アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SHADOW HEARTS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「一生に一度ぐらい手品もいいだろうが、物事にゃ実がなくちゃ人はついてこない」

By 司馬遼太郎


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*退学のススメ?

 世の中は変わらないが、自分を変える事はできる。処世に関するワタクシのジャスティスの一つである。ワタクシもマイノリティの一人なんで、ワタクシの周囲には「世の中を変えてやるッ!」って意気込むヤツが少なくないのであるが、ワタクシには世の中を変える気は更々ないのである。世の中を変えられないとは言わないが、変わる確率は非常に低い上に、変わったとしても自分の望む方向に変わるとは限らないのである。でも自分を変える事はすぐにできる上に、自分の望んだ方向に変えられる。コレが【セーラー服着るのが苦痛】に対するワタクシの回答である:

もしワタクシがこの女学生の立場だったら、3年間だけのコスプレと割り切ってセーラー服着ちゃうか、どうしてもイヤならハナッから制服の無い学校へ転校するであろう。その方が手っ取り早いからである。ココで重要なのは「そうした方が良い」ではなく「そうした方が手っ取り早い」という事である。ワタクシも経験あるから分かるのだが、理解ってそう簡単に得られるモンじゃないのである。マイノリティ当事者の家族ですら分かってない事が色々とあるんだから、ソレが親族に当事者のいない他人なら尚更である。


 ワタクシの知る限り、この手のテメェの主張を一切曲げないヤツ、社会の方に理解を一方的に求めるヤツの相場は決まってるのである。テメェの正しさを信じて疑わず、更にはテメェの主張を理解しない人間を愚かでバカだと思ってるヤツである。この手の「理解ヲー」活動は昔から多いのにも関わらず理解が一向に進まないのは、こういう運動してる連中の心中を皆分かってるからじゃないかと思うのである。ワタクシは前々から言っているのであるが、理解はあくまで手段であり、決して目的ではないのである。ぶっちゃけた事を言ってしまえば、マイノリティが自分の特性を受け入れた上でポテンシャルを最大限引き出せる生き方ができるのであれば、理解なんて必要ないのである。大事なのは理解でなく結果なのだから、ワタクシは「良いか悪いか」ではなく「手っ取り早いか否か」で考えるのである。


*9番目のアレについての考察

 話が変わるが、ココ最近「マツダロータリーエンジン(以後RE)のスポーツカーが復活する」って話は以前からチラホラあって、今回もまた【RX-9、2019年発売へ】って生地が出てきたんだけど、この件についてワタクシは以前から懐疑的なのである( ̄〜 ̄)ちゅーのもマジで19年に販売したいのであれば、今頃プロトタイプがニュル北でテスト走行をガンガンやってる筈だからである。でもってワタクシの知る限りだと、その様なプロトがニュル北を走ってるのを目撃したという話は出てきていないのである。無論、ニュル北でテストしていない可能性も十分あるのであるが、今時のスポーツカー、特に450馬力&1000諭吉級のクルマでニュル北テストをやってないってのは、宣伝的にも車体性能的にもブランド的にもアレなのである。



 あともう一つの理由は「今の時代のクルマでREである意義が見当たらないから」である。何故マツダ以外のメーカーがREを作らないかって、理由は実に簡単。レシプロエンジンの方が出力的にも効率的にも優れているからである。もしも新型REに今時のレシプロを上回る出力や効率があるのならば、新型スポーツカーにREを搭載する意義はあるであろう。が、もしソレが無いのであれば搭載する意義はないし、ワタクシは無いと踏んでいるのである。もしあるのだったら、マツダが速攻で公表して顧客の購入欲を煽りに行く筈だからである。あと今のマツダマツダスピードを名前だけ残して消滅させちゃった事から分かるように、昔ほどモタスポに入れ込んでないから尚更である。



 以上の事からワタクシは「スポーツカー好きとして確かに出ないよりは出てきた方が嬉しいけど、でも多分出ないだろうな」と結論付けているのである。こう言っちゃ何だが、ニッポンは兎も角、海外での知名度は「ロドスタ>>RE」なのである。だからブランド戦略でNDよりも大きなスポーツカーを出すとしたら、ソレにはレシプロのSKYACTIVエンジンを搭載するんじゃないかとワタクシは踏んでいるのである。今のマツダが一番力を入れているのがSKYACTIVブランドだし、マツダが草の根レベルで細々とやってるモタスポ活動も、主にこのSKYACTIVブランドの宣伝のためである。ただ出ても欲しいとは今んトコも思ってないので、これ以上あれこれ妄想するのは時間のムダってモンである(笑)


*ロータリー専門ショップがこの先生きのこるには

 まぁでも何ちゅーか、RX-7RX-8に乗ってた往年のファンがRX-9に期待してしまう理由は分らんでもないのである。何だかんだ言って一時代を築いた車種であることは間違いないので、そりゃ復活してほしいって気持ちも強くなるモンである。あともう一つワタクシ的に注目してるのが、RE専門のチューニングショップの未来である。スバル車専門ショップはVABやBRZがあるから何とかやっていける。GT-R専門ショップもR35で細々とやっていけてる。が、ロータリー専門はどうなってしまうんだって話である。RE車は生産終了した上に、次が出る気配もまるでない。ロータリー絡みの名前をショップ名にしていたり、ローターをショップロゴにしてるような専門ショップは、今後どうやって由来を説明していくんだって話である(笑)


 別にワタクシはRX-7/8に強い思い入れがあるワケではないが、でも昔REのチューンでバリバリ鳴らしていたあの名門ロータリー専門ショップ達が、今はデミオCX-5のチューニングをメインにして細々と食い繋いでるのを見ていると、何だか寂しい気持ちになってしまうのである(´・ω・`)ただ復活するにしても800〜1000諭吉クラスとなると、コレまた勝手が変わってしまうのである。GT-R界はR35でソレ経験してるから、どうなるかは想像つくのである(笑)多分9に乗る層は7や8とは違って富裕層やガチのクルマ好きになるだろうから、チューニングショップには行かないor行っても昔ながらのチューニングを望む客は少なくなるだろうと思うのである。でもってオーナーズクラブも7&8乗りと9乗りで分裂・・・と妄想は終わりにしたいので(爆)〆るに限る今日この頃であった。