アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

GUN TO MOUTH SALVATION

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「気をつけなさい。憎しみ、恨み、ねたみといった感情は、すぐにあなたの潜在意識に記録されてしまいます。常に愛と善意の気持ちを忘れないように」
By ジョセフ・マーフィー

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*あともう4つ
 もう発売からかなり経ってしまったが、漸く【フォールアウト(以後FO)76】に着手できたのである。前作(FO4)が神ゲーだっただけに早くやりたかったのであるが、優先順位の高い順番からやってたらこうなってしまったのである(^_^;)まだ序盤しかやってないのであるが、正直な感想は「オンラインゲーである以外は基本的に何時ものFO」ってトコである。発売当初はバグ塗れで酷い有様だったらしいのであるが、今じゃアップデートにアップデートを重ねた事もあって、現段階においてストレスはあんま感じてない次第である。この時ばかりは、今まで溜まっていた積みゲーに感謝した次第である(笑)


Fallout 76 – オフィシャルE3トレーラー

 まぁまだ始まったばかりなので、ゲームの詳しい感想まで述べる事はできんのである。何時ものFOシリーズ同様、低レベルの内は先ず拠点を確保して、衣食住と武器防具アイテムを揃えて、レベルを上げながら素材を搔き集めて拠点や装備を充実させていき、徐々に行動範囲を広げていくのである。何処に拠点を構えようが自由だし、どんなルートで攻略しようが自由だし、キャラクターをどう育てようとも自由だし、オンラインでも他人と協調するもしないも自由。ワタクシがオープンワールドゲームをこよなく愛すのは、この自由さがたまらなく好きだからである。

*うらみますか?うらみませんか?
 何だかココ最近の発達障害絡みのネタのウケが良さげなので、今日も特別にソレやっちゃう次第である(笑)ワタクシがやってるような発達当事者による発達支援の方法って、ある感情があるかないかで大きく分かれるんじゃないかと思うのである。その感情とははズバリ「社会や人々を恨んでるか否か」である。ワタクシもそうだったのであるが、発達当事者ってのは障害の特性が故に多かれ少なかれ酷い目に会ってるのである。特に講演に登壇したりとか、ネットや本で配信したりだとか、或いは当事者会を作るような当事者ってのは、その気持ちが強いが故にそういう活動をするに至った場合が殆どである。


「発達障害ADHD・アスペルガー症候群」ザ!世界仰天ニュース

 ぶっちゃけた事を言うと、世の中に対する復讐である。こういう活動をしてれば世間に注目されるかも知れない、世間に注目されれば芋づる式に自分に共感が集まるかも知れない、有名人になれれば世の中を変えるチャンスがあるかも知れない、そして世の中を変えれば今まで自分をバカにしてた連中を見返せるかも知れないって感じにである。だから迫害を受けて社会に強い恨みを持ったヤツってのは社会に迎合しようとは殆ど考えないし、地道に働くよりも活動で一発当てる事を考え、一発逆転のチャンスを狙い続けるのである。特に40代50代の当事者はもう後には引けないから、尚更この活動に熱中しちゃうのである。


当事者会主催&NEIさんとの対談

 でもってワタクシの場合、この手の”社会に対する恨み”ってヤツがあんま無いのである。全く無いと言えばウソになるが、この手の活動に熱中してる当事者と比べたら確実に少ないと言えるのである。ちゅーのもワタクシの場合、社会の恩恵も感じてるからである。数こそ少ないけど理解者も居るし、理解はしてないけどワタクシに良くしてくれる人も大勢居る。だからワタクシは社会を一概に悪だとは思ってないし、一緒に仲良くやれていけると考えてるし、ワタクシ等発達の為に社会を無暗に変えようとは思わないのである。恨みや不満が無いとは言わないが、ソレ以上にワタクシは今の社会やソコに住む人々が好きなのである。

*目指せ勝ち組
 あともう一つは、ワタクシが現実主義者だという事である。正直ワタクシが常々言ってる「発達当事者は可能な限り就労すべし」も、そう簡単に上手く行くモンじゃないと思ってるのである。当事者が100人居れば、就労できるのは大体30人ぐらいだと思うのである。でもってワタクシが取り組んでる事は「今は30人だけど、ソレを31人か32人にするにはどうすれば良いか」という事である。100人全員を救う事は不可能だが、成功者を増やす事は可能だからである。でもって成功者が増えれば増える程に「発達でもやればできる」ってエビデンスになるし、そのエビデンスを重ねれば重ねるほどに更なる支援や譲歩を引き出す事が出来るようになるのである。


バリバラ 「発達障害者の就労」

 そう、社会は正しいか否かではなく、損得勘定や利害関係で動く事の方が多いのである。発達当事者の成功者を増やすという事は、ソレ即ち社会への利益を増やすという事であり、利益が増えれば増える程に交渉のカードが増えるという事でもあるのである。ワタクシがこの手の議論をあまり好まない理由も、議論でどんだけ正しさを証明できたとしても、正しいだけじゃ世の中は動かないからである。理想というシロモノは目の前にある現実問題をコツコツと解決していってる人が、気が付いたら何時の間にか達成しているモノ。2019年になってもその考えは変わらない今日この頃であった。

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