ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「些細なことが我々を慰めるのは、些細なことが我々を悩ますからだ」
By ブレーズ・パスカル
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*追い越し車線を駆け抜けるが如く
追い越し車線ってあんま知られてないけど、実は法定速度以上で走っちゃダメなのである。あと延々と追い越し車線を走る続けるのも違反なのである。でもソレは余りにも些細な事だし、少しぐらいなら別に交通を乱す事も無いので、デファクト上放置されてるのである。でもだからと言って必要以上に速い速度で追い越ししたりだとか、延々と無駄に走り続ければ、そりゃ色々とアレなのである。ソレが今回の【安倍ちゃんの桜を見る会云々】に関するワタクシの見解である:
「桜を見る会」… 安倍総理が釈明【ノーカット/2カメあり】
旅行会社を間に挟んでるからぶっちゃけグレーゾーンだし、昭和27年から自民党以外も毎年やってきた事なので、違法だったとしても些細過ぎて大した問題じゃないのである。モニター前のロンマニアの方々も、もし貴方の旦那/カミさんや息子/娘が交通違反で切符切られたら、ソレだけで家族の縁を切るのかって話である(笑)当然ノーであり、つまりはその程度の話である。問題があるとしたら規模を大きくし過ぎたって事だけであり、野党も「我々もやってたからデカい声では言えないけど、来年以降は気を付けろよ」の一言で済む話である。
ソレを態々野党合同本部まで作って追求しようってんだから、コレをバカげてると言わずに何と言えば良いんだって話である┐(´д`)┌え”?法律違反はいけない?じゃあ貴方は上記の追い越し車線のソレみたいな道交法違反や、軽犯罪法違反や不法侵入違反や器物損害違反を一切やってないのかとワタクシは問う次第である。権力者だって人間である。ソレより何より、ワタクシは無能な善人にニッポンの舵取りを任せる気などミジンコたりとも無いのである:
野党が税金の私物化と批判 「桜を見る会」を追及へ(19/11/12)
ワタクシは産業医やっててニッポン経済の一部に関わってたから知ってるのであるが、民主党政権のあの時代、ニッポン国内の産業は円高のせいで縮小しまくってて、自宅待機やらリストラやらをしまくってたのである。でもって安倍ちゃんの時代になってニッポン国内の産業が復活したから良かったものの、あのまま行ってたらニッポンの産業は間違いなく海外に乗っ取られていたであろう。善良なだけの無能に国を任せるというのは、つまりそういう事なのである。
*前後重量配分の遥かなる黄色
そう、ワタクシはじめ現政権を支持してるヤツってのは、今の政権を素晴らしいと思って支えてるのではないのである。無能な善人に任せるよりもマシだから、消極的に支持してるだけなのである。だから政権を取りたいのであれば、善良であるかどうかよりも、まずは有能である事を示せって話である。ソレを示せないのであれば、どんなに疑惑が深まろうとも、現政権が消極的に支持され続けるだけの話である。さて政治ネタはウケが悪いので(笑)
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*君主道徳vs奴隷道徳
何故ワタクシが些細な違反ぐらいなら気にならないのかと言えば、ソレはワタクシが君主道徳の人間だからである。ワタクシが言うまでもなく、世の中ってのは古今東西、君主道徳により動いてきたのである。なぜ今の時代において人権や民主主義がグローバルスタンダードになってるかといえば、キリスト教を信奉する欧米人達が世界の主導権を握ってるからであり、その欧米人たちの基本的な価値観がグローバルスタンダードになってるだけである。そう人権や民主主義は正しいから勝ったのではなく、勝ったから正しいとされているのである。もしも中国が世界の主導権を握ったのならば、儒教をベースにした家長制度や権威主義がグローバルスタンダードになってた筈である。
そう、だから国家運営において一番重要なのは「その為政者が如何に国を豊かにして、如何に国民を安心させる事が出来るか」であり、憲法や法律はその為の道具だと思ってるのである。無論、法律がもたらすコミュニティー運営の円滑化効果を失ってはいけないが、主目的を妨げるのであれば再考する必要があると思うのである。ぶっちゃけ今回の件で「選挙法違反ガー」って騒いでるヤツは、奴隷道徳のヤツ等なのである:
君主道徳 | 奴隷道徳 |
---|---|
個人主義がメインであり、自分で考え行動する事を良しとする | 集団主義がメインであり、集団全体としてまとまった行動や意思を優先する |
能力や意思がある事を良しとして、規律はその力関係から生まれると考える | 善良である事や慈悲がある事を良しとして、規律はルール厳守から生じると考える |
大事なのは「結果が良いか否か」であり、その為にはルール変更も厭わない | 大事なのは「正しいか否か」であり、正しければ結果が出なくても許される |
価値観やソレに対する誇りが、自分自身や自分の成した事から生じている | 価値観やソレに対する誇りが、自分の外にあるモンに由来している |
絶対的な価値観を持たず、不断のトライ&エラーによる成長こそが大事と考える | 絶対的な価値観の基、ソレに忠実に従う事に安定と安心が生まれると考える |
弱さや無知は罪であり、ソレ故に淘汰されても自業自得 | 弱さや無知は仕方ないモンであり、ソレを互いに補い合って助け合う事が重要 |
個人主義であるがゆえに、思った以上に多種多様な意見に対し寛容 | 集団主義であるがゆえに数が重要になるから、自由さや寛容さは実は少ない |
根底にあるのは「肯定」 | 根底にあるのは「否定」 |
ワタクシは前にも言ったと思うが、奴隷道徳の何がダメかって、奴隷道徳は何も生み出さないからである。ただ単に強者の足を引っ張って、自分と同じように不幸にさせて、皆で仲良く貧しくなりたいっていうルサンチマン以外の何でもないのである。人は何かを生み出す事によってのみ前へ進む事が出来るのであり、現状維持はソレ即ち後退。改めてそう思う今日この頃であった。