アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

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 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「他人を羨望し、他人のものを欲しがるのは、自分自身を貧しくすることです。あなたに不足とあらゆる種類の制限を引きつけることなのです」

By ジョセフ・マーフィー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*気になる一品

 今クルマ界隈では【東京オートサロン2018】なる催しモンが行われてるらしいのであるが、生憎ワタクシは期間中色々と用事やら仕事やらがあるので、残念ながら今年も参加できない次第である(^_^;)まぁ元々ワタクシはオートサロンに余り興味が無いので、多分行けても行かないんじゃないかと思うのである。人が多いからゆっくりできない、クルマで行くと確実に渋滞に巻き込まれる、電車移動が面倒臭いなどもあるけど、カスタムカーやカスタムパーツに興味が殆ど無いってのが一番の理由じゃないかと思うのである。チューニングやカスタマイズはしないワケではないけど、ワタクシの場合は「足りなくなってから入れる」が基本スタンスなので、パワーアップだとかバージョンアップとかは基本しないのである。


 ただ全く以って展示内容に興味が無いかと言われたら、答えはノーである。クルマ好きとして、クルマの最新技術や最新トレンドは気になるのは当然である。ただ何ちゅーか、人がごった返す中で苦労してまで足を運ぶほどじゃないって話である。例えばコレなんか、見た瞬間に「スゲェ( ゜Д゜)こりゃ欲しいぞッ!」って思ってしまったのである:

クルマ好き及びモタスポ好きならば、この形状と近未来的なデザインに興奮を隠せない筈である(笑)R35は弄る気が全く無い&純正シートで十分間に合ってるので必要無いのだが、ND用なら良いんじゃねって思ってしまったからである。でもまぁNDって思った以上に狭いからコレが入るか否か全く分からないし、仮に入ったとしてもワタクシのデカいケツが入るのかどうかも怪しいのである(爆)でもって何だかんだ言って【今のNDのシート】に不満らしい不満は無いんで、やっぱ直接観に行きたいって思わないのである。あともう一つ気になるのははコレである:

レースカーにナンバー付けただけと言わんばかりのコンセプトや、完全ミラーレスという発想もそうだけど、ワタクシが一番気になるのは「果たしてトヨタにコレを市販化できるか」って点である。コレを市販するとなるとまず間違いなく15000〜20000諭吉の値段を付ける事になるんだろうけど、その値段を出すだけのブランド力が果たしてトヨタに備わっているのかというトコである。いずれにせよ、市販化が楽しみである。


*チューニングカーの限界

 昔はチューナーの一挙手一投足にあんだけワクワクしたチューニングカーの世界も、今となっては振り向きもしなくなってしまったのである( ̄〜 ̄)上記にあるようにチューニングに対する考え方が変わった、チューニングの技術が停滞して面白くなくなったってのもあるけど、一番はやっぱ「市販車と乖離し過ぎて、観てても全く憧れなくなった」である。最近久しぶりにチューニング関係の動画とか記事とかをチェックしてみたのであるが、やっぱコレジャナイ感が凄いのである(^_^;)特に改造無制限クラスのソレは、ワタクシの知ってるチューニングカーではなく、何ちゅーか歪な怪物みたいなモンになってしまってるのである。何ちゅーか、ブス専やデブ専並みに難易度が高いのである(笑)



 改造無制限の何がアレかって、マシンがドンドン歪になってくのもそうだけど、何処まで行っても限がないトコにあるのである。車体をホワイトボディー以外全部ドライカーボンで作って、車体よりも大きいエアロを多数装着して、エンジンも一発勝負の耐久性を犠牲にしたソレで、足回りもノーマルから構造自体を変えてしまってる。じゃあ次はどうするんだって話である。車体の2倍以上もある超大型エアロを装着する?縦置きMRにしてV型12気筒ターボでも積む?直線加速用にジェットエンジンとかロケットエンジンとかも搭載しちゃう?あくまで極端な例えだけど、やろうと思ったらそんな事だって出来ちゃうのである。じゃあそういうクルマが何よりも速いのかと問われたら答えはノーで、現に筑波2000の最速はチューニングカーじゃなく純粋なレースカーなのである。



 そう、チューニングカーをどんなに突き詰めたって、結局は純粋なレーシングカーには勝てないのである。勝てない上に、この上なく歪な形になっちゃってる。コレは色んな意見があるだろうけど、ワタクシはソレを美しいとは思わんのである。だからワタクシは思うのである、チューニングカーによるタイムアタックが悪い事だとは思わないけど、チューニングカーとレーシングカーの線引きは必要じゃないか、と。例えば「国が定める車検に通る事」を条件にするとかである。コレなtらば歪な方向へ流れるのを防げるだけじゃなく、一般の人が乗ってる愛車とチューニングカーの乖離を減らす事が出来るからである。サッカーは手を使わないから、ボクシングは足を使わないからこそ面白いのであり、チューニングカーも然りだと思うのである。


パラダイムシフト後のチューニング文化

 あとコレはワタクシ個人の感想であるが、ワタクシがチューニングカーを美しいと思わなくなったのは、チューナーの技術の限界が来てしまったからである。今のクルマ界隈は、正にパラダイムシフト前夜である。電気自動車(EV)の時代はもう目の前であり、コレからは純粋なガソリン(及びディーゼル)エンジン車は完全に無くなりはしないけど、ドンドン減っていく事になるであろう。でもってパワーユニットだけでなく、周りの各種装備だって電動化や電子制御化が進んでいく事は最早確定事項なのである。スーパーカーとかだと電子制御ダンパーや電子制御式デフやDCT(及び2ペダルMT)が当たり前の装備になってるし、恐らくスーパーじゃないスポーツカーにも標準装備になる事は避けられないであろう。


 で、このように何もかにもが電制化する時代において、チューニングショップやチューニングメーカーはどう対応していくんだって話である。上記のオートサロン見る限りだと自動車メーカー以外にその問いに答えられるショップやパーツメーカーは無さそうなのである。あと十数年ぐらいなら従来のクルマがまだ残ってるから、ソレで何とかやっていけるんじゃないかと思うのであるが、その後はって話である。こう言っちゃなんだけど、ワタクシにはチューニング業界及びチューニング文化の明るい未来が見えないのである。まぁそういう事はワタクシが心配する事ではない&その頃にワタクシがまだチューニングカーに乗れてるかどうかも分からんので(笑)さっさと寝るに限る今日この頃であった。