アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

AS ABOVE, SO BELOW

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


キリスト教道徳は奴隷の道徳、弱者の道徳である。生の拡大をさまたげ、本能の発揮を抑え、人間を萎縮させ、退化させる道徳である」

By フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*信頼とビジネス

 公文書の改竄はコレ即ち政府が発表するありとあらゆるデータが信用できなくなるという事であり、コレはやがてニッポンという国の政治や経済にも影響を及ぼし、海外の商売人達は誰もニッポンで商売をしようと思わなくなるであろうから、信頼を回復するためには内閣総辞職と官僚機構の解体し、民主主義と立憲主義を取り戻す必要がある。というのがココ最近起こった【財務省が公文書を書き換えてたソレ】に対するサヨクな連中の主張である。ソレに対するワタクシの回答は「中国、ハイ論破」である(笑)中国には民主主義のミの字も存在しないし、当たり前のように賄賂や汚職が横行してるし、現在進行形で他国を侵略し蹂躙してる上に堂々と開き直ってる。コレに比べりゃ、ニッポンなんて北斗の拳のヒャッハー以下である(爆)



 こんなメチャクチャな国でも人やカネは集まってくるし、ソコからビジネスチャンスも生まれてくるのである。でもってメチャクチャな国でもカネと軍事力と核さえあれば誰も文句は言えないし、ソレを目当てについてくるトコだっているのである。世知辛い話ではあるが、清く正しい事には殆ど何の力も無いのである。でもって世界史を学んだ事のあるロンマニアの方ならば、この程度の事は古今東西、多かれ少なかれ何処の国でも日常的にやってる事だってのはご存知なはずである。確かに良い事とは言えないし、正せるなら正した方が良いに決まってるのであるが、ソコまで徹底糾弾するほどのモンじゃないってのがワタクシの見解である。どうしてもやりたいってなら、北朝鮮だとか長年続いてる不況だとか、そういう重要なモンを先に片づけてからである。


*敵は何処に?

 改竄ならともかく事前に書き換えたのなら別に珍しい事じゃないし、書き換えられたトコも取るに足らない部分だし、ソレより何よりコレをどう解決しようとも建設的なモンは何も生まれない。だからワタクシはこの件に対して「超絶どうでもいい(´σ `)」と答える次第である。繰り返し言うが、清く正しく平和を愛する事なんてのは、経済や国防に比べりゃ屁みたいなモンである。こんなモンを徹底追及する価値なんて無いと思うのであるが、サヨク連中からしてみれば安倍ちゃん達を引き摺り下ろせるまたとない大チャンスなんだから、そりゃ気合入れて動員するに決まってるのである:

この件でデモするんだったら財務省前でやる&財務官僚を叩くのがフツーだと思うのだが、連中はそうしないで国会前で安倍政権を叩く。結論ありき過ぎて、茶番だってのがバレバレなのである┐(´∀`)┌こんな事やったって国民の支持を得られないって事が分から・・・ないからやってるのであろう( ̄〜 ̄)


 上記にもあるように、確かに不正は基本ダメだし、あるよりも無い方が断然良いに決まってるのである。だがワタクシはその不正による腐敗臭よりも、この件で官僚やら安倍ちゃん達やら自民党を支持した国民やらに対して向けられるルサンチマンと奴隷道徳の臭いの方が遥かに強烈でイヤなのである。経済や国防といった重要課題の話を真剣に論じず、揚げ足取りの性善説を振りかざして、何の足しにもならない事にムダな時間とカネを費やしてる。ソレがワタクシ的には我慢ならんのである。今のニッポンの野党の何がダメかって、余りにも多くルサンチマンに媚びを売ってるトコなのである。左派の原点がルサンチマンにある事は古今東西変わらんのだが、ニッポンは特にその割合が大きいと思うのである。

君主道徳 奴隷道徳
個人主義がメインであり、自分で考え行動する事を良しとする 集団主義がメインであり、集団全体としてまとまった行動や意思を優先する
能力や意思がある事を良しとして、規律はその力関係から生まれると考える 善良である事や慈悲がある事を良しとして、規律はルール厳守から生じると考える
大事なのは「結果が良いか否か」であり、その為にはルール変更も厭わない 大事なのは「正しいか否か」であり、正しければ結果が出なくても許される
価値観やソレに対する誇りが、自分自身や自分の成した事から生じている 価値観やソレに対する誇りが、自分の外にあるモンに由来している
絶対的な価値観を持たず、不断のトライ&エラーによる成長こそが大事と考える 絶対的な価値観の基、ソレに忠実に従う事に安定と安心が生まれると考える
弱さや無知は罪であり、ソレ故に淘汰されても自業自得 弱さや無知は仕方ないモンであり、ソレを互いに補い合って助け合う事が重要
個人主義であるがゆえに、思った以上に多種多様な意見に対し寛容 集団主義であるがゆえに数が重要になるから、自由さや寛容さは実は少ない
根底にあるのは「肯定」 根底にあるのは「否定」


 この表を見れば、今のニッポンの野党やサヨクが奴隷道徳で動いてて、そして奴隷道徳の価値観を以ってこの問題を断罪しようとしてるのがお分り頂けたと思うのである。デモの参加者”数”に拘って、法律やら憲法やら人権やらを絶対視して、ソレ以外の価値観を抱く人を許容せず、対案を出すのではなく只管にダメ出しする。正に奴隷道徳以外の何でもないのである。だからもうこの時点で、そういう連中らの話なんかマトモに聞く必要が無いってのが分かる筈である。古今東西、奴隷道徳で上手くまとまった国など存在せず、存在したとしても短命で終わってしまってるのである。ワタクシは左派の意見や、リベラル的な考え方は決して否定しないのである。が、ソレが拗らせたルサンチマンから発せられるのであれば話は別である。


*豊かな国の左派

 ニッポンのサヨクや野党がこうなっちゃった理由は何かと考えたのであるが、ワタクシが思うに「ニッポンは戦後、ガチの貧困もガチの差別もガチの戦争も無かったから」じゃないかなと思うのである。諸外国にはソレがあるから現実的で具体的な方法で社会を良くしようとするのである。が、ニッポンにはソレが殆ど無いし、あったとしても徹底的にタブー視されて出て来ない。だから支持者を確保しようと思ったら、ルサンチマンに偏重するしか方法が無いのである。テメェの不甲斐なさを全部国や社会のせいにして、勝ち目のない”闘争”を延々と続ける事で「自分は負けていない。何故なら、現在進行形で戦い続けているから」って大義名分を得て、他人を巻き込んで自己満足に生き続けるのである。



 前々から言ってる事であるが、ワタクシはサヨクが大嫌いであるが、決してネトウヨではないのである。ワタクシをリアルで知っているロンマニアの方ならば、ワタクシが決してネトウヨになれない事はお分り頂けると思うのである。でもって上記にあるように、左派的な意見も決して否定はしない。もしも現実的且つ具体的な左派的政策があるのならば、ソレを以って議論する事は大いに歓迎すべき事であり、ソレが野党や左派の役目だとワタクシは強く思うのである。世の中にゃ100%正しい事なんて何もないが、100%に近づくための不断の努力なら出来るのであり、ルサンチマンはソレを妨げる無価値なシロモノなのである。さてネタももう尽きてしまったので(笑)お暇しようと思う今日この頃であった。