ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「音楽における自由というのは、自分の好みや気持ちに合わせて、規則を破れるように規則を知っている能力だ」
By マイルス・デイヴィス
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*通る人、通らない人
さて今回は、先日の帰化ネタの続編である。帰化申請して申請が通る確率はどのぐらいなのか?答えは「8割ぐらい」である。つまり余程の事が無い限り、帰化を申請すれば基本的に通るのである。じゃあ通らなかったヤツはどういうヤツなのかと言えば、その半分は「書類が揃ってないのにムリヤリ申請したヤツ」である。帰化を申請する為には、申請者は各都道府県にある法務局に相談するのが一番最初にやる事であり、まずココで法務省に上げられる人を選別するのである。つまり条件が整ってるか否かをまず地方局で判断して、ソレにパスした後に東京の本庁に上げられるのである:
帰化申請の要件(一般的な外国人)
ところが前回にも述べたように、ありとあらゆる事を書類で説明しなきゃならず、中にはどうしても手に入らんモンが出てくる場合もあるのである。そういう場合、大概の人は帰化を諦めるか、或いは永住権をゲットする方向に向かうのであるが。中には地方法務局の説得を押し切って強引に本庁に申請するヤツも居るのである。でもって、当然の事ながらアウトになるである。
残り半分はどういうヤツかと言えば「申請内容に虚偽があったり、実はヤバいヤツだったorヤバいヤツとの繋がりがあったヤツ」である。前回も述べたけど、地方局の審査をパスしたとしても、今度は法務省本庁の中の人がソレをチェックしに行くのである。実際に職場や関係者を訪問したりだとか、申請者の住処に張り込んでホントに職場へ行ってるのかどうかだとか、そういう事をしてチェックしに来るのである:
帰化が不許可になる可能性|配偶者ビザ(VISA)帰化申請・永住許可相談センター(神戸/西宮/明石/三木/加古川/姫路/尼崎/大阪)
そう、地方法務局での審査でウソついて誤魔化したとしても、本庁の中の人がキッチリ見抜いてくるのである。あと偶にだけど、親や兄弟がヤクザやテロリストみたいなのと関係があった事が判明したりする場合もあるので、そういう場合もアウトである。だから帰化申請する時は、テメェに都合の悪い事を決して隠しちゃいけないのである。一度不許可になってしまったら、再申請のハードルがグンと高くなってしまうからである。
*素行よ善良であれ
帰化申請の要件は上記の動画にある通り&ワタクシも先日説明したので、今回はパスである。でもってこの要件の中で一番厄介なのは何か?ワタクシの答えは「素行が善良であること」である。ぶっちゃけニッポンでフツーに生活できるフツーの人間ならば、残りの要件は通ったも同然だからである。でもこの「素行が善良である」はフツーの人間でも引っ掛かる可能性があるからである。じゃあこの「素行が善良である」というのはどういうことかというと、簡単に言えば「ニッポンのルールを守っていること」である。でもってそのルールの中に道交法や軽犯罪法が含まれるのかと問われたら、その答えは「イエス」であり、ココがネックになってくるのである。
覆面パトカー速度取り締まり緊迫の瞬間!!クラウンアスリートからは逃げられない
特にワタクシの様な走る事が大好きなヤツは、ココがネックになるパターンが多いのである(笑)実際ワタクシも免許書がブルーだった時代があって、その時に帰化の話を詳しい人にチラッと相談してみたんだけど、速攻で「普通免許じゃ引っ掛かる可能性がある」って言われたのである(;´Д`)だから無事故無違反で頑張ってゴールド免許に復帰してから、改めて申請の準備をしたのである。でもって前回も述べたと思うが、帰化を決断してから実際に認可が下りるまで2年近くかかるんで、その間に違反したら当然だけど審査に響くのである(´ヘ`;)申請してから認可が下りるまで、ワタクシがどんだけ苦労して運転していたか、その気持ちが分かって頂けるであろうか(爆)
でもって道交法と同じぐらいかソレ以上に引っかかり易いのが軽犯罪法である。便利だから十徳ナイフを工具として持ち歩いてた、暗いトコで作業する事が多いからペンライトを持ち歩いてる、以前オヤジ狩りされたから護身具を持ち歩いてる、我慢できなくて立ちションした、酔った勢いで口論になってケンカした等々、軽犯罪法違反って思ったより色々あって細かいのである(^_^;)まぁ殆どの場合は不起訴で終わるんだけど、もしも申請期間中にやらかしてしまったら、コレまた不起訴になった事を証明する書類が必要になるのである(^_^;)ミリタリーグッズって引っ掛かるモンが実に多いので、帰化申請しなくてもミリタリー属性のあるロンマニアの方はご用心してほしい次第である。
*ニッポン人としての新スタート
そうやって超絶面倒臭い書類集めを終えて、必死こいて道交法や軽犯罪法を守って、納税もシッカリやって、2年前後待って漸くニッポン人になれるのである。ワタクシが代行をお願いした行政書士さんも「こんなに早く認可されるとは思わなかった」って言ってたぐらい、ワタクシの場合は認可されるのが早かったのである。やっぱ公的には認めてないけど、法務省も申請者選んで無問題そうな人はサッサと片付けてるっぽいのである。よく帰化した有名人が「夢が叶って嬉しい」とか笑顔全開で記者会見やってるんだけど、ワタクシの場合はそんな事は無かったのである。連絡貰った時「コレで面倒臭いビザ更新やパスポート更新をもうやらないで済む( v ̄▽ ̄)」って感じたけど、ソレぐらいである。
JOJO Dio:最高に「ハイ!」ってやつだアアアアアアアハハハハハハハハハハハハーッ
ジョジョで言うトコのDioがジョセフの血を吸った時のような高揚感は、残念ながらワタクシには感じられなかったのである(笑)まだインドネシア人だった時の同じような日々が始まって、同じ様な生活を送ってる次第である。ただ上記にもある様に外国人としての縛りが無くなる事と、ニッポン国のパスポートの恩恵に預かれる事と、選挙にてワタクシの意思を反映できるようになった事と、食いっぱぐれたらナマポがもらえる事、コレは考えてみればデカいのである(爆)デメリットといえば、精々安心して北朝鮮へ行けないぐらい*1であろう(核爆)でもって当ブログもニッポン人になったからと言って変わる事は何も無いんで、今後ともご愛読の程をお願いしたい今日この頃であった。