アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

WHAT HAPPENS IN HELL, STAYS IN HELL

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「学びて時に之を習う、亦説ばしからずや」

By 孔子


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*経験経験アンド経験

 勉強にしろ遊びにしろスポーツにしろ何にしろ、上手くなるコツは「とにかく練習すること」である。こう言うと「努力厨乙、非効率的な努力なんてするだけムダ」と言われそうだが、ソレに対しワタクシは「じゃあ効率的な努力とは何ぞ?」と聞き返す次第である。ちゅーのも効率的な努力とは一人ずつ違うモンであるから、とある人にとって効率的なモンが他者にも効率的とは限らんからである。何がその人にとって効率的かを知る方法は、後にも先にも「自分で一通り試すしかない」であり、一通り試すためには量を重ねるしか方法が無いのである。だから「とにかく練習すること」が答えになるのである・・・

例えば【新しく入れた機械式LSD】を上手く使いこなしたいのならば、こうやって何度も走らせまくって感覚を色々確かめて・・・

困った時には分かる人に聞くという感じにである(笑)そういう意味でも、今回の走行会は非常に有意義なのである。デフがどのくらい効くのか、何処から効くのか、どう効かせれば良いのか、そういうのを一通り試す場として、この上ない好条件が揃っているのである:


もう毎回出してるけど、コースはこんな感じである。右回りと左回りの1本30分を其々2本ずつ、計2時間もガッツリ走り込めるんだから、デフの具合を確かめるにはもってこいなのである。


効き方や効かせ方もだけど、ワタクシがもう一つ知りたかったのが「どのぐらい熱を持つのか」である。デフの効き方は弱めにしてあるとはいえ、ご覧の様にデフケースは小さい→オイルも少ない→熱に弱い可能性があるって事である。何処まで熱を持つのかを知る方法は、やっぱ走り込んで自分で確かめるっきゃないのである。今回は幸いな事に走行時間がタップリあるんで、ソコんトコの検証だって出来てしまうってワケである。


*練習練習アンド練習

 だからワタクシに言わせれば、努力をバカにするヤツの相場は決まってるのである。テメェの言葉、テメェの技術、テメェの信念を持ってないヤツである。努力して「自分に最も適したモン」を持ってる人間は、自分を語る為の言葉や技術や信念を必ず持っているのである。が、努力をバカにするヤツってのは、大概借り物の言葉や技術や信念しか持ってないのである。ワタクシの知り合いにもそういうヤツが居たのであるが、兎に角「○○はこう言ってた」だの「××はこうやってた」だの他人のコピーをするだけで、ソコには「何故そうするのか」の明確な理由が無いのである。でもってワタクシがソコんトコ突っ込んで「お前の言葉には説得力が無い。自分で考えて自分で試せ」っていった所、見事なまでに全SNSでブロックされてしまった次第である(笑)


 まぁそんなチキン野郎の話はもういいとして(笑)上記動画でYオーナーにデフの使い方や踏み方を簡潔にだけど教えて貰えたので、後はとにかく練習を重ねるのみである。結局ドライビングってのは感覚が何より大事なのであり、その感覚を鍛え上げる方法はただ一つ、ひたすら練習するだけである(`・ω・´)・・・でもその前に:

腹が減っては戦はできぬのである(笑)衛生法云々でケータリングが無くなって仕出し弁当になり、その上飲み物も自腹で買わなきゃならなくなったので、ソコだけは猛烈に不満なのであるo(`ω´*)oソレでも食わねば体力が持たないので、シッカリ完食させてもらった次第である。


メシ食った後は、とにかく練習あるのみである。色々試して分かった事は「このデフは良く出来てる」という事である。ワタクシが危惧してたのは「デフが効き過ぎて踏み込んだらすぐにオーバーステアになってしまう」って状況だったのだが、ソレが殆ど見当たらなかったのである。勿論踏み過ぎればオーバーステアになるのであるが、ソレはデフが入っていなくてもそうなるから無問題である。そんでもって、踏みに行った時に内後輪が空転する事も無い。ほぼワタクシの思惑通りに効いているのである(^-^)


 でもってもう一つの懸念であった「ターンイン時にデフの抵抗でアンダーステアになる」であるが、動画を観る限りでも殆ど気にならない状態である。寧ろ若干の抵抗があるせいか、ターンイン時の不安定な挙動が改善されてる希ガスのである。因みにこのデフ、元ネタは【OS技研スーパーロックLSDスペックX】なのであるが、ソコに若干のアレンジを加えてあるのである:

  • デフサイズが小さいので、スプリングを用いた機能が省かれている
  • デフサイズの都合上、プレッシャープレートの枚数も減っている
  • 街乗り中心なので効きは若干落としてある
  • 差動方式は1.1Way

といった感じである。まぁ細かい話をするとクルマ属性の少ないロンマニアの方々がウィンドウを閉じてしまうので、ソコんトコは省略である(笑)でもって泣いても笑っても最後の一本になったので。

ウォーミングアップ後、速攻で2度目の逆同乗走行をお願いしたのである。同乗も逆同乗もできて、しかも気が向いた時に何回でもお願いできる。コレ以上練習にピッタリな走行会をワタクシは知らないのである。でもってYオーナーに最後の教えを授かった後、残り時間で足りないトコを練習しまくるのである:

こうやって「練習→相談→練習」を繰り返す事で、自分のしたい練習を存分にする事が出来るのである。正にシーズン始まりの最初のソレにピッタリな走行会だし、ココでの経験は今後の今シーズンのサーキットでの本番に活きてくるのである。何ちゅーか、サーキットを走る日が待ち遠しいのであるo(^∇^)o


*撤収撤収アンド撤収

 というワケでシーズン始めの感覚を確かめるのと同時にLSDのテストも無事こなせたので、ワタクシとしては大満足なのである(^-^)こうやって「何処まで踏んでいけるのか」が事前に分かっていれば、その後サーキットを攻めるにあたってムダな周回を重ねる必要が無くなるし、ソレが走る際の安全にもつながってくるからである:

ホントはもう少しゆっくりしていきたかったのであるが、前回も述べたようにこの日はスーパーGTの合同公開テストが実施されてた→ソレが終わったら帰宅ラッシュで混む事になるんで、終わり次第さっさと撤収したのである(笑)次は何処で走るかはまだ未定であるが、年末の走り納めは間違いなく行く予定である。


 もうコレは何回言ったか分からんのであるが、速さが足りない事を除けば、NDはやっぱ良いクルマなのである。最高に良いかと問われたらノーであるが、値段を考えれば上出来である。燃費は良いし、タイヤ及び各種消耗品も安いし、メンテさえシッカリやっとけばまず壊れない。モータースポーツを手軽に楽しむにおいては、この上なく有用と言えるのである;

因みにコレが満タン状態からもてぎ(我が家から片道120kmほど)まで行って、ガンガン走った後に帰ってきて給油した時の燃費である。スポーツカーに燃費を求めるのは無粋かも知れないが、ソレでも燃費は悪いよりも良い方が良いに決まってるのである:


蛇足だけど、今回貰ったモンである。Yオーナー、何時の間にか全ニッポンジムカーナで100勝していた&既に今年度のクラス総合優勝を決めていたりしてたのである(^_^;)因みにマシンは見て分かる様に【アバルト124スパイダー】であり、NDの姉妹車である。今回ワタクシがYオーナーのショップに色々お世話になってるのも、このマシンセッティングの実績やノウハウを買っての事なのである。さて明日も早いので、さっさと寝ようと思う今日この頃であった。