ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「行いの悪い者に腹を立てるのは時間の無駄である。動かない車に怒るのと同じようなものだから」
By バートランド・ラッセル
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*やっぱノーマルがナンバーワン
最初のクルマであるGDBを散々弄って失敗して(笑)その反省を生かして今のNDは考えに考え抜いた上でチューニングを施したのである。でもってクルマのチューニングを今まで色々やった上での、チューニングに関するワタクシの見解は「チューニングはするよりもしない方が良い」といったトコである(爆)R35を2台乗り継いで分かったのであるが、コスト云々で妥協した上で作られたクルマならば兎も角、メーカーがガチって作ったモンならノーマルがトータルで一番優れてるのである。R35を弄る事はできるけど、得られる恩恵よりも失うモンのがずっと多いのである。だから弄りまくったR35を見る度に、ワタクシは「あぁ、コレのオーナーはクルマを分かってないか、自己愛が強過ぎるか、或いはその双方なんだろうな( ´△`)」って思ってしまうのである。
だからR35の次に乗るクルマに対しワタクシが求めているのは「可能な限り弄らずにサーキット走行をこなせるクルマ」であり、その為ならば少しぐらい高くても構わないと考えているのである。今のR35NISMOが良い例だけど、素モデルを弄って仕立て上げるよりも結局は安上がりだし、メーカー製だから品質も保証されてるし、何より全体バランスが良く出来ているのである。コレが「サーキットでのタイムを1/1000秒単位で削りに行きたいッ!」「競技でどうしても勝ちたいッ!」って言うのなら話は別であるが、そうでないならノーマルか、或いはメーカー直系チューナー(或いは公認チューナー)によるコンプリートカーで走るのが、トータルで見れば一番割に合ってるとワタクシは考えるのである。
*保証が利くECUチューンの秘密
クルマ属性のあるロンマニアの方ならば、サブタイ見た瞬間「ECUは少しでも弄ったら保証対象外&元に戻しても履歴が残るのに、ンな事出来るワケねーだろm9(^Д^)」って思う事であろう。ところがとあるチューニングショップでは、マジでそんな謳い文句のECUチューンをやっているのである。でもってそのショップに集う信者達曰く「トルク感が増し、レブまであっという間に回る」「スゴイ!気持ちよく吹け上がる!坂道モリモリ登ってく!」んだそうである。こう書くと「一体どんな魔法を使いやがったんだそのショップは( ̄Д ̄;)」って思われるだろう。ワタクシは焦らすのも焦らされるのも嫌いなので(笑)ネタばらしと行こうジャマイカ:
ECUのボックスを開けて基盤を剥き出しにする
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基盤の一部の絶縁体を削って、銅を剥き出しにする
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剥き出しにした部分にアース線を設置し、車体(orバッテリーのマイナス端子?)に繋ぐ
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ECUの電気抵抗が減る事によって処理速度が早くなり、結果エンジンのレスポンスも上がる
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(゚д゚)ウマー?
・・・という事だそうである。確かにコレならばECUそのものは書き換えてないワケだから、理論上保証はそのまま受けられる筈である(;´Д`)もうこの時点でクルマ属性のあるロンマニアの方的には「コレの何がECUチューンだ、ざけんな(#゚Д゚)ゴルァ!!」だろうけど、残念ながらコレがソレなりにウケていて今に至るのである。その事を知って以来、ワタクシはチューニング不信に陥ってしまったのである(笑)
でもって何が笑えるって、このチューニング(?)を施した後、オーナーがエンジンを鳴らしとばかりにエンジンをぶん回すのである。そしてマフラーから出てきた水滴を指さして、ドヤ顔で「ガソリンがちゃんと燃えてるから、こういう風に水滴が出るんだよ( ̄ー+ ̄)」って決め台詞をはいて、施した客がソレに感動するんだそうである。クルマの知識があるロンマニアの方ならばご存知だと思われるが、ガソリンを燃焼させたら副産物として水が出るのは当たり前の事なのである。そう、騙されているのである。騙されているにも関わらず、顧客は無知に付け込んだそのパフォーマンスに感動して、その後様々な少額ビックリチューンを経て、信者へと変わって行くのである┐(´д`)┌何ちゅーか、世知辛いのである(笑)
まぁワタクシも昔はこの手のチューンを彼是試した事があるのでデカい事は言えないが(笑)アーシングは信用していない次第である。コレが昔のクルマならば兎も角、今時の細部までバランス取りされたクルマにアーシングは不要なのである。てゆーか、アーシングすると寧ろ逆に調子が悪くなるからである:
アーシングして抵抗が減る
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オームの法則に従い電圧が上がるから、その分各種電装の元気が良くなったように感じられる
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でも電圧が増えたって事は、その分電装系に負荷がかかるという意味でもある
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電装系の寿命が減ったり壊れ易くなったり、バッテリーがあがり易くなったりする
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( ゚Д゚)マズー
という事である。昔のクルマなら電装系は然程無かったからリスクは少ないだろうけど、今時のクルマは電子制御の塊である。でもってメーカーもバカじゃないから、当然抵抗云々も考えた上で回路を組んでる→抵抗も計算に入ってるって考えた方が無難なのである。だからECUだけでなく、電装関係は無暗に手を出すべきではないのである。
*人々は何を真に求めるか
でもって更に言うと、上記のチューニングを施すショップって、未だ現役なのである(^_^;)ただ過去にこのショップ絡みの厄介事をワタクシは一度引き起こしているんで、敢えてその名前は伏せておくことにする次第である(笑)ただ分かった事は、人はホントの意味で良いモンを求めていないって事である。ワタクシはR35とNDで其々別のショップを贔屓にしてるのであるが、どっちも気持ち良いぐらいに儲かってないのである(爆)ちゅーのも双方とも、ホントに良いモンしか客に勧めないからである。言っちゃ何だがクルマ雑誌に広告出したり特集が組まれたりするようなトコってのは、大概素人向けの子供騙しなチューニングメニューを組んでるトコが少なくないのである。大幅にパワーアップするけど壊れ易くなって、結果ショップを何度も訪れる事になる。でも皆、喜んで壊しに行くのである┐(゚〜゚)┌
チューニングショップだけじゃなく、サバゲーフィールドやガンショップや、或いは開業医やその他商売でも同じなのである。顧客が真に欲してるモンは安心と安全と安定なのであり、決して真実や理想や進歩ではないのである。余計な事考えて失敗したり責任取りたくないからショップに丸投げするし、壊れてもカネ払えばショップに助けてもらえるし、ショップの他の客やスタッフとの中に居場所だって見つけられる。そういった安心と安全と安心が長きに渡って存在するあれば、99%の人間はソレで満足してしまうのである。でもってワタクシはそういうモンには興味が無いので、変態上等で真実や理想や進歩を追いかけさせてもらう次第である(笑)さて遅くなってしまった&明日も早いので、さっさと撤収するに限る今日この頃であった。