アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

FUTURE WORLD

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「正しさだけでは人は動かない。共感には理屈よりも納得が必要なのである」
By カルロ・ペトリーニ

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*帰ってきた我が愛車
 サーキットで白煙噴いた後にレッカー移動された我がR35であるが、この度漸く我が家に戻ってきたのである(-_-;)この顔文字が示すように、実に複雑な事になっているのである。驚いた事に、何とオイル交換だけされて戻ってきたのである( ̄Д ̄;)サーキットで白煙噴いた後なのに、オイル交換だけでお終い?恐らく大概の人がポルナレフ状態に陥ってると思うので(笑)簡単にかいつまんで説明するとしようジャマイカ

オイルが噴き出したのはミッション本体の高圧開放弁からであり、ケースの破損やシールの漏れは見られなかった

要はミッション内の圧が上がり過ぎてたので、開放弁から圧が抜けた際にオイルが噴き出したという事

オイルが劣化してたので交換して街乗りしてみた所、やはり今まで通りミッションは好調に動作してた

開放弁そのものも問題無かったし、新たにオイル漏れも見られなかった

少しだけの街乗りじゃ分からんので、一旦ワタクシんトコに返す

その状態で1ヶ月ぐらい乗って、再度ミッション周りをチェックして、何も無ければ問題無し

(゚д゚)ウマー?

という事である(´ヘ`;)多分多くのロンマニアの方が「じゃあ原因は何なの?」とか「根本的な問題は何一つ解決してないじゃん!」って思われるだろうし、ワタクシもそう思うのであるが、NHPC側の見解は違うのである。NHPC及びディーラーの良し悪しの基準は「公道を走行するにおいて異常があるのか否か」なのである。

 つまり極端な話、サーキットコースに入った途端に走行不能に陥るような状態であっても、公道を何ら問題無く走れれば、ソレで無問題なのである。じゃあ保証はどうなるんだって話だけど、日産が提供する5年保証ってのは「公道を走行するにおいての保証」であって、サーキット走行で起きたソレは含まれないのである。公道走行に問題が無ければ「保証の範囲内においてミッションを分解し原因を究明し修理する」っていう大義名分が成立しないから、ミッションの修理及びミッションAssyの交換は出来ないというワケである:

R35 GT-Rのミッションお手軽メンテ ~プロに聞く弱点とプチ対策方法~
だから修理もされず原因も分からないままに、オイル交換だけされてワタクシんトコに戻ってきたってワケである┐(´д`)┌ワタクシはてっきりNISMOモデルという事もあって、サーキット走行を嗜むオーナーも多い→ソレなりの配慮はあると思ってたのであるが、そんなモン何も無かったのである。笑っちゃうぐらいにノートだとかセレナだとか、あの辺りと扱いが同じなのである。何ちゅーか、怒りを通り越してガッカリしたってのが率直な感想である( ´Д`)=3

谷口信輝織戸学のテクノロジー
 まぁ何ちゅーか、牛丼屋でフレンチのフルコースがメニューにあったんで頼んでみて、味はちゃんとフレンチしてたんだけど、扱い方が牛丼そのものだったってトコであろうか(笑)牛丼を食う客とフレンチを楽しみたい客が店やサービスに要求するモンが違うのと同様、R35やZ34に乗るオーナーとノートやセレナに乗るオーナーじゃクルマにかける熱量が全く違うのである。ソコを分かってなきゃルール的には正しくても、顧客は絶対に満足しないのである。さて話は変わって、と:

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まぁチューニングに関しては毎回言ってる事だけど、昔のクルマなら兎も角、今時のクルマなら基本的にノーマルでも十分サーキット走行を嗜めるようになっているのである。だからチューニングを施すのであれば、ノーマルに不足してる分を補完するという形で行うべきなのである。確かに時間はかかるかも知れないが確実性は高いし、何より失敗のリスクが減るのである。最初からいきなり色々交換すると、何が良くなってて何が悪くなってるのかが分からなくなってしまうのである。

まぁ近年モタスポがつまらないと言われる理由は色々あるけど、ワタクシはその一つに「レギュレーションで雁字搦めにされ過ぎたから」があるんじゃないかと思うのである。レギュレーションがきつ過ぎると何処も同じようなマシンを作るようになって、パーツや新技術も地味になり過ぎて分かり難くなり、何よりマシンの差が少な過ぎてレース展開が退屈になってしまうのである。ティレルP34や日産LMP1カーみたいな変態マシンを、ファンは強く望んでるのである(笑)

*サーキット復帰のススメ?
 そうすると当然ワタクシの疑問は「じゃあ今後サーキット走りたい時はどーすんの?」であるが、ソレについてのディーラー側の答えは「ショップ等でミッションのオーバーホールをして下さい」である。当然だがソレやると保証の対象外になってしまうし、今後起こりうるリスク諸々も全部ワタクシの自己責任である。でもってミッション下ろして分解して原因を調べるなんて事が1~2週間で&10~20諭吉で出来る筈なんぞなく、少なからぬ費用と少なからぬ時間を要するようになってしまうのである。今のクルマになって保証云々を重要視してノーマルでやってきたのであるが、コレじゃ何のための保証なのか全然分からんのである┐( -"-)┌


V OPT 178 ⑦ GT-R大特集!! チューナー集結でエンジンばらし研究会

 まぁ何ちゅーか、コレが水野和敏氏の言っていた「クレーム費用」ってヤツなのであろう。クレームを真に受けて商品改良の為にカネと労力を用いるよりも、謝り倒して客が離れるがままにした方がコスト的に安く上がるのであれば、後者を選んだ方が良いという考え方である。当然だけど後者を選ぶと熱心な顧客が離れていって、その結果ブランド力は下がるのであるが、でもメーカー的に「そういう顧客は欧州車ディーラー行ってどうぞ」ならば、ワタクシとしては最早何も言う事は無いのである。他人を変える事は出来ないが、ワタクシを変える事は簡単なのである。まぁ今はもう年末なんで、年が明けたら本格的に動こうかなと思う今日この頃であった。

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