アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

YOU'RE WELCOME

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「ターゲットを絞り込んで、商品を専門化するだけで、価格を引き上げることができる」
By 神田昌典

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*売れてナンボ
 良いモンが必ずしも売れるとは限らないが、でも売れなきゃ良いモンを作り続ける事は出来んのである。パガーニやケーニグセグみたいに創始者の道楽でやっているか、或いはランボルギーニやブガッティみたいにデカいトコの子会社なら儲からなくてもおkかも知れないが、そうでないなら利益を上げなければ継続していけないのである。でもってコレこそが、R35GT-R最大の欠点だとワタクシは思うのである。ソレは「然程売れなかった」という事である。ニッポン国内で1万2千台だから、グローバルで4万台前後といったトコであろう。途中でリーマンショック挟んだ不運があったとはいえ、やっぱ少ないのである(´ヘ`;)

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 因みにポルシェ911は不人気と言われた996型でさえもグローバルで17万台売れてたんだから、その差は歴然である。因みに前の991型は、何と21万台も売れてたんだそうである(^_^;)だからクルマをロクに分かってないミーハー向けの素モデルを中心にして、真骨頂である走り重点のモデルを分かる少数向けに用意する。実際ポルシェがそうしてるように、水野氏のバトンを引き継いだ田村氏がR35を素とNISMOに分けたのは正解だったと思うのである。事実、1500諭吉以上もするクルマをニッポン国内だけで1000台以上売ったんだから、ソコは評価して良いと思うのである。

*マジかよ糞GT3キャンセルしてくる?
 水野氏が肝入りで作り上げたスペックVが41台、EGOISTが15台しか売れなかった事を考えると、1000台超はデカいのである。だから田村氏のやった事は賛否両論あるけど、NISMOを生み出した事に関してはワタクシは素直に評価したいと思うのである。そんなR35NISMOがこの度【2022年モデルを発表した】のであるから、そりゃ初期型NISMOオーナーのワタクシとしても黙ってるワケにはいかないのである(笑)多分コレがR35最後のマイナーチェンジになるのではとワタクシは考えているからである。

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 コレはヤベェ( ̄Д ̄;)明日にでもオーダーしてた992型GT3をキャンセルし・・・たくは当然ながらならなかった次第である(笑)カーボンボンネットで大体5kg軽量化だからワタクシが痩せれば済む話だし(爆)精度を挙げてバランス取りしたエンジンがもたらすレスポンスやパワーやフィーリングの向上も、多分素人レベルじゃ全く分からんであろう( ̄~ ̄)ワタクシが思うに、この新型NISMO最大の価値は「R35の最終モデル」ってトコにあるんじゃないかと思うのである。よーするにBNR34ニュルと同じである。

 ちゅーのもワタクシが小耳に入れた情報によると、R35は2022年に生産終了になるとの事である。今のままじゃ2022年からの新騒音規制はパス出来ないし、かと言って次期モデルがニュル北を走ったという情報は全然聞こえて来ないし、そうすると生産終了しかないからである。この新NISMO、8月に正式発表で発売は10月頃らしいから・・・

8月ぐらいにR35の2022年度における生産終了を日産が発表する

この新NISMOがR35の有終の美を飾る数量限定のファイナルモデルとアナウンスされる

カーボンボンネット及びエンジン深化の分だけ価格を上乗せして、大体2700~2800諭吉で販売する

ファイナルモデルだと確実にプレミアが付いて値上がりするから、あっちゅー間に完売する

GT-R伝説に箔が付き、ブランド力が向上する

(゚д゚)ウマー

・・・というのを狙ってるんじゃないかとワタクシは勘繰っているのである。2700~2800諭吉という911ターボS並みの値段でも、将来コレにプレミアが付いてアホみたいな値段になる事を考えれば安いモンである。まぁソコんトコは実際その時にならんと分からんので、大人しく8月の正式発表を待つのみである。まぁ何れにせよ買う予定なんぞ全く無いんで、ソコんトコ気楽である(笑)

*日産はスポーツカー”も”作るメーカー
 我々ポルシェはスポーツカー”を”作るメーカーであり、日産はスポーツカー”も”作るメーカー。コレはR35がデビューした時にポルシェの中の人が言ってた事であり、当時開発主任だった水野氏はコレ聞いてマジギレしたらしいのである。ソレから14年、R35が一切フルモデルチェンジせず生産終了になるのに対し、911は997→991→992と順当にフルモデルチェンジを重ね売り上げも好調だったんだから、残念ながらポルシェの中の人は正しかったのである(´・ω・`)やっぱ日産はスポーツよりも本業である大衆車を選ぶモンであり、本業がスポーツのポルシェとは気合の入れ方が違ったのである。

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 そう、今の国産メーカーに何が足りないって、ポルシェやBMWみたいなスポーツ性や走りを本業に据えたメーカーや、ベンツみたいに余裕を以って各種バリエーション展開の出来る高級メーカーが無い事である。何処も彼処もマスブランドの大衆車メインのメーカーで、経営がヤバくなったら当然ながら枝葉に過ぎないスポーツ性や走りは切り捨てられちゃうのである。まぁニッポン人気質として清貧を美徳としている&階級社会じゃないから貴族イズムが分からんのもあるけど、もう国産スポーツの復興はあり得ないんじゃないとも思えてきた今日この頃であった。

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