アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

RETURN IN BLOODRED

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「愚かであることは一生続く。無知は直る可能性がある」
By ドン・ウッド

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*レッツ攪拌
 先日「トランスミッションが復活したっぽい」と書いたが、どうやらSオーナーの推測が当たったっぽいのである。実はSオーナーがR35のミッション開発者とその話をしたところ、たった1つだけ可能性がある事と言ってたのである。ソレが「ひょっとしたらミッションオイルを入れ過ぎたんじゃないか」という事である。というのもR35のトランスミッションドライサンプ、つまりギアボックスとオイルリザーブタンクが別々に分かれてるのである:

ギアボックス内のギアを潤滑したオイルはスカベンジポンプでリザーバーに送られる

リザーバー内には敢えて空間を設けてあり、ソコでオイルが攪拌される事で冷却される仕組みになっている

故にR35のミッションオイルはリザーバータンクを満タンにしないよう、入れる量が決まっている

ソコんトコ分かってないヤツがオイル交換をしようとすると、通常のウェットサンプトランスミッションみたく目一杯入れちゃう

攪拌スペースが無くなるから適切に冷却されない

ハードに走行するとあっという間に過熱する

( ゚Д゚)マズー

という憶測なのである。だから過熱する以外の異常が見られなかったという仮説である。ソレを証明するためにはソコ等辺のノウハウに熟練してるノルドリンクにて確実に適量なオイル交換を行い、サーキット走行を改めて行ってみるしか方法が無かったのである。

 ホントは年始ぐらいにソレ試そうと思ったのであるが、ご存知の通り年始早々緊急事態宣言が発令されて行くに行けなかったワケである。でもって今回やっと行けて実際に試して、ソレが正しかった事が証明されたのである(∩´∀`)∩つまりどういう事かって、ワタクシの何時も利用してるNHPCがいい加減な作業をしてたって事であるo(`ω´*)oぶっちゃけた話、かかったカネは大した問題じゃないのである。一番の問題は何かって、時間がムダになってしまった事である。時間をカネに変える事は出来るが、どんなにカネを持ってても過去の時間を取り返す事は出来ないのである。今後R35にどんだけ乗るかは分からんが、もう二度とあそこでオイル交換をしない事は断言できるのである。

*目標達成
 何故こうなってしまったかって、Sオーナー曰く「NHPCの研修内容や作業基準が緩くなってしまったから」だそうである。水野和敏氏が責任者をやってた時代は結構シッカリした研修と厳しめの基準で検査や作業が成されてたのであるが、ソレが水野氏が退社して以来は結構簡略化されてしまったとの事である┐(´д`)┌だからテキトーに仕事するヤツが出てきて、ソレが運悪くワタクシのトコに来てしまったってワケである。そりゃオイル入れたヤツが入れた量をキッチリ測ってないなら記録が残らない筈だし、記録が残ってなきゃ分かる筈がないのである(´ヘ`;)何ちゅーか「灯台下暗し」とは正にこの事である。

 とまぁ愚痴ってても過ぎ去った時間は返って来ないんで、前向きにやってくとしようジャマイカ。取り敢えず1本目の走行でトランスミッションが復活した事が分かったんで、2本目からは本気モードでFSWをアタックした次第である。何せR35でFSW走るのは2年振りとかソレぐらいになってるので、気合入れて行くのみである(`・ω・´)

2021-3-4 FSWスポーツ走行・その2
1本目同様、2本目もトランスミッションは何ら問題無く作動した次第である。ンでもってタイムの方も1分56秒14とベスト更新に成功した次第である( v ̄▽ ̄)久々に600馬力を床まで踏み切って、久々にポルシェを追い回して、ワタクシは実に満足である(笑)筑波2000に続きFSWでもベスト更新できて、今年はココ数年で最高のシーズンになりそうである(^-^)

 やっぱハイパワーなクルマを床まで踏み抜いて振り回すのは、ヘタな娯楽なんぞ足元にも及ばないレベルの快感なのである(* ̄∇ ̄*)ぶっちゃけた話、FSW鈴鹿みたいな素晴らしいコースかと問われたら、答えはノーである。が、超ハイパワーなクルマを楽しみ切るという面においては、FSWに敵うコースはニッポンには無いだろうと思うのである。加速を最大限楽しめる超長いホームストレートに、超広くて安全なランオフエリアに、ブレーキやマシンの冷却に適したコースレイアウト等々。全てがパワーを楽しみ尽くすのに向いているのである。問題はワタクシん家からはアクセスが遠い事であるが、問題は精々そのぐらいである。

*信頼は重要
 ミッションが復活して、ベストタイムも無事更新できて、久々に大満足のFSWでのサーキット走行である( ´∀`)ただやっぱ何ちゅーか、NHPCの杜撰なメンテナンスには正直ガッカリしたトコがあるのである。まぁR35もモデル末期&次期型も出る予定が無いっぽい&今経営が大ピンチな日産は電動時代にワンチャン賭けてるせいもあるのかどうかは知らないけど、ワタクシみたいな五月蠅い少数派は外車行ってどうぞって事であろうか┐(´д`)┌R35がデビューした時にワタクシは「日産\(^o^)/ハジマタ」と思ったのだが、残念ながらそうはならなかったみたいである。上手くやってりゃ一大ブランドを築き上げれただろうに、このまま終わりそうで非常に残念である(´・ω・`)


R35型 GT-R、整備士こだわりの点検内容とは?

 まぁただ今後はR35でのスポーツ走行を再開できる見通しが立ったんで、今のR35は何時まで乗るかは分からないが、乗る限りはサーキット走行を楽しめるだけ楽しんでいこうと思うのである。仮にポルシェをオーダーしたとしても、時と場合によっては納車まで1年以上かかるんで当初は気が遠くなっていたが、サーキット走行が再開できると分かった今は「1年?ソレぐらいならサーキット走りながら首長くして待てば良いんで全然おk( ´∀`)b」って答えられちゃうのである(笑)日産に限った話じゃないけど、大衆車ブランドでありながらもハイパフォーマンスカーを作っていく事は実質的に不可能。改めてそう思った今日この頃であった。

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