アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

PREQUELLE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「欲求が強いと劣等感を持つ。他人と自分を比較すると、劣等感が生まれる。高過ぎる要求水準は、越えられないと劣等感になる。依存心の強いものは、人の弱みに敏感である」

By 桜井章一


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*ニッポン人は体育会系が大好き

 アメフト部のアレだけど、すぐに鎮静化すると睨んでたワタクシの予想とは裏腹に、当時の勢いはないとはいえ未だ燃え燻ぶってる模様である。テレビや新聞やその他諸々のメディアは憑りつかれたかのように「体育会系の悪しき習慣ガー、閉鎖的な環境ガー、スポーツ推薦の弊害ガー」と大騒ぎしているが、ワタクシは断言しても良いのである。ニッポン人は何だかんだ文句言いながらも、結局は体育会系に代表されるような社会システムを捨てる事は出来ない、と。何故ならばニッポン人は本音では、その様なシステムを望んでいるからである。過労死云々の時にもワタクシが言った事であるが、この件に関しても全く同じ事が言えるのである。言っちゃ何だが、ニッポン人には欧米のようなクラブスポーツや雇用体系は受け入れられんのである。



 ワタクシも元体育会系だったので、コレが実にニッポン的なシステムだって事は良く分かるのである。ニッポン社会は基本的に”和”を最重要視しているのはご存知な筈である。故に「エリートを作る事」よりも「落ちこぼれを作らない事」が重要視されるのである。でもって体育会系ってのは、ソイツが規律を守って、組織に忠誠を誓って、かつ重犯罪を犯さない限りは、その組織にずっと居られる&組織からの庇護を受ける権利が与えられるのである。つまり体育会系っていうシステムは運動以外の取り柄が無いヤツ、運動の才能が無いヤツにとって、この上なく有用なシステムなのである。そしてそういう”役立たず”を囲い込んである程度の庇護を与える事によって、組織や組織を取り巻く社会の和を保てるという事である。


*五等分のGT−R

 巷でよくある「試合には負けたけど頑張ったんだから云々」って言うのも、この落伍者を出さないシステムの一環なのである。よーするに頑張りを加点する事によって、結果出せなかったヤツが和から弾かれないように救済しているのである。そういう救済措置があるからこそ社会の分裂が起こらないし、分裂が生み出す各種不安を解消できるのである。さて話は変わって、と:

今号を一言で言うと「読むトコが全然無かった」といったトコである(笑)ちゅーのもワタクシにゃ1台のクルマを30万キロも40万キロも乗るなんて想像も出来ないからである。ご存知かと思うけどワタクシは飽きっぽい上に新しいモン好きだから、色んなクルマを試したり、ソコから新しいモンを吸収する事を喜びとしてるからである。ワタクシがもっと年を取って「コレこそがファイナルアンサー」ってモンが見つかれば30万40万キロもあり得るだろうけど、今はその時ではないのである。


とあるロンマニアの方に「ロンさんなら面白いと思う筈ですッ!騙されたと思って騙されてくださいッ!」との事だったので、騙されてみたのである(笑)ちょっと読んだ感想は「良く出来てるなぁ〜( ̄o ̄)」といったトコである。この作品の一番の特徴である「ヒロインは一卵性の五つ子」って設定を、作者がホント上手く使いこなしてるのである。何ちゅーか「その発想は無かった」ってのが色々出てきて、そのロンマニアの方の仰る通り色々面白いのである。


*ニッポン人は階級社会が大嫌い

 ちょっと話を戻すとしよう。だから落伍者の出ない、皆が仲良く安心してソレなりに豊かに過ごせる社会を望んでるのであれば、今の過労死を生み出す事もある体育会系的なシステムがある意味最適とも言えるのである。だからギャーギャー騒ぐヤツ等が望んでるのはシステムの改善ではなく、超人格者な上司なのである。じゃあニッポン的システムを廃止して欧米のソレを取り入れるとどうなるかって、こうなるのである:

人の数倍働ける要領とアタマの良いヤツだけがガッポリ給料を貰えるようになる

そのエリート様がやりたがらない単純作業は移民達か、或いは海外の下請けがやるようになる

その中間の中途半端なニッポン人はどうなるかって、当然だけど失業

ニッポン人の労働環境は改善されるけど、その代わり失業率が跳ね上がる

( ゚Д゚)マズー

コレは別にワタクシの妄想でも何でもなく、欧米で実際に起こってる事である。中途半端なヤツ向けの中途半端な仕事が多数あった昔と違って、今はIT技術の進歩でエリート達がソレを同時にできるようになっちゃってるんだから、中途半端なヤツの出番は無いのである。でもってグローバリゼーションのお陰で人手を外国で容易に確保できるようになったんだから、益々以って中途半端なヤツの仕事なんて無くなるのである。


 こう書くと「北欧ガー」って反論されるだろうけど、北欧は人口がン百万人しかいない&北海油田というカネのなる木がある&資源に恵まれてるからこそ可能なのであり、人口が多くて資源の無いニッポンじゃムリな話なのである。でもってワタクシの見る限り、ニッポンは徐々にではあるが、上記の欧米式(ちゅーかアメリカ式)の方向に移行しつつあるのである。ソレについてどう思うかと問われたら、ワタクシの意見は「大歓迎」である。ちゅーのも前にも言ったと思うが、ワタクシはサヨクでもなければネトウヨでもないからである。ワタクシはリバタリアニズムを良しとするリバタリアンであり、発達障害者が自由に持ち味を活かせる社会はソコにある・・・とこの話は長くなるので(笑)〆させてもらうとする今日この頃であった。