ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「昔の日本人は時代に逆らっても、大切なものを守ろうとする美学をもっていた。扱う商品への愛着と自信。これがあるから、世の中がひっくり返っても軸がぶれず、時代の変化にも動じなかった」
By 荒俣宏
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*自分さえ良ければ良いヤツ
前回は終戦記念日だった&北朝鮮が云々という事もあり、世間じゃ「もし戦争が起こったらどうしよう(;´Д`)」って考えも巻き起こっているのである。ソレに関するワタクシの答えは「ワタクシの家族や友人や仲間や住む土地を守るためなら、必要とあらば戦う」である。多分ワタクシの家族や友人や仲間や同じ土地に住む人々も、同じ事を考えてるだろうからである。少なくともワタクシが家族や友人や仲間の中には、テメェだけ逃げようなんて考えてる卑怯なヤツは居ない筈だからである。ワタクシは断言しても良いのである、家族や仲間や友人を置いて逃げ出すヤツは、逃げ出した先でも決して上手くやっていけないであろう、と。国は兎も角、自分の故郷や仲間を大事に出来ないヤツは、どんな正論を吐こうとも信用できないのである。
コレが【ウーマン村本が戦争反対を表明】に対するワタクシの反論である。そう、ワタクシもニッポン政府なんてどーなろうが知ったこっちゃないのである(笑)が、ニッポンにはお世話になった人が大勢いるし、多くはないけど仲間と呼べる人だって居るし、住んでる場所にも愛着がある。そういうのを守りたいと思うのは自然な事だし、力になれる事があるのなら力になるし、最悪の場合に必要とあらば銃を取る次第である。ワタクシに言わせれば、こういうので真っ先に逃げるヤツの相場は決まってるのである。察しの良いロンマニアの方ならお分かりだろうけど、守りたいと思う家族や友人や仲間や居場所がないヤツであり、多分この村本ってヤツもそういうヤツなのであろう。
*昔は良かった?
まぁこの辺はニッポン特有の”お花畑的平和主義”が未だ根強く残ってるのだろうけど、でもこうやって国防を堂々と論じられるようになっただけで、昔と比べ大分進歩したと思うのである。でもこういう右と左の論争を見る度に「この人等、ニッポンをどういう方向に持って行きたいんだろうねぇ( ̄〜 ̄)」って思うのだが、最近その答えが分かってきたのである。ソレは「バブル絶頂期のニッポン」である。政治でも経済でも文化でもエンタメでも何でも、ニッポン人が「理想」として掲げてて、今に至ってもその様式美を保ち続けようとしてるのは、大概この時代のである。クルマ然り、やきう然り、和ゲー然り、邦楽然り、ありとあらゆるモンの全盛期がバブル崩壊の前後に起こっているのである。
ワタクシのガキの頃が丁度このバブル絶頂期前後だったから、この頃の熱狂はリアルタイムで体験したモンである。ゲームはDQシリーズとFFシリーズというJRPG二大巨頭の全盛期だったし、他のメーカーもソレに引っ張られる形で名作和ゲーを次々と出してたモンである。テレビはアニメもバラエティも何もかにも面白かったし、マンガも少年ジャンプが全盛期だったし、J-POPだってこの頃が全盛期だったと思うのである。でもって大人になったら速攻で免許取って、免許取りたてのガキでもBNR32をフルローンで買えちゃって、余った資金で当時規制緩和されたばかりで賑わいまくってたチューニングをガッツリやって楽しむ。ありとあらゆるジャンルにおいて、この頃程盛り上がってた時期は無いであろう。
この時代を一言で表すと「ニッポンが自信に満ちていた時代」ってトコであろうか。何ちゅーか「コレがニッポンのやり方だッ!俺達はコレで天下を取るッ!」と言わんばかりに、良くも悪くも我が道を突き進んでいたのである。今考えるとガラパゴスだったんだけど、ガラパゴスであったが故に”ニッポンらしさ”ってヤツに疑問を抱かななかったんだと思うのである。国内にカネが溢れてたが故に国内市場だけで全てが完結し、その豊富な資金とニーズを元に生まれたニッポン流を徹底的に突き詰めた数々のコンテンツ。ガキの頃のワタクシは、マジで「ニッポンのコンテンツが世界を支配するッ!」って思ったモンである(笑)だからワタクシは今でもニッポンのコンテンツが好きだし、ニッポンのコンテンツには復活して欲しいと強く願っているのである。
*自信なき国、ニッポン
そう、今のニッポンの何が一番ダメかって、この頃の自信をスッカリ失ってしまってるトコにあるのである。何ちゅーか、何処のどんなコンテンツを見ても「まぁ、予算のショボい極東のガラパゴス国家で作ったモンですから(^▽^;)」と言わんばかりのショボさと卑屈さが感じられるのである( ̄〜 ̄)例えば和ゲーだと、ダクソシリーズやGTシリーズ、或いは小島秀夫監督のゲームみたいに、未だに「洋ゲーがナンボのモンじゃい!お前等にはマネできない和ゲーの神髄、魅せてやるでぇ〜ヽ(`д´)ノ」みたいに気を吐いてるトコもあるにはあるのだが、多くは国内市場にひきこもって人気シリーズの続編で手堅く稼ぐか、オタク向けにコアな方向に走るか、ソシャゲに逃げちゃうかであり、自身の無さと卑屈さを露呈してるのである┐(´д`)┌
ワタクシがR35に憧れたのも、バブル崩壊後に忘れ去られてた「ニッポン車としての矜持」を水野和敏氏が全面的に押し出していたからである。所謂「ニッポン車なんてブランドが無いから所詮こんなモン」ではなく、堂々と速さと性能で欧米のスーパーカー勢に戦いを挑む。バブル時代を経験したクルマ好きならば、きっとその気概に共感した事であろう。が、残念ながらソレに続くメーカーは無く、今の国産スポ車も「まぁ、予算のショボい極東のガラパゴス国家で作ったモンですから(^▽^;)」と言わんばかりに、昔のファン相手にコスパだけで細々とやってくクルマばかりである┐( -"-)┌例えばWRX-STIとか、WRX-STIとか、あとWRX-STIとかである(笑)まぁこの話をし出すとマジで限が無いので(爆)もうお暇しようと思う今日この頃であった。