アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

KISS THE LIE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「夢中になった羊は、もう決して羊ではない。臆病者は服従に於いて模倣するが如く、反逆に於いても模倣する」
By 大杉栄

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*ノーモア安全ピン
 なんだか某SNSで【痴漢されたら安全ピンで刺すのは正当防衛か傷害罪か?】ってテーマで変に盛り上がってるのである。詳細はリンク先に書いてあるんで省略するが、ワタクシの見解は「満員電車に乗らないのが最善策」である。クルマでもバイクでもチャリでもいいし、何だったら走っても歩いても良い。電車以外の方法で通勤するのがベターだと思うのである。その満員電車に絶対に乗らなければいけないって決まりなんか何処にも無いのに加え、安全ピン攻撃はリスクが大き過ぎるからである。だったら満員電車を避けた方が肉体的にも精神的にも法律的にも安心できるって話である。


【第6回】自転車通勤の極意

 こう書くと「なぜ痴漢が悪いのに犠牲者が苦労しなきゃならないのッ!納得できないッ!」って言われるだろうけど、ワタクシは「古今東西、世の中が理不尽じゃなかった事は無く、コレもその一つ」と答える次第である。痴漢を完全に予防する方法も、犯行を完全に止める方法も無い。かと言って安全ピンじゃ過剰防衛の可能性もあるし、人違いを起こす可能性だってあるし、何よりやられた相手が逆上して襲い掛かる可能性だってある。だったら乗らないのが一番なのである。不条理が目の前にあったら、取る方法は3つ。不条理を迂回するか、不条理を跳ね飛ばせるほど強くなるか、あるいは不条理のある場所から去るかである。

谷口信輝パンチ
 ワタクシもあの騒動をSNSで見てみたのであるが、どうも問題は「如何に安全に通勤するか」じゃないみたいなのである。この騒動で安全ピンを擁護する連中ってのは、何ちゅーか「弱者が損をする理不尽な世の中が許せない」って感じなのである。ソコから「痴漢は強者で女性は弱者なんだから、安全ピンによる反撃は認められるべきッ!社会は寛容になるべきッ!」って論調になってるのである。ワタクシは前々から言ってるけど、差別に逆差別をぶつけたって相殺はされないのである。イスラエルパレスチナが良い例であるが、遺恨が双方的になって事が更にややこしくなるだけである。さて話は変わって、と:

5月も半ばに入って急激に暑くなったので、残念ながら2018~2019年度の走りのシーズンはコレにて終了である(´・ω・`)今後は秋以降の次のシーズンを見据えてクルマの調整をしていく予定である。とりあえず今号の特集である冷却系については、2台とも何ら問題は起こってないので、特別手を加える予定は無い次第である。真夏にガンガン走るなら兎も角、そうでないのなら今時のクルマの冷却系はノーマルか、或いはクーラント交換程度で十分である。最もワタクシの場合、マシンより先にワタクシがオーバーヒートしてしまうのであるが(笑)

この作者が現在連載してる作品が結構好きなので、その前作に興味が湧いたんで買ってみたのである。今連載してるのもそうであるが、やっぱこの作者のマンガは読む人を選ぶのである(^_^;)色々とエグい描写が多いのと、色々とブッ飛んだ展開が多いので、王道的なマンガが好きな人には結構厳しいかもである。その点、ワタクシは作者と同じ系統のイカレポンチなので、愛称は抜群である(笑)

*シューシュポスな人生
 まぁワタクシに言わせればこの安全ピン云々なんて大した問題じゃないのであるが、逆に言えばコレが話題になるって事は、ニッポン社会とニッポン人がそんだけ平和で差別が無いって事の裏返しでもあると思うのである。ワタクシの場合、ワタクシはアスペルガー当事者として生まれて、海外在住経験も結構あって、その上オタクである(笑)言っちゃ何だが、ワタクシにとって理不尽や不条理なんてシロモノは、ソレこそ米やパンと同じぐらい味わってきたモンなのである。だから努力でどうにかなるモンとそうでないモンが何となく分かるから、ソレに合わせた現実的な考えをする事に未練は無いのである。


ノーベル文学賞受賞を決定させた、運命の不条理に対する人間の熱い生き方

 こう言っちゃ大変悪いのであるが、実際の痴漢被害者を除けば、この件で侃々諤々やってるヤツ等の中にマジモンの理不尽や不条理を味わった事のあるヤツなんか殆ど居ないんじゃないかと思うのである。そういうのを味わった事が無いから「きっと企業が政府が何とかしてくれる」とか「人間の良心を信じたい」とか「SNSで訴え続ければ世の中も徐々に気付いて変わる筈」とかいう能天気な理想主義を述べられちゃうのである┐(´д`)┌世の中を変えるのは大層な理想じゃなくて、僅かながらでも着実に行われる現実的な対策の果てしない積み重ね。その事だけは自信を以って言える今日この頃であった。

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