アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

EXILE IN OBLIVION

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「燃やすに一番いいのは老木、飲むには古酒、信頼するには古友、読むには古い著者」

By フランシス・ベーコン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*乗馬化するモータースポーツ

 某自動車メーカーの中の人やってるとあるロンマニアの方曰く「自動運転はレベル4はまだムリだけど、レベル3までは何とかなりそう」だそうである。自動運転のレベルに関しては「自動運転 レベル」でググってもらった方が手っ取り早いから省略するが、よーするに「国道や高速のような大きい道なら、技術的に自動運転でおk」って事である。ドイツの方じゃ早速【レベル3対応のクルマが発売される】らしいし、最早自動運転の時代は待ったナシである。先日ネタにした【MF GHOST】じゃ202×年には自動運転とEVとFCVが主流になってるという設定なのであるが、EVやFCVは兎も角、自動運転だけはガチでその通りになりそうな勢いである(^_^;)まぁ何ちゅーか、今がクルマの歴史が大きく変わろうとしてるその瞬間なのである。


 まぁまだ当分先の話であるが、自動運転がメインになった時代には、モタスポは果たしてどうなってしまうのか?ワタクシが思うに、乗馬と同じようになってしまうんじゃないかと思うのである。クルマが登場する以前はその技術が日常生活に直接結びつく存在だった乗馬が、クルマの普及と共に移動手段やステータスシンボルという立場を奪われ、スポーツとしてのみor極一部の特殊な地域でのみ用いられなくなったのである。その乗馬に起こった事が、今度は手動運転のクルマの番になるのである:

今モニター前に居るロンマニアの皆様の中で、果たして上手に馬を乗りこなせる方が何人いるであろうか。多分、居たとしても指で数えられる程度であろう。ソレと同じ事が、数十年後のクルマに関しても言えるようになってしまうんじゃないかと思うのである。まぁ何ちゅーか、ガソリンエンジンのクルマを手動で楽しみたいのなら、冗談抜きで今の内だって事である。


*葉っぱ二代目

 ただだからと言って、ワタクシのクルマに対する興味は失せないのである。失せないどころか、益々エキサイティングしてるってのが本音である(笑)ワタクシは別にガソリンエンジンが最高だなんて思っていないし、EVやFCVが主流になったらなったで新しい走らせ方や新しいメソッドが見つかるだろうからである。EVの新車は常にチェックしているし、当然来月発売される【新型リーフ】も既にチェックした次第である:

ワタクシの第一印象はズバリ「カッコ良い」である。言っちゃアレなのであるが、初代のソレはちょっとマヌケなルックスだったのである。恐らくガソリンエンジン車めいたグリルにした事で、心なしか引き締まった希ガスのである。EVだから冷却用のグリルなんて本来要らないのであるが、やっぱ先入観と言うか何と言うか、クルマにグリルが無いと不自然に感じてしまうのである。先入観恐るべしである(^_^;)


 拘り過ぎた初代とは打って変わってシンプルにしたのもそうだけど、ワタクシが評価してるのは上半分を濃い色にした事である。こうする事で目の錯覚が起こって、本来の全高よりも低く見えるからである。あと何気に車高を若干下げているのも評価のポイントである。こうする事でスポーティーに見せかける事が出来るからである。でもって内装も黒で統一してるってのも、ワタクシ的には高評価である。初代がそうだったけど、明るい色の内装って光を反射させるから、乗ってて結構眩しいのである。航続距離は公式で400kmと言ってるけど、まぁ初代が公式200km→実質120km前後だったから、コレは240km前後ってトコであろう。コレなら多少の遠出も出来るってモンである。


 でもってワタクシが一番期待してるのは何かと言えば、コレのNISMOグレードである。このデザインだったらきっとレーシーなエアロやホイールが似合うだろうから、NISMOグレードでよりカッコ良くなる事が予想されるからである。最近の日産はNISMOグレードを前に出していきたい&実際NISMOグレードは良く売れてるらしいから、ワタクシはソレ待ちである:

コレは初代のNISMOグレードだけど、初代でコレだから新型は結構期待できそうなのである。ワタクシは初代には何度か乗った事があるのであるが、アレは面白いクルマである。航続距離がちょっと物足りないのがアレだけど、モーターならではの低速トルクと怒涛の加速はクセになりそうになるのである。発売されたら、当然試乗しに行く次第である。


モータースポーツとEV

 でもって「EVでサーキット走行してみたいか?」と問われたら、ワタクシの答えは「イエス」である。以前にも言った事があるのであるが、EVには新たな可能性があるからである。上記にも書いたように停止状態から最大トルクの出せる電気モーターの特性はコーナーでの立ち上がり加速において大きな武器になるし、重くてデカいエンジンに依存しない駆動方式はより理想的な重量配分を可能とするからである。今はまだ街乗りクルマ中心で本格的なEVスポーツカーは現行ラインナップには無いが、近い将来EVでの本格的なスポーツカーがあったら是非乗ってみたいし、所有できるのならば一度はしてみたいのである。ラジコンも鉄道もエアガンも最後は電動化したように、電動化は最早避けられない運命にあるのである。



 自動運転とEV、双方の普及についてどう思うかと問われたら、ワタクシの答えは今も変わらず「絶対に普及する。何故なら便利だから」である。ワタクシが前々から言ってる事だけど、人間というナマモノの歴史は利便性追求の歴史であり、人間は便利だと分かったらリスクを伴おうとも便利な方に飛びついて、そしてやがてはリスクを最小限にしちゃう。船→飛行機がそうだったし、馬→クルマもそうだったし、同様の事がガソリンエンジン車&手動運転→EV&自動運転にも起こるとワタクシは確信してるのである。70年前にENIACで出来た事の何万倍もの事が掌大のスマホで出来る様になったのと同じ理由で、EVと自動運転の技術は便利であって需要がある限り必ず進化する、そう新たに確信した今日この頃であった。