アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

TO EMBRACE THE CORPSES BLEEDING

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「できないなら”できる範囲で一生懸命やりなさい”とは考えない。できないなら、できるまで練習しなさい。プロなんだから、当たり前ではないか」
By 野村克也

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*練習練習アンド練習
 80年代~90年代をクルマに費やしていた某ロンマニアの方曰く「昔の若いヤツ等がクルマに夢中になってたのは、クルマ以外の遊びが無かったのもだけど、世間が大らかだったから」だそうである。だから人払いをシッカリやって場所さえ選べば地元住人も峠の走り屋を見逃してくれたし、デカい事故さえ起こさなければ警察も大目に見てくれてたのである。だから当時の若いヤツ等は峠や高速をガンガン走ったり、駐車場や埠頭でスラロームやドリフトの練習に明け暮れていたのである。でもって調子に乗り過ぎてやり過ぎたのに加え、バブル期も終わって人々の心や財布に余裕が無くなってきたのもあって、規制が増えて世間の目も厳しくなって、今となっては余程のド田舎でもない限りそういう練習の出来るトコなんて無いのである。


90年代 興津 ドリフト 走り屋 。.:☆*:・'(*⌒―⌒*)))

良き懐かしい時代 約20年前 峠 走り屋 ドリフト

 だから練習しようと思ったら普段の街乗りの中で何とかするか、ゲームなどでバーチャルに練習するしかないのであるが、ソレだとタイヤやサスペンションの限界の感覚を掴む事は極めて困難なのである(´ヘ`;)そんな時はどうすれば良いかって、ワタクシの場合はこうしてるのである:


昨年はスケジュールの都合上行けなかったが、今年はちゃんと【山野哲也ハンドリングクラブプラス(以後ハンクラ+)】に参加できたのである。プラスの付いてない素ハンクラの参加難易度は然程難しくないのであるが、問題はハンクラ+の方である。曰く「特にシーズン始まりの時期のは、PC前で待機して申し込み解禁になったと同時に申し込まないと間に合わない」ぐらい人気なんだそうである(~_~;)今回枠をゲットできたのも、ある意味幸運だったと言っても良いであろう。


この様にコースは線で書かれていて、コースアウトしてもクルマは全く傷まないのである。だからスピン上等で限界までガンガン攻められるって事である。


そして当日の天気であるが、思いっきり晴れである。理想を言えば、ワタクシ的には雨の方が良かったのである。雨の方が練習になるし、タイヤは減らないし、何より参加者が減るから走る回数が増えると、正に良い事づくめだからである。よく考えるとワタクシが今まで参加してきたハンクラってのは、全て晴れだったりするのである( ̄~ ̄)

*プラスの醍醐味
 ハンクラに参加するんだったら、ワタクシはもう+一択である。素と+の決定的な違いは何かって、参加台数である。+は参加者が素の半分までなのであるが、半分に減らした事で走る機会が激増するのである。だから練習しまくりたいのであれば、もう+しかないのである:


参加台数はこの様に少ないが、参加者は皆+の意義を分かってるからか、気合の入ったクルマばかりである。素だと「取り敢えず限界まで走ってみたいので参加しました~(* ̄∇ ̄*)」みたいなのが少なくないのであるが、+にはそういうのは殆ど居ないのである。


やはり一番多いのが、軽度~中程度のカスタマイズを加えた国産スポーツカーである。ワタクシの知る限りだと、派手にゴテゴテと弄ってるヤツほどサーキットなどには走りに来ないのである。本気で走ってる人は、やっぱ必要最低限なチューンで済ませてる場合が大半である。


R35や輸入スポーツカーみたいにカネのかかったクルマも結構参加してたりするのである。多分二極化の影響だと思うけど、最近はこういう高そうなクルマをサーキットでも頻繁に見かけるようになってきてるのである。


そしてこのような、超絶気合の入ったスーパーカーも参加してたりするのである。ハンクラで結構頻回にマクラーレン見るのは、どうやら主催のYオーナーがマクラーレン主催の走行会にゲスト講師として招かれて以来、マクラーレン界隈とのコネが出来たからなんだそうである。マクラーレンは面白そうなんだけど、いかんぜんリセールが悪過ぎて残クレでもムダに値が張る・・・って話が逸れてしまうから止めておこうジャマイカ(笑)


一見フツーのファミリーカーに見えるが、実はどっちもモタスポ用グレードのクルマであり、内装はレース用に改造されているのである。こういうガチ勢がトッププロの一人であるYオーナーのアドバイスを聞きにやって来るのである。


ロドスタも結構参加してるのである。でもってこの3台は全てレース向けにカスタマイズしているのである。ついこの前Yオーナーの店へ行った時も、レース用のNDを制作してる真っ最中だったのである。実はこの店で最初のNDの客はワタクシだったのであるが、そのワタクシの車両で培った経験やデータが活きてると思うと、何ちゅーか感慨深いモンがあるのである(笑)


そして同じNDロドスタでも、この一台が放つオーラが別格なのは最早説明の必要は無いと思うのである(笑)他のロドスタが素ザクだとしたら、コレは言わばグフなのである(爆)もう写真を見ただけで「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」ってのが伝わってくると思うのである(核爆)


やっぱYオーナー主催のドライビングスクールとあって、ワタクシ含めYオーナーの店の客が数多く見られるのである。Yオーナーの店の客ってのはガチ勢が多く、スタッフと客の会話って殆どがセッティングやカスタマイズの話だったりするのである。あの店でアホな話してるのは、精々ワタクシぐらいであろう(笑)

*とにかく走るのみ
 だから他の参加者の走りやクルマを見るだけでも勉強になるし、雑談がてら濃い話も出来ちゃったりするのである。そういう空気感が好きだから、ワタクシはもうハンクラは+一択なのである。さてどういう方法で走ってるのかと言うと:


この様に間隔を空けながら一台ずつ走るから、互いの接触による事故が起こらないのである。そう、素ハンクラとハンクラ+で参加人数が違う事が何故重要かって、コレが理由である。素ハンクラだと参加人数が多過ぎて、走ってる時間よりも並んでる時間の方が長くなってしまうからである。写真だとピンと来ないかも知れないから、実際走ってる動画を観ると良いのである:


2020-12-6 山野哲也ハンドリングクラブPlus・左回りその1

とまぁこんな風に走るのである。そしてハンクラ+で参加者が半分になるだけで並ぶ時間が激減し、走る回数は3~4倍にもなるんだから、そりゃハンクラは+一択なのである。こうやって何度も何度も走り込んで練習して、1日でフツーの走行会の何倍もの密度で技術をアップさせるのである。

 今回のワタクシのテーマは「ブレーキングから曲げる時の横Gの上手い掛け方」である。ソコを上手く出来るようになればコーナリングスピードが格段に上がってタイム短縮間違いなしなのであるが、でもワタクシ一人で練習しても中々シックリ来ないのである( ̄~ ̄)そしてココでも、ハンクラ+の参加人数以外のもう一つの大きな利点が活きるのである。他の走行会には無いソレがあるからこそ、ワタクシはハンクラに毎年の様に参加してると言っても過言ではないのである。さてその話をしたいトコであるが、残念ながら今日はもう時間切れである(笑)やっぱ何だかんだ、上手くなるには練習を積み重ねるしかないと改めて確信した今日この頃であった。

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