ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「武装平和とは、自国と隣国を信用せず、半ば憎悪、半ば恐怖から武器を放棄しかねる意向上の平和である」
Ｂｙ フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊パラリンピックを開催しよう
まぁオリンピックと違って政治利用し難いから＆パラリンピックに反対したら「差別主義者めッ！」って言われるのが怖いんだろうけど、パラリンピック反対の声は思った以上に小さいのである┐(´-｀)┌ワタクシの意見は変わらず「（気を付けるべきトコは最大限気を付けながら）やはり開催した方が良い」である。こう書くと「障害者なのに？」って思われるだろうけど、ワタクシは「障害者だからこそ」と答える次第である。何故ならば障害者は健常者以上に、自分が輝ける場を必要としているからである。ワタクシは障害者側の人間だからこそ、ソレが痛いほど分かるのである。
障害者として生きるという事のデメリットは「生活に不便する」だけだと思ったら大間違いである。仕事も制限され出世街道が一気に険しくなる、交友関係も結婚も間々ならなくなる、世間から良かれ悪かれ奇異な目で見られる等々。そういう理解や援助だけじゃどうにもし難い現実があるのである。だからこそスポーツはじめ自己肯定感を増してくれる何かは重要だし、とりわけアスリートにとって桁違いの注目度があるパラリンピックは掛け替えの無い機会なのである。ワタクシはそういう人に対し「人々の健康の為にお前等犠牲になれ」とは口が裂けても言えない次第である。
＊集団主義とナショナリズム
ことニッポンにおいては新コロのせいで「ナショナリズム云々」の話題は殆ど掻き消されてしまった状態であるが、お隣の韓国じゃ【日韓戦で侃々諤々やってた】みたいである(^_^;)まぁあそこはナショナリズムで元来バラバラな人達を結び付けてた側面があるので、失敗するとそうなるわなって感じである：
元々朝鮮半島は地域毎の部族社会で集団主義で、長年中国の属国やってて、ニッポンにも植民地支配されてた
↓
独立後に軍事独裁政権が強引に一つにして、全部まとめて「韓民族」という新しいアイデンティティーを植え付ける
↓
「全韓民族が一つになって努力すれば経済的にも成功できる」って利益供与な形で自発的な統一を促す
↓
その際「○×よりも一つにまとまった我々のが優れてるッ！」って優越感もオマケする
↓
損するトコが出てきても「他所の勝利は民族の勝利ッ！」って感じに集団主義で補う
↓
(ﾟдﾟ)ｳﾏｰ
という風に、独立から今に至ってるのである。別に韓国に限らずインドネシアもそうやってるし、サダム・フセイン時代のイラクだってそうだし、大概の発展途上国はそうやってるのである。そうしないとアフリカ各国で起こってるように民族同士の内戦に突入して、互いに貧しくなり合うだけだからである。
先進国に住んでると「独裁政権は悪ッ！」って思いがちだけど、ワタクシは必ずしもそう思ってないのである。ソレで国内が安定して経済成長出来てる＆国民生活の質が上がってるなら、ソレは必要悪とも言えるのである。でもって韓国が上手いなと思ったのが、そういうのを上手く利用して国のステータスを上げる方法がである：
将来有望なジャンルを絞って、ピンポイントで政府が徹底支援と優遇措置を行う
↓
出世や成功の道は当然だけど狭き門となり、壮絶な競争が繰り広げられる
↓
勝ち上がった少数の超優秀なエリートに国際社会での躍進を託す
↓
負けた大多数には「コレは我々民族の勝利」とエリートの躍進で慰める
↓
(ﾟдﾟ)ｳﾏｰ?
といった感じである。韓国で言うとサムスンとかK-POPとかアーチェリーとかショートトラックとかがソレであろう。ソコまで国際舞台での活躍が重要かって？超重要なのである。ニッポンじゃピンと来ないだろうけど、タイ除いたアジア各国って何処も植民地支配を受けていて、多かれ少なかれ欧米列強に対する劣等感や嫉妬心を抱えているのである。だから欧米列強（韓国の場合ニッポンも）に打ち勝つってのは、国民の留飲を激下げして民族の統一感を高める最大のチャンスなのである。
じゃあ負けた大多数の人等は民族の栄光とやらで満足できるのかと問われたら、答えはノーである。一昔前なら韓国経済がまだまだ成長出来てた→成長できてた分のリターンがあったからマシだったけど、今の韓国経済は停滞しまくって格差が酷くなって、結果ルサンチマンという形でエリートへ向かうのである：
「民族の威信を託したのに負けやがってッ！」ってスポーツ選手を叩く
↓
「民族の恥だッ！」って政治家や大企業社長の汚職を徹底的に断罪する
↓
鬱憤を晴らす為に大々的なデモ行動が行われる
↓
ソコから民族の分裂＆内戦を恐れる政府がガス抜きの為に国民の意見を呑んじゃう
↓
或いは矛先をズラす為にニッポンとの歴史云々を持ち出す
↓
当然、根本的には何も解決していない
↓
( ﾟДﾟ)ﾏｽﾞｰ
というワケである。どうすれば良いかって、欧米がやってるように個人主義＆マルチカルチャー化に進むしかないと思うのであるが、今まで極端に集団主義＆モノカルチャーにステ振りしてただけあって難しそうである(^_^;)ただ韓国との歴史問題云々の解決は、最終的にはソレしかないとワタクシは考えてるのである。
＊マルチカルチャーのススメ
ニッポンが上手く行ったトコは何処かと問われたら、ワタクシは「早い内からマルチカルチャー化に踏み出せた事」と答える次第である。例えばトヨタはあんだけデカい企業だけど、ニッポン経済で言えば３％に過ぎない（因みにサムスンが韓国経済の３割）のである。色んなトコに才能とリソースを振り分けられてるから、万が一どこかがコケてもリカバリーがし易いのである。モノカルチャー経済の何が怖いって、ソコがコケたら全体がヤバくなる事がである。だから国がある程度成長したら、リソースを分散させるためのマルチカルチャー化および個人主義が欠かせないのである。
個人主義というと悪い事のように聞こえるが、実際はそうじゃないのである。何故個人主義が可能かって、国が個人で何でも出来るように各種インフラを取り揃えてるからこそなのである。途上国とかにはソレが無いから、商売する為にカネ借りるのも、客を確保するのも、店を維持するのも所属する集団に依存する事になり、結果として個人の意志よりも集団の意志が優先されてしまうのである。個人主義だからこそオンリーワンの発想が生まれ、そのオンリーワンの発想がノーベル賞級の発見やGAFA級の起業に繋がるのである。二番煎じは安いけど長続きしないと再確認した今日この頃であった。
