ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「人間の教養とは野性を失うことではなく、野性を洗練させることである」
Ｂｙ 岡部伊都子
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊ノーモア決意表明
自分に確固たる信念があるのならば、ソレを敢えて口に出す必要は無いのである。誰が何と言おうとも、淡々と信念を貫く、後にも先にもソレだけである。ワタクシが【子どもがいない夫婦はかわいそうなのか？】に感じた違和感がソレである。もしもワタクシがこの女性だったら「子供は？」って聞かれたら「いやぁ～、ソレが中々出来ないんですわ、ウン(￣▽￣)」って軽く流して終わりである。周りが石女だの何だの言おうとも「子供を作りたくない」って信念が勝るのなら、ソレは些細な事だからである。そう、この記事にある女性はソコんトコの信念が足りてないか、他人に石女や変人扱いされたくないか、或いはその双方なのである。
第一、安倍総理やイチローみたいな超有名人だって子供居ないんだから、子供が居ない事は別に恥ずかしい事でも後ろめたい事でも何でも無いのである。じゃあ何故態々決意表明をする必要があるかって、自分も他人も信用していないからである。こうやって決意表明しないと周りは分かってくれないと思ってるから、口に出して自分の退路を自分で断たなけりゃ奮い立てないから、こうやって形に残す必要があるのである。だからワタクシはネットでもリアルでも、この手の決意表明をするヤツは一切信用しないのである。自分や他人を信用できないヤツにロクなヤツは居ないし、そういうヤツと仲良くしても良い事なんて無いからである。
＊Ｔｈｅ底辺
話は変わって、つい先日【低学歴と高学歴の世界の溝】って記事を読んだ時にワタクシの脳裏にふと浮かんできたのが、ミニにタコが出来たヤツと、別にのヤツ、最近シャブでパクられたこの芸能人２人だったりするのである（笑）つーのも、アレが正に低学歴の世界の人間のソレだからである。何だか後者は出演した大河ドラマが放送できない云々って言われてるけど、ワタクシはソレに対し「どーせ芸能界なんて底辺の底辺による底辺の為の世界なんだから、ソコの住人にモラルなんぞ求めるだけムダ。人物像を切り離して作品だけを楽しめばいい」と答える次第であるが（笑）たそういう考え方は受け入れられんだろうなとも思うのである(^_^;)
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まぁワタクシがシャブ云々が日常茶飯事なHR/HMやパンク／ハードコアを愛聴してて感覚が麻痺ってるだけかも知れないが（笑）ワタクシはソイツの素行とソイツが残した作品の評価は別だと考えてる次第である。シャブやった人間の作品を残しちゃダメってのなら、ビートルズはじめ殆どの有名ミュージシャンの作品がこの世から消えちまうって話である。たとえソイツが非合法的な事をしたヤツであっても、その作品が合法的な手段で世の中に送り出されたのなら、作品は尊重されるべきだとワタクシは考えるのである。人間性を追い求めたら何処まで突き詰めても終わりが無いし、何より不毛極まりないからである。
Lucy In The Sky With Diamonds (1967) -The Beatles
コレがキッカケで子供達が悪い道へ云々？ワタクシはその心配は全くしてない次第である。つーのも、芸能界や芸能人ってのは底辺の世界とその住人であり、真っ当な世界に生きてるワタクシが関わり合う事はないからである。分かり易く言えば、動物園みたいなモンである。檻の中に入ったらそりゃ汚いし危険だけど、檻の外から見てる分には綺麗で安全なのである。ソレに真っ当な世界の住人ならば、自分の子弟にはそういう事をしないようにちゃんと教育が出来てるから、尚更問題無いのである。そう、ワタクシは「違う世界の人間で、交わり合う事が無いから無問題」って考えてるけど、作品を発禁にしたいヤツ等はそう考えていない。だから今回の問題が起こるのである。
＊ようこそ階級社会の世界へ
そう、ワタクシが言ってるコレは、欧米の階級社会のソレなのである。欧米ってのはバリバリの階級社会で、社会が上と中と下にクッキリ分かれていて、階層毎に考え方も好まれる事も食ってるモンも乗ってるクルマも、全部違うのである。だから芸能人がシャブやってても「連中は底辺だし、そういうモンだ」「こっちに害が無い限り好きにさせとけばいい」って見限られてるし、その反面上の人間はノブレス・オブリージュとかを求められたり、才能のある人間は積極的に優遇を受けたりする。良いか悪いかではなく、ソレが欧米の文化なのである。でもってニッポンという国は、この手の階級社会の意識が希薄なのである。
だから芸能人にもフツーの人等と同じような倫理観を求め、フツーの人がシャブでパクられた時と同じような制裁を下そうとするのである。ソレは多分ニッポン古来からある「和の精神」ってヤツのお陰であり、ソレがあるから人々は階級差を感じ難くなって、感じ難くなったから社会が分裂せずに済むようになり、分裂が無いからこそ平和や安定が保たれるのである。でも残念な事に、今のニッポンは資本主義下の経済成長を受け入れていて、資本主義下の経済成長を受け入れた他の欧米諸国と同様に階級社会化が出来上がるつつあるのである。今ニッポンがすべき事は時代の流れに抗う事ではなく、受け入れた上で和を保つ方法を考える事、そう考える今日この頃であった。
