ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「結婚にも独身にも不便がある。その不便に救いの道があるほうを選ばければならない」
By セバスチャン・シャンフォール
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*不便は楽しい
以前ネタにした【キングダムカム・デリバランス】であるが、コレが中々面白いのである。序盤が結構かったるくて、馬を手に入れて盗賊狩りで賞金を得れるようになるまで不自由が多くてストレスが溜まるが、ソコさえ突破できれば後はドンドン楽しくなってくるのである。このゲームの何がアレって、色々と不便なトコがである。舞台が史実を元にした15世紀のチェコって事もあって、ゲームの色んなシステムまでもリアル志向なのである:
- 15世紀にアスファルトなんてモンは無いので、装備はぬかるんだ道を歩いたりするだけでも汚れる、汚過ぎると話し相手に見下される
- 攻撃を受けたり与えたりすると武器防具が傷む、傷み過ぎるとブッ壊れて修理不能になり、買い換える羽目になる
- スリを試みるのに「懐に手を突っ込む→ブツを探す→突っ込んだ手を抜く」の3手順が要る。無論、一つでもしくじったらバレて通報&タイーホ
- ピッキングでカギを破る時、右手と左手を別々に動かす必要がある上、結構手がブルブルと震える。失敗してピック折って周りに気付かれると通報&タイーホ
- 食いモンは時間が経つと劣化して腐る。腐ったモンを食えば、当然だけど食中毒になる。食いモンは保存が利くモンを選ぶ&鮮生品はさっさと食う必要がある
- ファストトラベル時に人気の無いトコを通過する際、時々野盗やら外国人傭兵とかが襲ってきたりする。大概複数人で襲ってくるんで、主人公が弱いと余裕でフルボッコにされる
- あの時代の弓矢にアイアンサイトなどという便利なモンは存在しないから、勘で当てるしかない。しかもスキルが低い内は弓を持つ手が震える&弦を引っ張り続ける体力が少ない
という具合に「ココまでリアルにせんでも(;´Д`)」って言いたくなるぐらい色んな不便さがあるのである。もしもドラクエやFFで上記みたいなシステムを取り入れたら、ほぼ間違いなくスクエニ本社に火炎瓶が飛んでくるであろう(笑)
でもこの不便さが、15世紀のリアルチェコを舞台にしてるという設定も合わさって、逆に生活感や臨場感といったリアリティーを醸し出してるのである。でもって上記の各種不便さも、鍛える事により色んなスキルやパークを獲得できるようになり、ドンドン楽になってくるのである。最初は2人でさえフルボッコにされてたモンが、成長すれば3~4人ぐらいは上手くやれば相手できるようになるといった具合にである。そうなってくると、俄然色々と自由度が広がり楽しくなってくるのである:
究極のリアル!中世オープンワールドゲーム『キングダムカム・デリバランス』はなぜ面白いのか?
このゲームが1年かかってジワ売れで200万本売れたのも、実に納得できる話だと思うのである。ただやはりこういうのってライトゲーマーじゃ絶対我慢できないだろうから、やっぱこのゲームはオープンワールドを多数遊び込んでマンネリを感じてる濃い上級ゲーマー向けと言えるのである(^_^;)あと無名スタジオの処女作だからしゃーないとはいえ、プログラミングの技術的に詰めの甘さが結構あって、バグも少なからず見られるのである。が、達観した洋ゲー好きならば無視できるレベルである(笑)
*冷却ゴーストSPL
後は洋ゲーオープンワールドという事もあって、悪人プレイも当然可能である。現にワタクシは聡明で穏健な上っ面を保ちながら、見えないトコでスリやら窃盗やら詐欺やらを楽しむ悪徳騎士道を邁進中だったりするのである(笑)ソレが出来る事で得する事はあんま無いのであるが、でも「やれないからやらない」と「できるけどやらない」の間には大きな差があるのである。やっぱ自由があるって事は、ソレだけで楽しいモンである:
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- 作者: しげの秀一
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- 作者: 楠みちはる
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*ポスト2002
そう、ニッポンのクルママンガやクルマメディアってワタクシが前々から言ってる事であるが、2002年で時が止まってしまってるのが少なくないのである(^_^;)新しいモンをどう発展させていくかって事を考えず、新しい技術を貪欲に取り入れるという意志も見られず、只管2002年以前の枯れた技術が如何に素晴らしかったかの話しかしてないのである┐(´д`)┌新車が出る度に「MTガー」「値段ガー」「HVガー」って文句ばっか言ってて、ソレと上手く付き合おうって考えのヤツが実に乏しいのである。そんな事ばっか言って新車を買わずに古いクルマに乗り続けているからメーカーも新しいのをロクに作らず、ソコから悪循環突入である。
90年代~のスポーツカーの加速動画比較 チューニングカー含む スポーティーカー
ワタクシが思うに、ニッポンのクルマメディアやチューニング業界は甘えてしまってるのである。あの黄金期を支えた世代がまだクルマに乗っていて、購買力もまだ少なからずあるから、結局ワタクシ等オッサンに媚びた内容になるのである。その方が出版不況やクルマ離れが叫ばれる中でも、ソレなりに現状維持が出来ちゃうからである。でも残念な事に、人間は年を取るのである。今の黄金期世代はまだあと20年ぐらいは乗り続けられるかも知れないけど、その後はって話である。でもってワタクシの知る限り、その後の事を考えてるトコは皆無である。時代は何時だって若者が作るもの、改めてそう思う今日この頃であった。