ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「人は三十にして、自分を馬鹿者ではないかと思う。四十にして自覚し、計画を練り直す。五十にして不名誉な遅延に怒り、さらなる決意を新たにする」
By エドワード・ヤング
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*無いのではなく、見てないだけ
今時のテレビ番組はつまらない、今時の邦楽はつまらない、今時の本はつまらない、今時のゲームはつまらない等々。こういう文句は巷に溢れているけど、何故か知らんが「じゃあ洋ドラ/洋楽/洋書/洋ゲーにしよう」って声は余りにも小さいのである。ジャニーズ云々といい、最近話題になった【NGT云々】といい、こういう連中が何故デカい顔してられるのかって、ファンの目が国内にしか無いからである。だから国内をガッツリ抑える事が出来ればいとも簡単に支配できちゃうし、その上ニッポンは実質上の単一民族だから多様性を考える必要も殆ど無い。だからこの手の連中がどんなに叩かれようが、代わりが存在しない限り安泰なのである。
何ちゅーか、ニッポンは未だに「洋モノ=高級品」「洋モノの愛用者=インテリぶってるブルジョア野郎」っていう昭和の価値観が根強く残ってて、ソレが各種洋モノに接する際の見えない障壁と化しているのである。好きな人間は多いのだろうけど、ソレを公言するのはまだ抵抗があるって感じにである。洋モノは崇拝する対象でもなく、かと言って卑下する対象でもないのである。重要なのは、正しく洋モノと向き合う事である。国産品同様、洋モノにもピンキリあって、ソレを正しく知り正しく評価する必要があるのである。そうすれば、この手の連中に踊らされずに好きなモンを大いに楽しめるのである。
*劣ってるのではなく、遅れてるだけ
ワタクシは邦モノが劣ってるとは思わないのである。技術や情熱や才能はあるんだろうけど、いかんぜんニッポンという特殊な文化圏の中でガラパゴス的な進化を遂げ過ぎてて、世界標準からすると遅れてるのである。何故遅れるかって、層が薄いからである。ニッポン市場ってたった1億人強、つまり世界の1/73ぐらいしか無いのである。その狭い世界限定でしかやってないヤツと、残りの72/73までも相手にしてやってるヤツじゃ、層の厚さも競争の激しさも、そして勝ち上がったヤツのレベルも違うってモンである。人を強くするのは、何時だって競争である。
その事をまざまざと自覚させられたのは、つい最近発表された【FF7リメイク】のソレである。スクエニは和ゲーの最大手で、特にFFといえばスクエニの看板タイトルである。その看板タイトルの出来がコレじゃ、先が思いやられるってモンである┐(´д`)┌
FINAL FANTASY VII REMAKE for State of Play
もうこの動画見た瞬間から、ワタクシは「ダメだこりゃ('A`)」って思ったモンである。何がダメって、グラがダメなのである。要らんトコに拘り過ぎて、一番重要な表情のグラが手抜きになってるのである。顔が能面みたいになっていて、臨場感がまるで感じられないのである。FF15の時もダメだったけど、何の進歩もしてないのである。コレがPS3ならまだしも、PS4でコレである(´ヘ`;)
因みに洋ゲーの場合、この問題はPS3の時点で既に解決されているのである。でもってPS4になったらどうなるかって、こうなるのである:
『ゴーストリコン ブレイクポイント』ウォークスルートレーラー
『Days Gone』アナウンストレーラー 日本語吹き替え版
表情をクッキリ出すには目つきや口だけじゃなく、顔の皴が重要なのである。でもソレをキッチリ描こうと思ったら手間がかかるし容量も食う。だから資金だけじゃなく技術も必要なんだけど、今の和ゲー勢にはソレが不足してるのである。でもってニッポン国内にしか市場が無い和ゲー勢にとって、そんだけの資金を集めるのは至難の業なのである。ニッポン国内に捉われる事の問題点ってのは、つまりそういう事である。
*オタクに媚びちゃダメ
ワタクシは別に「世界ガー」って言葉でニッポンを貶したいワケではないのである。が、やっぱ巨大な世界市場に揉まれに揉まれて、ソコから這い上がってきたモンってのは、やっぱ這い上がってきただけの素晴らしいモンを持っているのである。洋モノに問題が無いとは言わんが、やっぱトータルで色んなモンを見ていくと、やっぱ今んトコは洋モノが上回っているのである。バリエーションも豊富だし、チャレンジングな作品も多いし、何より割り切りが素晴らしいのである。多文化で割り切りがハッキリしてるからこそ、変に中途半端なモンが無いのだと思うのである。
その点、ニッポンは実質的単一民族、単一文化だから、バリエーションが余りにも無さ過ぎるのである。ウケを狙うと皆同じようになるから、数は少なくても簡単に飽和しちゃうのである。そして外に市場を求められないから、益々内側にこもってしまい、保守的でカネを出してくれるオタク層に媚びる事になるのだが、コレがダメだとワタクシは考えてるのである:
外国人が語る!第1話『オタク文化』Foreigners in Japan talk about "OTAKU Culture"!! [EP1]
何故ならオタクに媚びても、文化的に成長しないからである。ワタクシもオタクだから良く分かるのであるが(笑)オタクって人間的に成長する事を望んでないのである。オタクが望んでるのはテメェの世界に安住する事と、そんなテメェの存在意義を承認してもらう事だけだからである。だからオタクに媚びてしまうと益々以って内向的になって、ガラパゴス度が更に増えてしまうからである。ニッポン文化が成長するためには、勇気をもって世界市場に出るしかない。平成の時から言ってきた事だけど、令和になっても言い続ける今日この頃であった。