ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「芸術家は人がその作品を見て、その作家を忘れる時にのみ真に賞賛される」
By ゴットホルト・エフライム・レッシング
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*作品と商品
水野和敏氏曰く「旬が過ぎたら忘れられるのが商品、旬が過ぎても人々に愛されるのが作品」との事であるが、そういう意味で考えたら【こんだけ長期にわたってアホほど売れ続けてるGTA5とRD2】は間違いなく作品と言えるであろう。ワタクシ自身は流石にもうやってないが、この2作の何が凄いって、やり終えた後も記憶に残り続けてる事がである。兎に角シナリオや設定の深さがハンパ無く、マジで人生のドン底を味わった人間、人間の闇を直に見てきた人間じゃなきゃ書けないようなストーリーや設定が様々な設定に盛り込まれてるのである。グラの出来もそうだけど、時代背景の深い考証、人の心にグッと来る演出、何もかもが妥協抜きに作られているのである。
【GTA5】個人的名シーン集
レッド・デッドリデンプション2 アーサーの生きざま
たとえその深い設定を知らなかったor理解できなかったとしても、何故かは知らんが強い印象をプレイヤーに残し、そしてソレが語り継がれる事によって旬が過ぎた後もずっと語られ続け、ネットミームやら二次創作やらといった形で残り続け、ソレが細々ながら新しいファンを生み出して作品が続くのである。昔の和ゲーだとか昔のアニメやマンガだとか、あと音楽とか映画とかもそうであったが、昔のニッポンには”作品”と呼べるモンが多数あったのであるが、今は何処見ても”使い捨ての商品”ばかりである┐(´д`)┌一時的に爆発的に持て囃されるけど、旬が過ぎたら一気に忘れられて跡形も残らない、そんなモンばっかである。
*1/24の逆襲
何処かのエンタメ会社のシャッチョ曰く、コレが今のネット世論なんだそうである。面白いモンに集うのではなく、人が集うトコに集うのである。そういう傾向って昔からあったんだけど、ネット社会になってソレが広く可視化されるようになって、その傾向が益々強くなったのであろう。だから人の集まってるトコに集まって、別のトコに人が増えたらソコに集まって、ソレの繰り返しって感じである。誰が何と言おうと好きなモンを好きで居続ける人間ってのは、何時の世も少数なのである。さて話は変わって、と:
MOTOR FAN illustrated - モーターファンイラストレーテッド - Vol.173 (モーターファン別冊)
- 発売日: 2021/02/15
- メディア: ムック
タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.355 マクラーレン セナ プラモデル 24355
- 発売日: 2021/02/06
- メディア: おもちゃ&ホビー
*ノーモア使い捨て
ネット工作なり広告代理店の力を借りるなりして一気に世論を焚きつけて集うべきモンを示して、集ったら怒涛の関連ビジネス商法で一気に儲けて、飽きられ始めたら速攻で手を引いて、また別のモンで世間を焚きつけて、その繰り返し。エンタメに限らず今のヒット商品て、何処も大概こんな感じである。メーカーもユーザーも投資家も常にアンテナ感度を極限まで高めて、何らかの予兆を感じたら一気にそっちの方向へ動き、何かに夢中になりながらも目は別の方向に既に向いている。色んなヤツが流行を追いかけるのは昔からあった事だけど、最近はネット及びSNSの進化が凄過ぎて、もう傍から見てても慌ただし過ぎてワタクシはついてけないのである┐('~`;)┌
新SNS「Clubhouse」が話題になっている理由を解説します
古臭いと言われればソコまでだが、ワタクシのモノに対するジャスティスは昔から今に至るまで「高くても良いからマジのガチで良いモンを選んで、ソレを大事に長く使い続ける」であり、ソレは今後も変わりはないだろうと思うのである。ワタクシの知る限り、ソレが長いスパンで見たら最大公約数のコストパフォーマンスと満足感が得られるからである。旬が去ろうとも好きなモンを好きと言い続けて、再度旬が来ても同じ様に好きでい続ける。流行を追いかけるよりも、自分にとってそう言い切れるモンを見つけ出す事が、ワタクシは何かを楽しむための最大のキモだと考えてる次第である。最高の満足は自己満足、改めてそう思う今日この頃であった。