ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「花は出来上がりの一歩手前で活けなければならなかったのだそうである。活けた時に全部出来上がっていたら、その時から花は崩れてしまう」
By 高田保
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*噂のアレのホントの話?
ワタクシが通ってるクルマのショップは、共にプロドライバーがオーナーをやってるのである。でもってプロドライバーやってると色んなクルマに乗るチャンスがあって、同業者や業界関係者との交流もあって、色んな裏話が流れ込んでくるのである。その中の一つが今クルマ好きの間で最も熱いネタである【新型スープラ】であり、そのプロトタイプに乗った人の話なんかも流れてくるのである。曰く「雑誌には書けないけど、仕上がりはイマイチ」なんだそうである(^_^)どういう事かというと「足回りのジオメトリーとか、サスや電制デフのセッティングが決まってない。買うならマイナーチェンジ後」らしいのである。
スープラ プロトタイプ 最速試乗インプレッション by アキラ(飯田章)&コボちゃん(桂伸一)
故に「諸々を弄る前提で買うのなら良いけど、ノーマル前提で乗る人や、BMW的なモンを求めてるならマイナーチェンジ後に期待すべし」との事である。まぁ何ちゅーか、全くの新車種で、しかも最初期モデルなら、スープラやトヨタ車に限らずそんなモンである。名前こそスープラだけど、先代(A80型)が生産終了してから17年経ってるし、しかもBMW製なんだから、もうデファクト上の新車種だと思った方が良いのである。まぁこのクルマも先代Z4同様に7~8年は作られ続けるだろうから、本気で狙うとしたら4年目以降の中期型~後期型がベターかと思われるのである。
*新型ROADSTERのすべて
何故一つの車種が作られ続ける事が大事かって、つまりそういう事なのである。一度生産終了になって時間が経ってしまうと、蓄積されたノウハウがリセットされてしまうからである。欧米のスポーツカーが何故良く出来てるかって、長年同じコンセプトで作られ続けているから、ムダが徹底的に削り落とされてバランスが徹底的に練られているからである。数字やラップタイムだけじゃ、クルマの良し悪しを推し量る事なんて出来ないのである:
新型スープラのすべて デトロイトモーターショー速報号 (SAN-EI MOOK)
- 出版社/メーカー: 三栄書房
- 発売日: 2019/01/25
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る
ハイパーレブ Vol.231 マツダ ・ ロードスター No.11 (ニューズムック 車種別チューニング&ドレスアップ徹底ガイド)
- 出版社/メーカー: 三栄書房
- 発売日: 2018/11/30
- メディア: ムック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
*やっぱマニュアルは要らない
でもって未だ大きな争点となってるスープラにMTが無い問題であるが、ワタクシの主張は以前と変わらず「MT(゚⊿゚)イラネ」である(笑)巷で言われる「MTはクルマを操ってる感があって楽しい」ってのは、あくまでコーナリングやアクセルワークに気を使わなくていい街乗りレベルでの話だとワタクシは考えているのである。サーキット走行はじめモタスポを嗜むようになると、3ペダルMTはジャマなだけである。だからPDK(ポルシェのDCT)が普及して以来はポルシェ車におけるPDKの割合は8~9割に達してるし、上位グレードだとPDKしか無かったりするのである。ポルシェがPDK選んでるという事は、つまりそういう事なのである。
あと2ペダルだと何が良いって、変速が速い、シフトミスをしないってのもだけど、一番はやっぱり「変速に使う集中力を他に回せる」って事だと思うのである。その集中力の余った分だけコーナリングに回せるから結果としてタイムも良くなるし、何よりシフトミスからくるトラブルや各方面注意に使える集中力が増えるぶんだけ安全になるのである:
【86対決】ATとMTではどっちが速い?プロドライバーが検証! BRZ
無論、MTの良さ(軽量級のクルマには有効、メンテ性や信頼性やコスパに優れるなど)は否定しないから、敢えてMTを選ぶ人を否定する気は毛頭無いのである。が、MTが無いだけでその車種を拒絶するって考えは、ワタクシはソレ違うんじゃないかと思ってる次第である。スポーツカー、特にピュアスポーツカーにとって楽しさは重要だけど、速さはソレ以上に重要。その事は変わらない今日この頃であった。