アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

KINGS OF PUNK

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「鳥は頭を向けた方に飛んでいくが、方向を決めるのは尾っぽである」
By 井上ひさし

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*デフは何の為にあるか
 機械式LSD(以後デフ)を入れると何故速く走れるようになるのか?内輪の空転が無くなるからってのは勿論だけど、一番はやっぱ「何処まで踏めば良いかが明確になるから」だと思うのである。純正では効いてるのか効いてないのかハッキリしなかったモンが、デフを入れた事により踏んだ分に応じて効くようになるから、ムダ無くトラクションを使い切れるようになるのである。結果としてアクセルを踏む量が多くなるから、その分速くなるってワケである。曰くデフ入れた人は口を揃えて「何故もっと早くに入れなかったんだッ!」って後悔するらしいけど、その気持ちが良く分かるのである。

 でもって今回走った筑波1000は狭めのテクニカルなコースなため、デフの実践投入テストにはもってこいなのである:

デフ入れる前は第2コーナーと最終コーナーの立ち上がりで純正デフの効きが足らなくて内輪が空転してトラクションが抜けてたので、ソレを解決するためにデフを入れたのである。特に最終コーナーからの立ち上がりはこのコースにおいてタイムを詰めるためのキモでもあるので、尚更デフが有効になってくるのである。でもデフを入れると走り方が変わってしまうため、ソコんトコどうするかが課題なのである:

2019-1-20 プロアイズ筑波1000走行会・2本目
そう、デフが入ってるとアクセル開けた時にケツが流れるようになる→曲がり過ぎちゃったり滑ったりする事があるから、迂闊に踏み過ぎられないのである(^_^;)前までは純正デフの効きが弱いのを良い事に結構大雑把にアクセルを開けてても曲がれたのであるが、デフが入ったからには考えて開けなきゃならんのである(´ヘ`;)向きをちゃんと変えてから、アクセルをシッカリ開けていく。ソコんトコをシッカリできないとタイムが伸びて来ないのである。2本目は欲張り過ぎてソコに引っかかってしまい、タイム更新どころか逆に遅くなってしまったのである(´・ω・`)

*サーキット走行のススメ
 走りに拘る人の多いポルシェオーナーの中で、実際にサーキットを走る人がどのぐらい居るのか、ロンマニアの皆様は御存じであろうか?答えは「1%以下」である( ̄~ ̄)ポルシェですらコレなんだから、他は考えるまでもないであろう。スポーツカー所有しててサーキットを走らないというのは、ワタクシ的には非常に勿体無いと思うのである。故にワタクシは常日頃からサーキット走行のススメを説いているのである:





サーキットを走るにおいては、別にカリカリに弄ったピュアスポーツカーでなければいけない決まりは無いのである。フルサイズSUVだとかミニバンだとかいった明らかに適してない車種を除けば、基本どんな車種でもサーキットは走れるのである。あと初心者向けの講習のある所なら走り方も教えてくれるし、装備だってヘルメットと長袖長ズボンと手袋だけあれば十分である。


あと走行会だと、大概この様にタイム計測もやっているのである。ゼッケンとタイムがスタートラインを通過するのと同時に表示され、ソレを見ながら一喜一憂するのがサーキット走行の醍醐味なのである(笑)


2019-1-20 プロアイズ筑波1000走行会・3本目
でもってコレが3本目の走行である。デフを上手く使える走行ラインを試行錯誤しながら模索していって、漸くソレっぽいモンをソレなりに見つけたのである。ただ日が昇ってきて気温や路面温度も高くなってきた所為か、タイヤのグリップがやや落ちてきたのである(^_^;)というワケでタイヤ圧を温間2.3→2.1にして、最後の一本に挑んだのである:


2019-1-20 プロアイズ筑波1000走行会・4本目
予想通りタイヤ圧を落としたらグリップが回復して、タイムは44秒845、残念ながらベスト更新にはあと0.05秒ほど足らなかったのである(´・ω・`)ただ交換したデフの使い勝手が良かった事と、当初懸念されてた不安材料(進入時のアンダーステア、効きの不足)などは無かったのと、でふがタイムの更新に大幅に繋がる事を確認できたので、走行会に参加した意義は大きかったのである(^-^)

 あとデフが入ればソレだけでタイムは大幅に縮むと思ってたのであるが、決してそんな事は無かった事が分かったのも大きいのである(笑)プロが運転したらタイムが0.5秒ほど短縮できてたのが、ワタクシが運転したらたったの0.15秒しか縮まなかったのであるから、やっぱソコんトコはワタクシの腕が不足してたとしか言い様が無いのである(´ヘ`;)でもまぁ次に繋げる為の課題は見つけたので、今後はソレをどう解決していくかである。まだまだ走りのシーズンは終わってないので、今後も色々試しながらやってくつもりである。何はともあれ、やっぱサーキット走行は楽しいのである。

*走り初め終了
 というワケで、今年度の走り初めは無事終了である。ベストは僅かだけど更新できたし、デフの使い方も何となく分かってきたし、何よりクルマを壊さなかった事が大きいのである。古人曰く「家に帰るまでがサバゲー」との事であるが(笑)走行会においても「自走して家に帰るまでが走行会」なのである。ガチのレースをやってるのなら兎も角、走行会ならば自走して帰る為の余裕は残しておくべきなのである。

走行会が終わってゼッケンとタイム計測器を返却したら、この福引を一回だけ回せるのである。


回した結果がコレである(笑)でもまぁオイルとかを貰っても硬さが合わなきゃ使い道が無いんで、ヘタに良いモン貰うよりも、こっちの方が有難かったりするのである。


というワケで、コレにて走行会は終了である。やっぱ何だかんだ言っても、筑波サーキットは最高である。走行会の数も多いし、何より地元だから行き帰りが便利なのである。特に圏央道が繋がってからは行き易さが格段に上がったので、尚更便利になったのである。他にも行ってみたいサーキット(袖ヶ浦フォレストレースウェイなど)もあるが、取り敢えずはココで腕を磨く事を考えた方が良さそうである。さて、コレ以上この話をするとまた更に行きたくなってしまうので(笑)もう〆ようと思う今日この頃であった。

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