アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

AT HEART

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「世界に平和をもたらすのに、爆弾や銃は必要ではありません。ただ、愛と憐れみの心があればいいのです」

By マザー・テレサ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*久しぶりの傑作和ゲー

 今、和ゲーが色々と元気なんだそうである。某和ゲーのクリエイター曰く「今の洋ゲーはAAAタイトルとインディーズの二極化してしまい、その中間がポッカリ空いていて、ソコを和ゲーが上手く埋めたから」らしいのであるが、ソレでも和ゲーが売れる事は良い事だと思うのである。ちゅーのも洋ゲーに負けないような優れたモンを作ろうと思ったら、カネは何をどうやっても欠かせないからである。こうやって売れる事でメーカーにカネが回ってくるようになれば、今後も更に期待できるからである。そうそう、和ゲーといえば:

戦場のヴァルキュリア4 - PS4

戦場のヴァルキュリア4 - PS4

  • 発売日: 2018/03/21
  • メディア: Video Game

時間はかかったが、漸くクリアしたのである。どんだけ楽しんだのかを説明するには「トロコンした」の6文字で十分であろう。PS3で発売された1がガチの神ゲーで、PSPで発売された2にこの上なくガッカリさせられて、3はPSPと聞いて最初からやる気が無くて、4がPS4で発売&原点回帰と聞いたんで戻ってきたのであるが、戻ってきて大正解だったのである(^-^)


 コレの何が良かったか?ゲームとしての完成度が高かった、ボリュームが大きかった、やり込む要素が多かったってのもあるけど、ワタクシが評価したのが「何処を切っても和ゲーだったから」である。グラフィック然り、ストーリー然り、ゲーム性然り、何を取っても洋ゲーにはマネできない和ゲーならではの雰囲気が漂っていたからである。ワタクシが考える「和ゲーが洋ゲーに勝つためにはココんトコを突き詰めるっきゃないッ!」ってトコを、見事なまでに高いレベルで突き詰めていたからである。秋にはコレが海外でも発売されるらしいのであるが、是非ともガッツリ爆売れして欲しいモンである。和ゲーの評価を高めたいのもであるが、純粋に次回作がやりたいからである。


*ノーモア時限爆弾

 クレーマーやモンスターペアレントが良い例だけど、ちょっとした事ですぐにキレて攻撃的になるヤツ、ロンマニアの方も1度ぐらいは会った事あるのではないであろうか。ワタクシの知る限りだと、そういうヤツって殆どの場合いじめられっ子だったとか、ソレに似たような境遇のヤツなのである。そういうヤツは「自分は虐げられている、バカにされている」って被害者意識が強いが故に、自分が否定されると身を守るためにキレるのである。ちゅーのも相手に自分の要望を通すのに、キレるという手段は有効だからである。殆どの場合、話し相手は闘争なんて望まないから、キレられると「理不尽だけど、面倒くさいから相手の言う通りにしとくか( ̄〜 ̄)」って引っ込んでくれるのである。ソレが自身の価値を下げる事になったとしても、キレれば大概の相手をやり込めるのである。


 という事を【こども園を襲撃した30代男性の事件】についての記事を読みながら思ってしまったのである。何ちゅーか、この犯人もテメェの身を守るために突発的にキレてしまったんじゃないかなと思うのである( ̄〜 ̄)ちゅーのもワタクシが今まで出会ってきた発達当事者も似たような反応をする人が何人か居たし、かくいうワタクシも身に覚えがあったりするのである(笑)

でもってこの手の記事ってのは必ずって言って良いほど「社会や世間が当事者に寄り添う事は出来ないだろうか」って問いかけで終わるのだが、ソレに対するワタクシの答えは「ムリ」である(爆)当たり前の話であるが、何が悲しゅうて何時何処でどんな風に爆発するかサッパリ読めない時限爆弾に歩み寄らなきゃいけないんだって話である。ンなモン、爆発物処理班呼ばれてお終いである。


 ワタクシは前々から言っているのであるが、歩み寄りってのは片方だけがするモンではなく、双方がやるモンなのである。じゃあ当事者側からやるべき歩み寄りは何かといわれたら、その一つが「爆弾解体」である。そういう神経質さを取り払って、相手側に「この人なら歩み寄ってもいいかも」って思わせる。そうなって初めて有意義な話し合いが始まるのである。爆弾を抱えたままだと相手は警戒して突っ込んだ事を言わなくなるし、少しでも感情が高ぶったら逃げる姿勢を取ろうとしてしまうのである。つまり相手が寄り添いたくても寄り添えないのである。でもってソレが出来るのは当事者本人、及びその家族と関係者だけである。今回のこの事件の問題点は、その当事者本人と家族と関係者がソレを怠った事だと思うのである。


*多勢に無勢

 こう言っちゃアレなのであるが、こうした「我々は生き辛くて可哀想なんだから、国や社会や世間の方が譲歩して我慢するのが道理ッ!」って考えてる当事者や支援者や関係団体ってのは、実は少なくないのである。チェ・ゲバラめいて壮大な理想を掲げて、世の中を変える革命家になりたがってるヤツってのは、ワタクシの知る限りでも5人ぐらいは居るのである(笑)テメェがガキの頃が如何に辛かったかを切々と語り、健常者中心の今の世の中が如何に問題かを熱く語って、同調する人達の連携や連帯を募って、中身ではなく数で意見を通そうとする。そういう発達当事者をワタクシは何人も見てきたし、昔と違ってネットやSNSで意見を広める方法が劇的に増えた今、恐らくこの手のヤツは今後も増える事であろう。


 が、ワタクシは断言して良いのである。この手のゲバラ気取りの当事者が世の中を変える事は無いであろう、と。何故ならば、今の社会を形成してる人々らの支持を受けられないだろうからである。連帯や連携を募っても、集まる人数や集まるカネもたかが知れてるから、世の中を変えるなんてムリな話である。第一、そんな方法で変えられるのであれば、今頃ニッポンには日米安保は存在しなかったはずである:

そう、世の中を本気で変えたいと思うんだったら、世の中を支えてるメイン層に訴えなければならんのである。人権屋や野党連中の協力を取り付けたって何も変えられない事は、ココ数年の各所で行われてる公的選挙が示してるのである。そういうメイン層と腹を割った話をする為にも、時限爆弾は解体しておく必要があるのである。さて流石に遅くなり過ぎてしまったので、さっさと撤収するに限る今日この頃であった。