アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ROADS TO JUDAH

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「楽しさを知らない男はバネの効かないワゴンのようなものだ。道路の小石を踏むたびに不愉快そうに、ガタガタいう」

By ヘンリー・ウォード・ビーチャー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*恨みは水に流すべき

 ワタクシも発達障害支援の仕事を幾つかやってるから分かるのであるが、そういうマイノリティーと交流するにあたって一番難しいのは何かと問われたら、ワタクシの答えは「多かれ少なかれ被害者意識を抱えている事」である。やっぱこの手のマイノリティーは過去に色々あった所為で、多かれ少なかれ「私(達)は世間に差別されているッ!虐げられているッ!」って意識が根底にあるのである。ソレが多い人(等)の場合だと、些細な言い間違いや表現で「ほらッ!やっぱお前も私(達)を白い目で見てるヤツ等と同じだッ!」って感情を爆発させて、心を閉ざして話し合いの門を閉じて、自己防衛の為に過剰反応するのである。その一つが【女子トイレを利用しようとしたトランスジェンダーの女性、飲食店が追い出す】って事件である。



 そうやって過剰反応する度に「うわぁ〜コイツ等面倒くせぇ( ̄Д ̄;)」ってなって積極的に話し合う人が減って、話し合う人が減った所為で「世の中はやっぱ私(達)に冷たいッ!」って意固地になって、その繰り返しで隔たりが更に大きくなるのである。じゃあどうすれば良いのかと問われたら「世知辛いけど、昔の恨み辛みは水に流して、一から未来をやり直す」である。恨み辛みが消えないのは分かるのだが、ソレは第三者には関係の無い事なのである。関係無いのに、同じ健常者だというだけで「アイツ等の仲間」扱いされたら、そりゃ気持ち良くないに決まってるのである。だからこそ昔の恨み辛みは一旦抜きにして、今一度新しくやり直す必要があるのである。


*魅力はガチの先にあり

 今日はロクなネタも無いので、テキトーにやってこうと思うのである(笑)前にも言ったと思うが、ワタクシは中坊時代は空手、高坊時代は帰宅、大坊時代は漕艇をやってたバリバリの体育会系人間である(爆)練習、そりゃ勿論きつかったに決まってるのである。身体はヘトヘトになるは、先輩達は厳しい(幸い、理不尽な事はさせられなかった)は、幾らやっても上手くならないは、最初の頃はホント散々だったのである(^_^;)でも続けていく内に、ある事に気付くのである:

試合等じゃ成す術もなくフルボッコにされ、先輩やコーチ等にはどやされる

とにかく基礎練習に基礎練習を重ねて、基本の型を身体に覚え込む

体力や筋力を鍛えて持久力を上げる

先輩やコーチなどに聞いたり、本やネットなどで基礎知識を搔き集めて学ぶ

すると出来なかった事が何時の間にか出来るようになってくる

試合で結果が出るようになり、先輩やコーチや仲間からも称賛される

脳汁ドバー

(゚д゚)ウマー

この「脳汁ドバー」の快感が大迫以上にハンパないのである(笑)ハッキリ言ってアレは麻薬(実際に脳内麻薬だけど)である。この脳汁の快感を知るとフツーの遊びで得られる快感じゃ満足できなくなり、更なる快感を求めて更なる厳しい練習に打ち込めるようになるのである。プロスポーツ選手ってのは、ほぼ間違いなくこの類の快楽中毒者であり、その快楽を得るために人生の全てを捧げられる人種なのである。


 ワタクシはその快感を知ってるからこそ、この賛否両論ある【某都内の中学で軽運動部】って記事に対しても「否」に一票を投じる次第である。確かに体育会系のノリは変な仕来りが幅を利かせ過ぎてて、勝利至上主義が行き過ぎている事はワタクシも認めるし、その所為で体育会系に対する風当たりが厳しい事も承知の上である。が、ワタクシはこの軽運動ってヤツがホントに楽しいとは思えんのである( ̄〜 ̄)確かに表面的には楽しいだろうけど、所詮ソコまでである。突き詰めないからすぐに飽きるし、深い感動も無いからすぐ忘れてしまう。つまり「表面的なモンだけをつまみ食いしてお終い」ってのを延々と繰り返すだけで、大人になってからも活きる教訓が得られないまま終わるんじゃないかと思うのである。


 無論、ソレが悪いというつもりは全く無い。コレがキッカケで何かにのめり込む事もあるだろうし、緩いまま平凡で退屈な人生を送るのもソイツの自由だからである。ただワタクシは「大人になった後も延々と活き続けるような強烈な教訓と感動ってのは、ガチった中でしか生まれてこない」って考えてて、構成はしないがそっちの方が良いと思ってるだけである。こう言っちゃアレだが、ワタクシはそういう緩いヤツとは話が合いそうにないし、向こうだってワタクシの様な汗臭いオッサンとは話が合わないであろう(笑)ただこういう風に「最近の若いヤツは云々」って語り出したって事は、ワタクシも既にオッサンだという事の証左であろう(爆)肉体は兎も角、精神は若いつもりでいるのであるが(^_^;)


*脳汁のススメ

 流石にスポーツ系は敷居が高いと思われるので、フツーの人が簡単に脳汁の快感を体験できる方法を紹介しよう。ソレは「サバゲー」である(笑)ワタクシがこの年になってもサバゲーを止められない&同じ様にサバゲーにハマってしまう人が多いのも、この脳汁分泌を意外と簡単に味わえるからである:

初めてのサバゲー

ワケが分からないまま撃たれまくって、何も出来ないままセーフティーエリアに帰ってくる

周囲のある程度慣れたゲーマーなどに身体を上手く隠す方法を教えてもらう

ゲーム中、周囲を良く観察する事で、味方や相手の動き方を把握する

色々試行錯誤を積み重ねて、漸く最初のヒットを取る

脳汁ドバー

(゚д゚)ウマー

コレが「サバゲーにハマる」という事である(笑)この脳汁の快感が忘れられないから、サバゲーにハマる人は後を絶たないし、ブームが終わっても細々と続いていくのである。人間は自分の限界を超えた時にこそ、最も喜びを感じるのである。


 こう言っちゃ何だけど、最近の若い子は傷付きたくないヤツ、自分を否定され(or自分で否定し)たくないヤツが多いのである。昔は「ソレでも孤立はしたくないッ!」って事で腹括って挑んでいたのであるが、今時だとネットやSNSが普及し過ぎていて、そういうメンタリティーなヤツだけで全国レベルで間接的に繋がれて孤立を免れてしまうのである。そして数が集まれば発言力も増し、マスコミや一部世間の支援も得られるようになり、やがて力を持つようになる。でもって判官贔屓ってヤツは古今東西どこにでも存在するモンであり、弱者側の意見に取材が集中して強者側はスルーされる・・・とコレ以上話すと自らのオッサンっぷりに対し自己嫌悪に陥るので(笑)さっさと〆ようと思う今日この頃であった。