アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE SIN AND DOOM VOL. II

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「外人は自分のことのみ主張する。譲るということは権利の放棄だと思っている。それほどに彼我のモラルと道徳の間には違いがあるのである」
By 出光佐三

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*今年のやきう、終わり
 ワタクシは贔屓は特に無い&ソコまで詳しいワケではないが、やきうは結構観るのである。特に一番好きなのはメジャーリーグ(以後MLB)のポストシーズンワールドシリーズまでの期間である。この時期になると勝ち上がったチームはスイッチが切り替わったようにガチモードに入って、世界中から集まってきたトップやきう選手によるスーパープレーやファインプレーの応酬によるレギュラーシーズンには無かった激しい戦いが始まるからである。でも残念な事に向こうでナイターやってる時間はニッポンでは勤務時間であり、故にロクに生で観る事が出来ず、今日も朝から忙しくてバタバタしてて、ちょろっとスマホで試合経過見る暇もなく、漸く見れた頃にはドジャースワールドシリーズ制した後だったりするのである(笑)


Dodgers win 2020 World Series! (Final out of World Series Game 6!)

 コレで今年のやきうシーズンは終わって、後は来年春のキャンプまで首を長くして待t・・・え”?ニッポンシリーズ?どうせソフトバンクが4勝1敗で巨人に勝つだろうから、スマホで結果だけ見れば十分である(笑)どうせ巨人はオープナーで初回の失点を防ごうともせず、主軸打者に対して極端なシフトを敷く事も無く、正々堂々と挑んで誉れ高く散るだろうから、何のワクワクも無いだろう事が容易に想像できるからである(爆)ニッポンにゃ「○×(MLBでトレンドとなってる戦術)はニッポンプロやきう(以後NPB)には合わないッ!」って声高々に叫ぶOB連中は星の数ほど居るけど、誰一人として対案を示さない。そんなんだから何時まで経っても進化できんのである┐(´д`)┌

*ニッポン国籍の外国人助っ人
 そういえば最近【元MLB田澤純一投手がドラフト指名漏れした】事が話題になったが、ルールの不備だから今回は仕方がないとはいえ、やっぱこのルールは変えるべきだと思うのである。2013年ワールドチャンピオンチームのV戦士の1人であり生涯年俸が300000諭吉を超えている選手が、プロ経験の無い18歳のガキと同じ扱いだなんて、やっぱルールに問題があると言わざるを得ないのである。ワタクシ的にはルールに「MLBのFA権を持ってるヤツはドラフトの対象外で、NPB自由契約選手と同じ扱いにする」って書き加えれば良いと思うのであるが、多分色々と難しいのであろう。


【タズがドラフト対象なのはおかしない?】上原浩治×田澤純一 ドラフト直前だけど忖度なしで話します!【漫才みたいとよく言われます】【オルティス見てるか?】【レッドソックス】【埼玉武蔵ヒートベアーズ】

 まぁ田澤自身からも「カノーやプホルスカブレラやA-RODを抑えてきた俺ならば、坂本や山田や柳田や山川なんて余裕」的な態度が見え隠れするのもアレであるが(笑)まぁでもMLBで成功した選手ってのは多かれ少なかれ「ナチュラル上から目線」になってしまうのである(^_^;)NPB歴のあるニッポン人選手ですら、MLBに長く在籍してると何故か知らんが外国人選手同様にナチュラル上から目線になってしまうのである(^_^;)NPB在籍歴ああってもそうなるんだから、NPB在籍歴のない田澤なら尚更である。そう、田澤ってのは言い換えれば「ニッポン国籍を持った外国人助っ人」なのである。


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 まぁこういうのが新人扱いで入ってきたら、そりゃ球団だって扱い難い事この上無いのである(^_^;)だからルールを改正して「MLBのFA権(MLBで6シーズン分プレイした選手が得られる)持ってる人間はドラフト対象外であり、ニッポン国籍でも外国人選手と同じ扱いになる」って定めれば良いのである。ただやっぱ、ソコんトコはNPBのお偉方的には受け入れ難い事なんだろうなと思うのである。ネットで海外やきうの動画を観られるのが当たり前になり、もう高坊どころか中坊レベルですら「憧れの選手は○×(MLB選手の名前)ですッ!」って言う時代なんだけど、首脳陣のオッサン達の時間は昭和で止まったままだからである。

*永遠のナンバー2
 何故ココまでNPB側が頑ななのかって、ニッポンが世界ナンバー2のやきう大国だからだとワタクシは思うのである。トップには立ててないけど、ソレなりの歴史と伝統と業績がある。ソレ故に高いプライドと強い劣等感といった2つの相反した感情を同時に持ってしまったのである。韓国KBOや台湾棒球で上手く行ってるやり方に対しては「所詮格下リーグだから」で相手にせず、MLBで上手く行ってるソレに対しては「何時か我々のやり方で追い越してやるッ!」ってライバル心を燃やしてしまう。今回の田澤に関するソレも、そういう対抗心から生まれてきたのであろう。だから合理的に判断する事が出来なくなってしまってるのである。


2013プロ野球485 巨人V9 川上哲治さん 日本球界を変えた改革

 言っちゃ何だが、NPBってON全盛期の時代で時が止まってる感じがするのである。ファンとか首脳陣が目指してるのは「V9のON時代を復活させて、ソレをずっと続けたい」であり、ソコから更に発展する事じゃないって感じがするのである。だからやきう界の基本構造を変えたくないし、外部からの影響を望ましく思わないのである。でも残念な事に、何をどうやってもあの時代にはもう戻れないのである。ネットが普及してボーダレスに大量の情報が流れ、やきう以外の楽しみが増えた今、リスクを背負ってでも進化し続けるしかNPBが進む道は無いのである。現状維持はソレ即ち退化、改めてそう思う今日この頃であった。

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