ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「一つの製品を生み出すためには、醗酵の期間が大事なように、人生というものはすべて、待つ間に熟して行くのだ」
Ｂｙ 三浦綾子
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊○×好きの究極の夢
もしもソレが１００％合法かつ安全であり、尚且つコスト的にも無問題であるならば、F1ファンは鈴鹿で実物F1マシンを走らせてみたいと思う事であろう。同様にゴルフ好きだったらオーガスタやパインバレーをラウンドしてみたいと思うモンだし、メジャーリーグ好きならヤンキースタジアムで草野球してみたいと思うだろうし、サバゲーマーならば実銃と実弾でサバゲーしてみたいと思うモンである。
一般人がF1マシンに乗るとこうなる
無論実際にソレをやるのは非現実的か、或いは実際に可能だけど途方もなくカネがかかるか非常に危険かで、故に愛好家としては妄想するに留めるか、或いはフィクションで楽しむかになるのである。
同様に、戦車好きならばリアル戦車を操縦して、ソレで戦車戦をやってみたいと一度は思うモンである。ガールズ＆パンツァー（以後ガルパン）は何が面白いって、アレは言わば「戦車好きの究極の夢」だからである。何故その話を急にし出したかって、要はこういう事である：
NDの定期点検が思った以上に早く終わってしまい、最寄りのショッピングモールでメシ食ってたら通りかかったシネコンで【ガルパン最終章第３話】やってて、ダメ元で空席調べたら絶好の位置が丁度空いてたので、ドサクサに紛れて席取っちゃったのである（笑）まぁ客がエヴァと鬼滅に分散してた＆公開始まったのが一昨日だったから、運良く空いてたのであろう。
＊おじさんtoじいさん
流石に公開２日目でネタバレかますほどワタクシは無粋ではないので、内容については言及しない次第である。簡単に言うと「１話２話同様、何時ものガルパンだった」ってトコである。相変わらずのカメラワークと演出の上手さと、マニアックなネタを随所にブッ込んでくる演出だとか、メカニズムの描き方が異様なぐらい細かいトコまで拘ってるとか、リアルさに捉われないアニメならではの演出が多数あるだとか、兎に角ファンならば安心して観れる何時ものガルパンだったという事である。
こう書くと「何故エヴァは観なかったのにガルパンは観るの？」と問われるのだが、答えは「音響」である。ガルパンには戦車長主観視点のシーンが数多くあるのだが、その際にサラウンドスピーカーを使って立体感と臨場感を出してくるのである。自宅にサラウンドシステムがあるならソレでも良いが、無いなら劇場行った方が絶対楽しめるのである：
『ガールズ＆パンツァー 最終章』第3話 本編冒頭映像
劇場だとこの「戦車が近づいてくる／遠さがっていく／前を通り過ぎる／後ろを通り過ぎる」をサラウンドスピーカー使って上手く再現してるのである。その事を最初の劇場版で体感して以来ワタクシはずっと劇場で観てるし、残り３話も全部劇場で観る予定である。
が、残り３話出るなら早くしてほしいってのが正直な感想である。１話が２０１７年１２月だから、もう３年半ぐらいかかってるのである(^_^;)早く出してくれないと、ガルパンおじさんがガルパンじいさんになっちまうってモンである（笑）大まかなストーリーは覚えていても細かな演出だとか観た後の余韻だとか、そういうのは時が経てば経つほどに忘れられてしまうのである。ソレが幾分か残ってる間に次を観るのがベストなのであるが、そうならないのが実に残念としか言い様が無いのである(´・ω・｀)
＊脱ガラパゴス
じゃあ何故こんなに時間が掛かってしまうかって、ソレに詳しい知人から聞いた話によると「カネ」なんだそうである(^_^;)映像作品に用いられる技術は年々向上していて、ソレに合わせて製作には莫大なコストが掛かるようになってしまったけど、ファン層が既に飽和してしまってて収入が増えないんだそうである。大概この手のアニメ作品ってニッポン限定な場合が殆どであり、でもってニッポン市場ってもう開拓し切ってて伸びが余りないから、だからグッズ諸々で稼がなきゃならないんだそうである。
じゃあどうするかって言われたら、本格的に海外に打って出るっきゃないのである。何せニッポン市場はもう飽和してる上に、コレから先は少子化で先細っていく運命にあるんだから、人口が多い上に増え続けている海外に活路を見出すっきゃないって話である：
ニューヨークで“日本アニメ”大規模イベント(19/11/16)
今までの様にコアなファンの為に細々とではなく、本格的に進出してより多くのファン獲得を狙うという事である。そうなるとポリコレ云々が出てきて従来のファン的には不満であろうが、ワタクシはアリだと思うのである。拘りを捨てずに滅びるよっかは、変化と折り合って生き残る方が尊いと思うからである。良いモンは生き残ったモン、悪いモンは生き残れなかったモン、薄情だけどそう思ってしまう今日この頃であった。
