アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SOULS TO DENY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「時代がどう変わっても、革新に至る唯一の王道は、現状をよく分析し、さらなる可能性を限りなく追求していくことなのです」
By 稲盛和夫

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*ハイパワーは正義
 パワーと速さは上げていく以外の選択肢が無い。スポーツカーは言うまでもなく、スポーツカーじゃないクルマにだって言える事である。何故なら移動時間は少なければ少ないほど良く、速度制限があろうとも加速力は永遠に問われるからである。だから【スカイラインに405馬力の400Rが登場する】って聞いた時「そうそう、コレだよコレ!日産分かってるじゃん( ̄∇ ̄)」って思ったモンである。登場は随分遅れてしまったが、スカイラインはコレで良いのである。お手頃路線はクラウンが、お上品路線はレクサスのISやGSが担ってるんだから、スカイラインは堂々と下品でワイルドにやればいいのである(笑)


新プロパイロットはそんなにスゴい!? 新型スカイラインはどこが変わった?

 405馬力と言えば一昔前の結構弄ったチューニングカー並みの出力なんだから、ソレを保証の付いたノーマルで乗れると考えたら、今の技術は大したモンである。R35NISMOが600馬力で、コレまた一昔前のフルチューンドと同じぐらいの出力で、しかもバランスはチューニングカーとは比べモンにならない。でもってスーパーカーレベルまで見上げれば700~800馬力が当たり前にあって、しかもノーマルでである。チューニング業界が廃れたのは経済が低迷してるのもあるけど、こういう自動車メーカーの技術が上がってきたからだとも思うのである。

*昔は良かった?
 400Rといえば、元はBCNR33NISMOスペシャルモデルについてた名前であり、BCNR33といえば【元走り屋が湾岸最高速時代を語る】って記事を最近読んだのである。今の若い子からすれば実に現実離れした話であるが、ワタクシもあの当時走ってた人から似たような話を幾つも聞いているので、この記事に書いてある事は多分ホントの事だと思うのである(^_^;)あの時代はバブル崩壊からまだ然程経っておらず、ニッポンにはまだカネが溢れていた頃である。免許取りたての若造がスカイラインGT-Rをフルローンで買えちゃったり、ン百諭吉というローンがいとも簡単に降りたからこそ、こういう事が可能だったのである。


湾岸 GTR RB26 最高速

 あの時代に走ってたロンマニアの方曰く「あの時代はまだネットもケータイも無かったから、若者が熱中できるモンがクルマしかなかった」だとの事である。ケーサツとかはどうだったのかというワタクシの問いに対しては「あの時代は色々と大らかだった。近隣住民も実害さえなければ大目に見てくれたし、警察もやり過ぎなければ厳しく取り締まる事も無かった」んだそうである。要は事故ってハデに色々巻き込まなきゃおkって話である。若いロンマニアの方には想像できんかも知れないが、昔ってこう色々とアバウトだったのである(^_^;)契約やルールよりも人同士の信頼関係が優先されて、ソレがあれば大概おkって感じである。


【ENG SUB】V-OPT 101 ① 東名の千葉くん 伝説の東名キャノンボール! / WANGAN NO CHIBA-KUN Legendary Tomei highway Cannonball

 だからネット化やボーダレス化によって価値観が多様化し、人間関係よりも契約やルールが重要視されるようになった今じゃ、もうこの様な時代は戻ってこないとワタクシは思うのである。景気が悪くなった、メーカーがスポーツカーを作らなくなったのもだけど、一番はやはり多様化と多文化化だと思うのである。特にこの話にあるチューニングショップ云々の話なんて、今の時代じゃ絶対に受け入れられないであろう。因みにワタクシがクルマに目覚めたのは00年代半ば頃であるが、その頃でもこの手のショップはまだ結構あちこちにあったりしたのである(^_^;)今はどうなのかは知らないし、知ろうとも思わない次第である。

*ショップ選びは慎重に
 幸い、今ワタクシが贔屓にしてるショップは双方ともそういうイメージとは遠くかけ離れているので、ソコんトコは全く以て心配していない次第である。まぁワタクシ自身がハデなパワーアップを望んでおらず、モタスポに特化した細かいセッティングやアドバイスが出来るトコを選んでるから、自ずとそうなるだけなのであろう。チューニングショップの選び方のコツであるが、こんな感じである:

  • 店舗や店内が清潔である事
  • オーナーや店員がちゃんと敬語を使える事
  • チューニングにあたって見積もりをちゃんと出せる事
  • 納期を厳守できる事
  • オーナーや店員が公式レースで実績を出せてる人ならばモアベター

フツーの商売してる人ならば当たり前過ぎて言うまでもない事であるが、コレすら出来てないショップが実に多いのである( ̄~ ̄)言っちゃ何だが、雑誌に載ってるような有名ショップですら、こういうのが出来てないトコが少なくないのである。


[ENG SUB] 謎のチューニングショップ・大助商店 / Mysterious Tuning Car shop "DAISUKE SHOTEN"V-OPT 112 ⑤

 何故リンク先記事にあるようなチューニングショップがああなってしまうかって、昔のクルマ文化が暴走族やDQN発祥だからである。昔走ってた暴走族やDQNが整備士学校通ってその資格を得て、後輩や仲間を顧客として迎え入れているからである。だから敬語が使えないし、オーナーや店員がデカい面をしてるのである。コレ言っちゃアレだが、雑誌に載ってるような有名ショップも、そういうトコから来た場合が少なくないのである。チューニングはしないのが一番であり、やるんだったらショップを選んで最小限に留める事。コレがチューニングのジャスティスだと確信した今日この頃であった。

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