アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

END OF ALL DAYS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「母さんの階段は水晶でできちゃいない」
By ラングストン・ヒューズ

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*人は生まれながらにして不平等
 人間が平等であるのは、あくまで人権上の立場や法的な権利や義務といった、所謂デジュールにおいてのみである。デファクトにおいては、人間には明確な格差があるのである。例えばNFLなんかは選手の2/3が黒人だし、NBAに至っては8割が黒人である。差別をしてるからではなく、自然とこうなったのである。柔道やレスリングは体格が良くて脂肪の付き易いスラブ系の白人が有利だし、体操や乗馬は小さくて軽いアジア系が有利だし、陸上は手足が長くてバネのある黒人が有利である。この様に人種や民族により一長一短あるのは当然の話であり、ソレにより得手不得手なジャンルが其々出てくるのも当然の話である。要はスタートラインに立つ権利だけ平等であれば良いのであり、決して結果の平等ではないのである。


【4度目のファイナルMVP】レブロン・ジェームズ | NBAファイナル2020 ハイライト集【NBA Rakuten】

 ポリコレ云々ジェンダー云々の何がおかしいって、連中は「完全な平等が達成されれば人種や性別の割合に沿った構成になる筈」「よって割合に沿ってないという事は差別があるから」って前提の基に「どうせ最後にはそうなるんだから、最初から強引にそういう割合にしてしまえばいい」って考えてしまう事がである。だから映画にムリヤリ全人種全属性を入れさせたり、国会議員の比率をムリヤリ合わせようとするのであるが、でもNBANFL陸上競技については何も言わない。そういう風な「強者による僅かな差別も見逃さないけど、弱者による逆差別はスルーする」っていう偽善性があるから、この運動はルサンチマン抱えたサヨクいヤツ等以外にはウケないのである。

*お母さんの味って何ですか?
 最近世間を賑わせている【ファミマのお母さん食堂が云々】ってのも、ソレに近いモンがあるのである。要するに「全ての家庭的な役割は平等であるべきである」って結論が先に決まってるから「ソレの流れに合わないモンを除外しても構わない」って考えに至るのである┐(´∀`)┌第一”お母さん食堂”がダメなら、こういう言葉だって自ずとダメになるのである:

  • 男気 → 義侠心があるのは男性だけなのですか?
  • 姉御肌 → 面倒見が良くて頼れるのは女性だけなんですか?
  • 老婆心 → 度を越して気遣いするのはお婆さんだという偏見を植え付けるッ!
  • ヒステリー → 語源が古代ギリシャ語の「子宮(ὑστέρα)」だなんて女性差別だッ!

何だったら、コレで署名活動起こしても良いレベルである(笑)でも実際はそんな活動は起こらないし、起こし得ないのである。よーするに、連中は相手を選んで叩いてるのである。グレタの時と同じで、発案したのが3人のJKだなんてワタクシは全く信じてない次第である。ほぼ間違いなく、その手の思想に染まった活動家がバックに居るのである。

 あくまでワタクシの知る限りであるが、こういう活動にハマるヤツの相場は決まってるのである。ソレはズバリ「被害者意識を拗らせた弱虫」である。いじめられたか挫折したか辛い過去があったかで世の中を恨んで、ソコから「ニッポンでは女性は差別され虐げられてるから、メシ係ぐらいしか仕事を貰えない」「だから私は上手く行かなかったんだッ!」ってテメェの身を守る為に被害者意識を暴走させるのである:

香取慎吾、宙を舞い火を吹く!? ファミリーマート お母さん食堂TVCM
そして弱虫だから「こういう性別を固定するようなモンが出てきたらソレに影響されるヤツが出てきて、何れは私の役割も固定されるかも知れない(n;‘Д‘)η」ってありもしない被害妄想に怯えてしまい、ソコから「事が起きる前に、やられる前にやっちまえッ!」って考えるのである。要するに窮鼠が(妄想上の)猫に噛み付いてるのである。

 そう、言っちゃ悪いのだか、この連中には明確な理念なんて無いのである。明確な理念や確固とした目的がある人間相手ならば、話し合いも出来るし妥協もオプションに含められるのである。が、そうでないヤツ等にソレを示してもムダな事は、ココ最近のジェンダー云々を見ても明らかである。一つ要求が通ったら勝利体験に酔いしれて、更なる勝利体験を得る為に要求をエスカレートさせるだけである、今回の件だって:

  • 要求を呑んで売上アップ → 私達の提案のおかげだから感謝しなさい
  • 要求を呑んで売上ダウン → ファミマ側が勝手にやった事で、私達の所為じゃない
  • 要求をスルーする → 電凸やらSNS拡散やらデモ行進やらで延々と攻撃を続ける
  • 攻撃に対し反論する → 「大企業が私達弱者を攻撃したッ!」って被害者ぶって同情を集める

多分こうなるんじゃないかとワタクシは睨んでるのである。本来ならばこういうのに対しては凛としてムチャな要求にはノーを突き付ける&もし看過できない行動に出た場合は速やかに法的措置ってのが理想なんだけど、ソレが出来る一流ブランドとは違ってファミマはこの手の連中に同調しちゃうような層がメイン顧客だから、ちょっと心配だったりするのである(^_^;)

ルサンチマンから始まる社会運動
 一昔前のソレだとか途上国とかの社会運動が哲学もあって筋が通ってるのは、ソレが生活や生き死にに直結してるからである。ガチ差別やガチ貧困から人々を救うのが主目的だからテキトーな活動や理念じゃ幅広い支持は得られないし、目的を達するためならば犠牲を減らすための遠回りや妥協も十分アリなのである。だから話し合いにも応じられるし、約束の履行も信用できるのである:

知ってるつもり?!~キング牧師
駆け引きや妥協を悪い事のように思うヤツが少なくないのだが、ワタクシはそう思わない次第である。社会運動において一番大事なのは「確実な結果を出す事」「未来へ運動を繋ぐ事」であり、理想に固執してムダに散る事は理念からほど遠い事なのである。ソレが切実であればある程、現実主義は一層重要なのである。

 何故今時の社会運動が不毛なのかって、そういう切羽詰まったガチ差別やガチ危機が殆ど無いからである。無論全く無いワケではないが、ソレでも訴え出るトコへ出れば何とかなるレベルであり、真っ当な人は皆そうしてるのである。そう、今時そういう運動してるヤツ等は真っ当じゃないから、テメェの不甲斐無さを認められず現実を直視できないから、ソレを社会のせいにして、弱者を盾にして「彼らを守る為に戦うッ!」ってな感じにルサンチマンを正当化してるだけなのである:

COP25グレタさん 温暖化対策への“行動”呼び掛け(19/12/11)

日本のブラック・ライヴズ・マター運動
そう、今時の社会運動家の根源にあるのは、テメェの私怨なのである。根源が私怨だから明確な哲学も具体的な目的も無いし、現実的な目標の為の話し合いや妥協も出来ないし、テメェ等の矛盾点や至らなさを指摘されると逆ギレしてブロックするし、過激で破滅的なパフォーマンスに自己陶酔するのである。目的を達成できるのは、今も昔も地味に現実的に忍耐強くコツコツやれる人間だけだと改めて思う今日この頃であった。

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