ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「私は、事業のために映画を作っているのではなく、映画を作るために事業をしている」
By ウォルト・ディズニー
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*アニメは最終兵器
何だか最近、映画好きの同僚たちの間で「天気の子観た云々」って雑談をしていたのであるが、ニッポンでも何時の間にか非オタでもアニメ映画を嗜むようになってきた事に、ワタクシは時代の流れを感じるのである。昔は宮崎駿(以後パヤオ)レベルの作品ですら「アニメ映画=オタクが観るモン」扱いだったことを考えれば、相当な進歩だと言えるのである。アニメ映画の監督も昔はパヤオぐらいしか居なかったのが、今じゃ細田守とか新海誠とかその他色々出てくるようになってきて、何ちゅーか一大ジャンルになって来てるのである。でもってワタクシは、アニメ映画こそ邦画の最終兵器だと思っている次第である(笑)
映画『天気の子』スペシャル予報
映画『きみと、波にのれたら』予告【6月21日(金)公開】
だって考えてみれば分かると思うが、邦画がコレから何をどう頑張っても、アベンジャーズみたいな映画は作れっこないからである。予算や市場規模の違いもそうだけど、映画文化の深さだとかエンタメにかける意気込みだとか、そういうのが根本から違うからである。が、そんなハリウッドもニッポン的アニメにはノータッチだし、ココはニッポンのアニメーションスタジオのが二歩も三歩も先へ行ってるジャンルだからである。マーケティングさえシッカリしてれば、ハリウッドには無い新しい類のエンターテインメントを世界に提供できるのではないかと思うのである。まぁ逆に言えば、ニッポンの主要アニメ制作会社をハリウッド資本に乗っ取られてしまったら、ソレ即ち邦画の終焉って事なのであるが(^_^;)
*蓼食う虫も好き好き
でもって同僚達と映画談義を重ねてる間に、実は「おおかみこどもの雨と雪」ってエンディングに賛否両論あった事を初めて知ったのである(笑)ちゅーのもワタクシ的に考えれば、あのエンディングは納得の結論だったからである。たとえニッポンで生まれ育ったニッポン人でも、ニッポン社会が合わなくて海外の方が住みやすいと感じて、海外移住して移住先に帰化しちゃう。そういうヤツは数こそ少ないけど偶に居て、雨は正にソレなのである。だからワタクシは物語終盤で雨がオオカミとしての人生(てゆーか狼生)を選んだ時も「あぁ雨は人間社会が性に合わなかったんだなぁ~( ̄▽ ̄)」って思ったのである。
分かり易く言えば、発展途上国出身の旦那とニッポン人の奥さんが国際結婚して、そのままニッポンで生活してるようなモンである。子供は旦那の国籍と奥さんの国籍のどちらかを成人した時に決めるのだが、フツーに考えれば「ニッポンの方が豊かで安全」「ニッポンでの生活基盤が確立されている」のならニッポン国籍を選ぶ方が良いに決まってるし、映画でも雪は人間としての生き方を選んだし、観客もソレしかないと半ば決めてかかってたのである。が、上記にあるように、ニッポンでの生活が合わなずに旦那の祖国での生活が合うヤツも稀にだけど居て、そういうヤツは旦那の国籍を選んで旦那の国で暮らしても良くって、実際に雨はそういう選択をしたって事である。
蓮舫代表“二重国籍” 台湾籍の離脱完了を報告(16/09/23)
そう、この映画の結末が賛否両論な理由ってのは、観客的には「人間社会で生まれ育ってて、人間社会の方が色々と良いんだから、人間としての生き方を選ぶのが当然」って先入観があったからじゃないかと思うのである。でも「蓼食う虫も好き好き」ってヤツであり、良いモンが必ず選ばれるとは限らんのである。もしもの話であるが、雨が人間社会を選んだとしたら、間違いなくストレス溜まりまくりの人生を送ってたと思うのである。ストレスから暴飲暴食したり、彼女やカミさんにDVしたり、果ては高速道路で軽自動車を煽って停めさせて運転手を殴ったりしてしまうと考えたら、そりゃオオカミとして自由気ままに生きた方が幸せだとワタクシは思うのである(笑)
*ノーモア映画館?
こう書くと「じゃあお前は映画とかよく観るの?」って聞かれるだろうけど、実は殆ど観ないのである(^_^;)アニメだけでなく、映画そのものもあんま観んのである。何故そうなったのかを考えたのだが、一番の理由はやっぱ「ネット経由で何時でも観れるようになったから」だと思うのである。映画館行かなくても、態々DVD買わなくてもレンタルショップ行かなくても、ネット環境さえ整ってれば一回0.2英世ほどで観れちゃう手軽さなのだが、ソレ故に逆に観なくなったというワケである:
ネット環境があれば何時でも観れる
↓
何時でも観れるという事は、別に今観なくてもいい
↓
そのまんまズルズルと観なくなる
↓
/(^o^)\ナンテコッタイ
・・・という事である(笑)昔よく映画館へ観に行ったのは、その時に観なければ更に高いDVDを買いに行くか、そのためにレンタルショップ会員にならなければいけなくなるから゛仕方なく゛映画館へ通ってたからなのである。その枷から解き放たれたら、そりゃ観なくなるに決まってるのである(爆)
あともう一つの理由は「ゲームの方が好きだから」である。映画って言っちゃ悪いけど、筋書きが決まった話を好む好まないに関わらず、受動的かつ強制的に押し付けられるワケである。ソレが楽しいって人も居るが、ワタクシは自分で自分の望む選択が出来ないのは苦痛なのである。でもゲームはソレが出来るからである。どんな物語を紡ごうとも、どんな結末を迎えようとも、全ては自分自身が選んだ事だから納得できるのである。映画は一方的に迎えたくもないピンチを迎えさせられて、望まない選択をさせられて、タイプじゃないヒロインとベッドインしなきゃならんのである(笑)さて明日も早いので、さっさと寝るに限る今日この頃であった。