ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「人の視点に立って考えるまでは、本当に自分の立場から一歩動いたことにはならない」
By ジョン・アースキン
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*ホンダのブランド力の無さは異常
サブタイの意味であるが、書いて字の如くである(笑)あんだけF1やっといて、あんだけ草の根モタスポを支えておいて、あんだけの技術とノウハウがあるにも関わらず【超名門車が沈んだ云々】とか【日本で最も売れていない新車云々】とか言われてしまうんだから、相当なモンである( ̄~ ̄)ワタクシが小耳に挟んだ話だと、何故ホンダの高級車が売れないかって、世間に「ホンダはN-BOXとかフィットとかの軽や小型車のメーカー」ってイメージが定着してしまってて、ソコで高級車を買うという実感が全く無いからなんだそうである。21世紀になってからホンダは「ミニバン屋→フィット屋→N-BOX屋」とブランド価値をドンドン落としていってて、次は「スーパーカブ屋」になるのであろうか┐(´д`)┌
何故ホンダにブランド力が無いかって、日産やトヨタと比べてみて分かった事だけど、やっぱホンダは圧倒的に庶民目線なのである。まぁコレはホンダの社風が元々そういうのだってのが大きいのであるが、だからと言って高級車や高性能車を求める人の気持ちに寄り添わなくて良いって意味じゃないのである。トヨタにはソレ専門のレクサスブランドがあって、日産もR35作ってて、ソコで「走りに拘る人や社会的ステータスの高い人が何を求めてるか」をソレなりに理解してるからこそ、ソレなりにウケててブランド価値を上げられているのである。富裕層は”たくさんカネ持ってる一般庶民”ではないのである。
*Wi-Fi6総点検
例えばワタクシが今愛用してる【Negroni】ってメーカーのドライビングシューズだけど、コレはホントに良い皮を使ってて、熟練の職人さんが丁寧に仕上げてくれて、バリエーションも細かくてオーダーメイドも効くから、お値段もソレなりにするのである。でも履き心地はメチャクチャ良いし、良い素材で丹念に作り上げてるから長年使っても全然壊れないのである。フツーのドライビングシューズを何足も履き潰す間も、ネグローニはずっと履き続けてられるのである。コレがブランドであり、故に高くても欲しくなるのである。さて話は変わって、と:
*元祖ロールスロイス伝説
クルマでブランドと言えば、もう圧倒的にロールスロイスである。アレの何が凄いって、何から何まで徹底的に上級国民の目線で作られてる事である。前にも言ったと思うけど、ロールスロイスの社員ってのは、課長以上は全員貴族なのである。名前に「サー」の称号が付いてて城みたいな家(てゆーかリアル城)に住んでる人間だからこそ、同じような境遇の上級国民のニーズが良く分かるのであり、故に上級国民を満足させられるガチブランドになり得るのである:
14億円!!──オゥナーの夢を実現した世界で1台だけのロールス・ロイス スウェプテイル【英語解説入り】
ニッポンってのは良くも悪くも階級意識の薄い国民性であり、国民を階級で分ける事をしないのである。だからニッポンのメーカーが高級車を作ろうと思っても、ソコには庶民的な発想が混じってしまうのである。機能を増やすだとか、色々追加でゴテゴテ付けるとか、正に庶民の発想である。上記の14000諭吉のワンオフロールスなんてのは、庶民じゃまず思いつかない発想である。言うまでもなく、ホンダの社風とは全くの正反対にある考え方である(笑)
そう、ニッポンは欧米みたいに階級社会じゃないから、ブランドを育てるのが困難なのである。どうしても下々の考え方が混じってしまうのもだけど、下々の人間を切り捨てる事が心情的にできないのもあるのである。そう、ロールスロイスは徹底的に下々イズムを切り捨ててるからこそ、ああいうクルマが作れるのである:
とまぁこんな感じに、徹底的なまでに上級国民の目線で作られたクルマなのである。そういうレベルのVIPが殆ど居ない、上級国民が庶民っぽく振舞う事が美徳とされるニッポンの文化土壌じゃ、まずココまで出来ないであろう(^_^;)ニッポンが資本主義国家である以上、欧米がそうなったように間違いなくニッポンも階級社会化するであろう。現に「上級国民」ってスラングがメジャーになったという事は、ニッポン国民の多くは社会が階級化してる事に薄々と気付いてるって事であろう。民主主義国家である以上は資本主義から逃げる事は出来ず、出来るのはその階級社会時代に備える事だけだと思う今日この頃であった。