういう事かというと、こう言う事である:

GDBのF型からはラリーでの速さを得るために、E型までの電制式&ボールカム式から、機械式&電制式に変わった

コレによりレスポンスが大幅にアップしたため、ラリーでトラクションを得るのに大活躍した

(゚д゚)ウマー

時は流れスバルがWRC撤退、ラリーでも徐々にWRXが使われなくなり、スバルはモタスポ活動をラリーからサーキットへと移す

ところがオンロードじゃこのレスポンスの速さが仇になり、プッシュアンダーが出易くなった

( ゚Д゚)マズー

ソコで機械式を取っ払う事でレスポンスを緩やかにして、回頭性を上げる事にした

(゚д゚)ウマー

という事である。まぁ実際VAB買う人の大多数がモタスポやらないorやるにしてもサーキットだから、この変更は歓迎されるんじゃないかと思うのである。多分ラリー用にはホモロゲパーツとしてSTIから今までのミッションが用意されるだろうから、土系の競技やるヤツはそっちを個別に買えって話になるのであろう。まぁ街乗りの試乗じゃ神髄は分からない&買う気は全く無いので、故にワタクシ的には「あっそう( ´_ゝ`)」なのである(笑)


*スバルに物申す

 もう上記に書いてあるけど、コレ買いたいかと問われたら、ワタクシの答えは「お断りします( ゚ω゚ )」である(笑)速い4WDはR35で間に合ってるし、運転の楽しいクルマもNDで間に合ってるってのもそうだけど、ワタクシはこの新型VABから”ワクワクするモン”を感じないからである。飛び抜けて速くなったワケでもないし、イノベーティブな新しい何かがあるワケでもないし、所有するだけで喜びを感じるようなブランド力も無い。ぶっちゃけた話、このVABに魅力があるとしたら、ソレは「値段の割には便利で速い」って事だけである。逆に言えば、同じクラスのもっと速い、もっとイノベーティブな、もっとブランド力のあるクルマが買えるんだったらそっちを買うだろうし、そしてワタクシは買う事が出来る。故に積極的に買う理由が無いのである。


 あとコレは前々からだけど、今回も「WRCにおけるSWRTの栄光の歴史や、90年代のチューニングカー黄金時や、ランエボと最速を争ってた頃を知らない新しい顧客に対して、コレをどう売っていくのか」の答えが示されていないのである。言っちゃ何だか今回のマイナーチェンジを喜んでいるのは、ワタクシのような昔を知っている人間だけである。まぁスバルが「そういう人等に一定数売れればいい」って考えてたらソコまでの話だし、実際ワタクシ等の世代はまだまだ健在で購入意欲もあるのであるが、その後はどうなるんだって話である。でも何だかんだ言ってもフルモデルチェンジしたらまたネタにする&結局は試乗するだろうから(笑)僅かながらも今後に期待したい今日この頃であった。